電気ケトルの掃除は頻度のどのくらいなのか気になります。
そもそも電気ケトルは掃除する必要があるのか知りたいですよね。
電気ケトルを使っているけど、今まで一度も掃除をしたことがないという方もいるのではないでしょうか。
電気ケトルは掃除をしないで使っても大丈夫なのか調べてみました。
電気ケトルの掃除頻度はどのくらい?
電気ケトルの掃除頻度は、1ヵ月に1回が理想です。
意外と多いと思ったでしょうか、それとも少ないと思いましたか?
詳しい電気ケトルの掃除の方法は後述しているので、ここでは説明を省略しますが、電気ケトルの掃除は難しいものではありません。
そのため、1ヵ月に1回の頻度でも習慣になれば問題はないと思われますが、仕事などで忙しく1ヵ月に1回の頻度で掃除は無理と思う方がいるかも知れませんね。
そのような場合は、最低でも3ヵ月に1回の頻度で掃除をすればよいでしょう。
電気ケトルを掃除する必要はあるの?
水を入れてお湯を沸かす電気ケトルは、そもそも掃除をする必要がないのでは?と思う方もいるかも知れません。
それに、お湯を沸騰させることで煮沸消毒にもなるので、電気ケトルは常に綺麗なのでは?と思いますよね。
結論から申し上げますと、電気ケトルの掃除は必要になりますよ。
その理由は、次の「電気ケトルの掃除をサボっていると大変なことに?」で詳しくご紹介しましょう。
電気ケトルの掃除をサボっていると大変なことに?
電気ケトルの主な汚れは「カルキ」です。
「カルキ」とは水分が蒸発したときにカルシウムなどのミネラルが結晶化したもので、水道の蛇口や浴槽のヘリなどによく見かける白い汚れになります。
実は、「カルキ」自体は人体に影響を及ぼす汚れではないので、電気ケトルの「カルキ」も少量であればそこまで問題にはなりません。
しかし、「カルキ」が蓄積してくるとお湯の匂いが変化し、味が変わってしまいます。
電気ケトルのお湯で入れたコーヒーやお茶の味がなんか変と思ったら、それは「カルキ」が原因かも知れませんね。
また、電気ケトルのフィルターにはホコリやゴミなどが付着しやすいため、放置しておくとホコリやゴミが溜まった状態で沸かしたお湯を注いでいることになります。
いくら人体に害がないとは言え、気持ちのよいものではありませんよね。
おいしいお湯で入れたコーヒーやお茶を楽しみたい方は、定期的に電気ケトルの掃除をした方がいいですよね。
簡単にできる電気ケトルの掃除方法!
電気ケトルの掃除は簡単に行うことができます。
ここでは、電気ケトルの掃除方法をご紹介します。
準備するもの
・重曹
・スプレーボトル
・キッチンペーパー
やり方
① 電気ケトルの満水ラインまで水を入れます。
② クエン酸を大さじ1杯入れます。
③ 電気ケトルの電源をオンにし、沸騰後、1時間放置します。
④ お湯を捨てたら、水で2~3回すすぎます。
⑤ 続いて、スプレーボトルに200mlのぬるま湯を注ぎ、大さじ1杯の重曹を入れます。
⑥ キッチンペーパーに吹きかけ、電気ケトルの外側の部分を綺麗に拭いて終了です。
ポイント
電気ケトルの内部に付着する「カルキ」はアルカリ性の汚れのため、酸性のクエン酸が汚れを落としやすくします。
反対に電気ケトルの外側の主な汚れである皮脂汚れや油汚れは酸性のため、アルカリ性の重曹を使うことで汚れが落ちやすくなりますよ。
電気ケトルを掃除するときに注意すること
電気ケトルの掃除は誰でも手軽に行えますが、掃除の前には必ず以下の注意点を確認して下さい。
必ずプラグを抜く
電源が入った状態で、電気ケトルの掃除はしないで下さい。
電源が入っていると思わぬ事故の原因になることがあります。
また、本体が熱いまま掃除をするのも止めましょう。
