クエン酸でシャワーヘッドを掃除するやり方とポイントや注意点!

スポンサーリンク
お風呂掃除

シャワーヘッドについた水垢汚れは、クエン酸を使うと綺麗に落とすことができます。

クエン酸は自然由来の成分で、人や環境に優しいナチュラルクリーニングの一種。

小さなお子さんがいる家庭でも安心して使える上、シャワーヘッドに限らず、リビングやキッチンなどの掃除や消臭にも使えるので、常備しているという方も多いのではないでしょうか。

とは言え、クエン酸を使ってどのようにシャワーヘッドを掃除するのか、よくわからないという方もいるかも知れません。

そこで今回は、クエン酸でシャワーヘッドを掃除するやり方や注意点を調べてみました。

クエン酸でシャワーヘッドを掃除するやり方!

準備するもの

・クエン酸
・洗面器
・歯ブラシ

やり方

①洗面器にお湯とクエン酸を入れます。

②そこにシャワーヘッドを浸け、10分ほど放置します。

③1つけおきしたシャワーヘッドを、使い古しの歯ブラシなどでこすり、汚れを落とします。

ポイント

クエン酸とお湯を混ぜる時は、お湯の温度を40℃程度にするとクエン酸が溶けやすくなり、洗浄効果がアップします。

クエン酸をシャワーヘッドに使う時の注意点


シャワーヘッドのメーカーや製品によっては、指定以外の洗剤での掃除は禁止している場合があります。

クエン酸を使う時は取り扱い説明書を確認して、禁止されていないかを確認して下さい。
(クエン酸での掃除は大丈夫でも、「つけおき」はNGとなっていることもあります)
シャワーヘッドにカビが発生していると、カビ取り剤(塩素系漂白剤)を使って掃除をすることがありますが、その時に同じタイミングで、クエン酸を使うのは絶対に止めて下さい。
酸性洗剤と塩素系漂白剤が混ざると、塩素ガスが発生して、急性呼吸不全などを起こすことがあります。
クエン酸でシャワーヘッドを掃除する時は、同じ日にカビ取り剤などの塩素系漂白剤は使わないようにしましょう。

クエン酸の掃除効果は?


クエン酸は「酸」と付く通り酸性の洗剤です。

そのため、真逆の性質を持つアルカリ性の汚れに使うと、中和、分解がされやすくなり、汚れが落ちやすくなります。

お風呂につくアルカリ性の汚れには、鏡につく水垢や石鹸カスがありますが、クエン酸はお風呂以外の掃除にも使うことができ、例えばトイレの便器の黄ばみや尿石、キッチンの水回りの白っぽい汚れ(こちらも水垢になります)などにも効果を発揮します。

また、消臭、除菌効果もあり、魚の生臭い匂いやタバコの臭い、ペットのトイレ付近のアンモニア臭などには、クエン酸を水で希釈したクエン酸水スプレーを吹きかけることで、臭いを抑えることができます。

クエン酸を使う時の注意点

塩素系漂白剤と混ぜない

クエン酸(酸性洗剤)と塩素系漂白剤を混ぜると、有毒の塩素ガスが発生して大変危険です。

クエン酸は水垢などのアルカリ性の汚れに効くため、水垢とカビの両方を落としたい時にクエン酸とカビキラーを併用してしまうことがありますが、絶対に止めて下さい。

クエン酸でシャワーヘッドを掃除したら、カビ取り剤の使用は翌日以降に行うのがよいでしょう。

使えない素材がある

クエン酸(酸性洗剤)を使うと、錆や変色を起こす恐れのある素材があります。

金属や大理石などが該当しますが、シャワーヘッドの場合、ホースとの繋ぎ目に金属が使われていることがあるので注意しましょう。

ゴム手袋を着用する

クエン酸は自然由来の成分のため、人工的な洗剤よりも人や環境に優しいと言われていますが、皮膚に直接触れると炎症が起こることがあります。

掃除に使う場合は必ずゴム手袋をして、皮膚を保護するようにして下さい。

シャワーヘッドの掃除頻度はどのくらい?


