昔から愛用している人が多く、火をガッツリと通した調理をしたい方にとっては必須となっている鉄製のフライパンや鍋ですが他の鍋とは掃除の仕方が異なっています。
そこで、今回は鉄製鍋の焦げの簡単な落とし方と焦げを予防する方法を紹介します。
鉄製の鍋やフライパンの焦げ対策として役立つ情報をこれでもかと集めてお届けしますので、鉄製のフライパンや鍋を使っているという方には是非とも見てもらいたい情報満載です。
鉄製鍋の焦げの簡単な落とし方とポイント!
鉄製の鍋の焦げを落とす方法は他の鍋とはかなり異なりますので、メンテナンスをするときはまずやり方をチェックしてください。
初めて鉄製の鍋やフライパンを使った方は知らないことばかりだと思いますので、動画や記事などをしっかりと見ながら作業をしましょう。
準備するもの
・メラミンスポンジ
・金タワシ
・掃除用手袋
・食用油(動画ではごま油)
・塩
・野菜くず
・キッチンペーパー
・雑巾
・マイクロファイバークロス
やり方
こちらの動画は『【鉄フライパンを再生】くっつかない鉄フライパンの手入れのコツ【目玉焼きもスルッスル】』という動画で鉄製のフライパンを丁寧に掃除していく過程を解説しています。
フライパンでの工程ですが非常にためになるので、鉄製の鍋にもこのやり方が転用できるでしょう。
かなり独特な方法となっているので、鍋では実行が難しいと感じた工程はアレンジする必要があると思われます(鍋で野菜くずを入れて油で揚げる工程が難しい可能性あり)。
鉄製の鍋やフライパンの焦げの簡単な落とし方
①まずはしっかりと換気する
②鍋やフライパンを強火で火にかけて空焚きする
③焦げが変色したら側面の部分にもしっかりと火をかけていく
④汚れをしっかりと焼ききったら冷めるまで放置
⑤ある程度冷めたら金だわしやステンレスヘラやメラミンスポンジや洗剤などを使って焦げを除去する
⑥汚れを落としてある程度雑巾で拭き取って水分を除去する
⑦再度火にかけて水分を蒸発させる
⑧食用油を底から1cm程度の深さになるまで注ぐ
⑨その状態で少量の塩を加えて溶かす
⑩野菜くずを入れて10分ほど揚げる
⑪野菜くずをどかして油をタッパーなどに移す
⑫コーティングした鍋やフライパンをスポンジで軽く水洗いする
⑬雑巾などで拭き取って水分を除去し再度火にかけて水分を蒸発させる
⑭先ほど別の容器に移した油を鍋やフライパンに薄くひいて火にかける
⑮キッチンペーパーを使って満遍なく油を塗っていく
⑯火にかけ続けることで煙が出るようになったら出なくなるまで放置する
⑰煙が出なくなったら火を止める
⑱濡れた雑巾の上に置いてイッキにフライパンや鍋を冷ます
⑲この油を塗って火にかけて煙が出なくなったら冷やすという行程を3回程度繰り返す
⑳コーティングが終わったら水で洗い流して余分な油を除去する
㉑最後に火をかけて水気を飛ばしたら終了
ポイント
鉄製鍋を掃除する時の注意点
鉄製の鍋やフライパンを掃除する上での注意点は、やはり油を使ってコーティングをするという作業にあります。
この工程は火傷する可能性がありますので、十分に気をつけて作業をしてください。
特に、油をコーティングする作業ではキッチンペーパーを使って塗っていく工程があるので火傷に要注意です。
また、煙がかなり発生するので、きちんと換気した状態で掃除をすることも重要になります。
あとは鉄製品全般に言える欠点に関することで、やっぱり重い故に非力な人が片手で扱うのはちょっと大変という点があります。
油をコーティングするという作業がありますがこれをフライパン側を綺麗に動かして塗るといった対応になるとちょっと大変なのでキッチンペーパーなどを使って塗り広げるようにするといいでしょう。
鉄製鍋の焦げを放置していると?
鉄製品の欠点でもあるのですが、あまりにも焦げなどの汚れを放置すると錆びが発生します。
口に入れる食品を扱う調理器具に錆びが発生していると、その錆びの成分を口に含むことになるので推奨できないのです。
ある程度しつこい汚れでも空焼きをしてから削るといった作業である程度落とすことはできますが、錆びが発生すると色々と面倒なことになるので、そうなる前に綺麗にしておくことを推奨します。
オススメの掃除頻度はどのくらい?
基本的に調理器具の掃除頻度は毎回なのですが、鉄製品は手入れをするときに注意点があるのです。
鉄フライパンや鉄鍋は使い続けることで油の層を作り、馴染ませていくことが重要なのです。
この層は毎回ゴシゴシ洗いをしてしまうと剥がれてしまうので、フライパン表面の油は完璧に落とさないようにしてください。
これはちょっと加減が難しいのですが8割から9割程度に抑えつつ掃除をしてください。
掃除頻度は毎回調理をし終わった後にするのは鉄板として、その加減を意識しましょう。
焦げを予防する効果的な方法!
焦げを予防する方法はいくつかあります。
まず鉄則となるのが購入したばかりのフライパンや鍋で『焼き切り』を行うことです。
これは購入したばかりのフライパンや鍋の表面に蝋が塗ってあるためで、この蝋が調理した物に溶け込まないようにするための作業となります。
そこからは日々の料理で油を徐々に馴染ませ、洗うときは100%油を落とすのではなく多少は残す用に意識して綺麗にしましょう。
最初の焼き切りの後に油ならしをして鍋肌全体に油を馴染ませるといった対応を推奨する人もいます。
どうしても焦げが落ちない時の裏技!
どうしても焦げが落ちない時はやはりクレンザーや金属たわしで擦り洗いすることが推奨されています。
他のフライパンや鍋では傷がつくのでアウトなのですが、鉄製品ならば問題なくできるのです。
しつこい汚れが発生しても力強く擦り洗いして焦げや変色を落としてください。
他にも重曹を使ったつけ置きで放置するというやり方がありますが、実体験として金属たわしで擦り洗いをした方がより効率的と感じました。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は鉄製鍋の焦げの簡単な落とし方と焦げを予防する方法についてまとめていきました。
鉄製のフライパンや鍋はかなり掃除の仕方やケアの仕方が異なっているので、最初に取扱説説明書を読んだ方がいいと思います。
説明書に手入れの仕方が丁寧に書いてあることが多いので、そちらを確認しつつやり方が間違っていないかどうかを見ておくといいでしょう。
コメント