手袋をして行う
電気ケトルの掃除で使うクエン酸や重曹は、自然由来の成分なので肌荒れがしにくい素材と言われています。
ですが、肌荒れをしやすい方が素手で扱うとトラブルの原因となります。
肌荒れしにくい方でも、長時間の使用で荒れることがあるので、ゴム手袋などで手を保護した状態で掃除を行うようにしましょう。
食器用洗剤などは使わない
電気ケトルの内部に付いた汚れを取る時に、食器用洗剤や漂白剤、スポンジのナイロン面、たわし、研磨剤などは使わないで下さい。
汚れが気になる時は、やわらかいスポンジで軽くこする程度にしましょう。
掃除後にさかさまにしない
電気ケトルの内部を乾燥させるために、上下をさかさまにして電気ケトルを置いてしまうと、水分が内部に侵入して故障の原因になることがあります。
通電台は水洗いしない
通電台に水をかけるとショートなどの原因になります。
汚れはよく絞った布巾で拭き掃除を行ってください。
お酢は匂いが残る可能性がある
クエン酸がない場合、同じ酸性のお酢やレモン汁でも電気ケトルの内部の掃除に使うことができますが、お酢やレモン汁を使うと匂いが残ることがあります。
気になる方はお酢ではなく、クエン酸を使うのがよいでしょう。
どうしても電気ケトルが綺麗にならない時は?
クエン酸や重要を使って掃除をしても汚れが綺麗にならない場合は、クエン酸や重曹を水ないしぬるま湯に溶いたものをキッチンペーパーに沁み込ませ、汚れが気になる部分に貼り付けましょう。
そのまましばらく置いてからキッチンペーパーを剥がすと、汚れが取れやすくなっていますよ。
汚れにクエン酸や重曹の成分が密着して、汚れが落ちやすくなります。
電気ケトルの汚れを防ぐオススメの方法!
電気ケトルの掃除の頻度を長くしたい場合は、電気ケトルに汚れが付きにくくなるように工夫してみましょう。
電気ケトルの汚れを防ぐ、オススメの方法をご紹介します。
使用後は乾燥させる
電気ケトルのお湯を沸かした後、残ったお湯はどうしていますか?
そのまま残しておいて、次に使う方が多いのではないでしょうか。
電気ケトルの内部の汚れの「カルキ」は、水が蒸発する時のカルシウムなどのミネラルが原因です。
そのため、電気ケトルに水やお湯が溜まっている時間が長いほど蓄積しやすくなります。
「カルキ」の発生を防ぐには、使用後はお湯を捨て、内部を乾燥させておくのが最も良い方法ですよ。
しばらく使わない時は、綺麗な布巾などで拭いて完全に乾燥させておくとよいでしょう。
ミネラルウォーターよりも水道水を使う
ミネラルが豊富に含まれているミネラルウォーターは、「カルキ」が発生しやすいです。
ミネラルウォーターの中でもミネラル含有量が多い硬水、次に軟水の順で「カルキ」が付きやすくなります。
水道水はミネラルウォーターよりもミネラルは少ないものの、「カルキ」の原因となる塩素が含まれているので、基本的にはどれを使っても「カルキ」を完全に防ぐことができません。
硬水>軟水>水道水の順で「カルキ」が付きやすくなるため、水道水を使うと「カルキ」を防ぎやすくなります。
まとめ
電気ケトルの掃除頻度は1ヶ月に1回が理想です。
電気ケトルの内部の掃除はクエン酸を入れて沸騰させた後、1時間ほど放置するだけ。
電気ケトルの外側の掃除も、重曹を含んだぬるま湯をスプレーしてふき取るだけなので、どちらも手間はかかりません。
月一の掃除の習慣をつけてしまえば、簡単に行うことができますよ。
どうしても1ヶ月に1回の掃除は無理という場合は、まずは2ヵ月に1回、または3ヵ月に1回の頻度で掃除を行うことから始めてみて下さい。
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