シャワーヘッドは、一ヵ月に一回の頻度で掃除をしましょう。

思っていたよりも期間が空くので、次の掃除をうっかり忘れてしまいそうな時は、前もって「毎月一日はシャワーヘッドの掃除の日」「月末にシャワーヘッドを掃除する」など、日にちを決めておくとよいかも知れません。

なお、決めた日以外であっても、シャワーヘッドの汚れが気になる時は掃除をして構いません。

こまめにメンテナンスを行うことで、汚れがひどくなるのを防ぐことができます。

シャワーヘッドを綺麗に保つ方法は?

換気を行う

お風呂に入った後は、湿度や温度が高くなり、カビが生えやすくなります。

窓を開ける、換気扇を回すなどして浴室の温まった空気を外と入れ替えましょう。

換気を行うと湿度、温度が下がり、カビの発生を防ぐことができます。

シャワーフックは高い位置に設置する

浴室は上の方が湿気がこもりにくいので、シャワーフックを高い位置に設置した方が、シャワーヘッドにカビが生えるのを防ぎやすくなります。

低い位置にしかフックがないという場合は、ホームセンターなどでフックを購入して取り付ける(賃貸でも使える吸盤タイプもあります)とよいでしょう。

水を切る

シャワーを使った後、シャワーヘッドを上下に振るようにすると付着していた水滴が落ちます。

とても簡単な予防方法ですが、これだけでもカビの発生を防ぐことができるので、早速今日から実践してみるのがよいでしょう。

シャワーヘッドの汚れの原因

皮脂汚れ

皮脂汚れとは、皮膚表面の脂肪酸がターンオーバーで剥がれ落ちたもので、油とタンパク質を含むため、放置していると頑固で落としにくい汚れになります。

水垢

水垢は水が蒸発してカルシウムなどのミネラル分が残り、結晶化したものです。

触るとザラザラ、カリカリしていて固く、軽くこすったくらいでは落とすことができません。

シャワーヘッドの穴に詰まると、お湯が出にくくなるなどのトラブルが起こりやすくなります。

石鹸カス

シャンプーやリンス、ボディーソープに含まれている石鹸成分と、皮脂汚れ、水垢などの汚れが混じり、こびりついた汚れになります。

カビ

シャワーヘッドはお湯(水)が出るため湿気を含みやすいため、カビが発生しやすい場所です。

また、水垢や石鹸カス、皮脂汚れはカビの栄養分となり、繁殖を促してしまいます。

シャワーヘッドを掃除しないとどうなる?


シャワーヘッドを掃除せずに汚れを放置していると、カビが発生し、アレルギーの原因になることがあります。

特に免疫力の低い小さなお子さんや高齢者がいる場合は、カビの発生には十分に注意をする必要があります。

また、汚れがシャワーヘッドの穴に詰まると、水圧が下がったり、お湯が真っすぐに飛ばなくなるので、シャワーを浴びる時間が長くなります。

そうすると、ガス代や水道代が上がってしまう可能性があります。

このようなことから、シャワーヘッドの汚れを放置するのは単に「汚れが気になる」「不潔に感じる」だけではなく、カビの発生により健康に害が及んだり、お湯を使う量が増えて家計を圧迫することにも繋がるため、早急に対処することが大切です。

まとめ

シャワーヘッドの水垢汚れは、クエン酸を使って落すことができます。

ただし、シャワーヘッドには水垢汚れ以外にも皮脂汚れやカビがついていることがあり、これらの汚れは酸性の汚れのため、クエン酸では落とすことができます。

酸性の汚れはアルカリ性洗剤や塩素系漂白剤(アルカリ性が極めて高い洗剤)を使うことで汚れが中和されますが、酸性洗剤と塩素系漂白剤が混ざると危険のため、同じ日に使って掃除をするのは避けるようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました