トイレの中で汚れが気になるのは、便器や便座ではないでしょうか。
そのため、便器や便座さえしっかり掃除しておけばよいと考えてしまい、他の場所の掃除は適当になってしまっていることがあるかも知れません。
しかし、トイレの床は汚れがつきやすく、放置しているとこびりついて落とせなくなったり、嫌な臭いの原因になります。
便器や便座を綺麗にしていても、トイレの臭いが気になるという場合は床が汚れている可能性があるので、しっかりと掃除を行っていきましょう。
そこで今回は、トイレの床の掃除のやり方やポイント、頻度などを解説していきます。
トイレの汚れた床の掃除のやり方やポイント!
準備するもの
・クエン酸の激落ちくん
やり方
①キレキラ!トイレクリーナーにクエン酸の激落ちくんを吹きかけ、床を拭いていきます。
②床はトイレの奥から拭き始め、手前に向かって拭いていきます。
ポイント
トイレの床を掃除するときの注意点は?
水気はしっかりと拭き取る
トイレの床にクッションフロアを使っている場合、洗剤をつけて拭いた後、水拭きで終わらせてしまうと床が滑りやすくなります。
必ず空拭きをするようにしましょう。
また、最近はインテリア性を高めるため、トイレの床をフローリングにする場合がありますが、フローリングの床を掃除する時は使う洗剤が強すぎると傷みの原因になりますし、しっかりと水気をとらないと腐食することがあります。
素材によって使える洗剤が異なる
トイレの床に使用されている素材によっては、酸性洗剤、アルカリ性洗剤の使用が不可となっているものもあります。
(例えば大理石や人工大理石など)
クエン酸は自然由来の成分のため、一般的に販売されている酸性洗剤よりも素材には優しいですが、使用NGとなっていることがあるので注意しましょう。
床は最後に掃除する
ホコリなどの汚れは上から下に溜まるので、トイレ掃除で最初に床を掃除しても、後から他の場所を掃除すると結局汚れが床に落ちてしまいます。
床掃除はトイレ掃除の最後の方に行うのがよいでしょう。
トイレの床掃除の頻度はどのくらい?
トイレの床掃除の頻度は、毎日の使用時に汚してしまった時にはその都度、トイレ用シートなどで汚れを取り除き、後は週一回、掃除機をかけてホコリをとり、隅々まで拭き掃除を行うのがよいでしょう。
トイレ掃除と言うと、汚れが目立ちやすい便器や便座の方に意識が向いてしまいがちですが、実は床もかなり汚れています。
トイレ掃除をしているにも関わらず、嫌な臭いがとれないという場合は床に汚れが溜まっている可能性もあるので、こまめに汚れを取り除くようにしましょう。
トイレの床の汚れを予防する方法は?
毎日掃除をする
便座や便器に付く汚れとは違い、床の汚れはあまり目に付く汚れとは言えません。
しかし、床にはかなりの汚れが付着していることから、できれば毎日、拭き掃除をすることをお勧めします。
こまめに掃除をしていれば、こびりついて頑固な汚れになるのを防ぐことができます。
トイレマットやスリッパをおかない
トイレマットやスリッパは、トイレの汚れを防ぐために使っているという方が多いと思いますが、飛び散った尿などが付着したまま、数日、長ければそれ以上トイレに置きっぱなしになるため、実はあまり衛生的とは言えません。
トイレマットやスリッパを置くなら、一日使ったら予備と替えて洗濯をしないと、雑菌が繁殖して嫌な臭いの元になってしまいます。
座って用を足す
男性が立ったまま用を足すと、想像以上に尿が床へと飛び散っています。
そのため、座って用を足してもらうだけで、汚れの度合がかなり違ってきます。
トイレを使用する人の中に男性がいる場合は、座って用を足してもらうように提案してみましょう。
トイレの床が汚れる原因は?
トイレの床が汚れる主な原因は尿の飛び散りです。
女性は座って用を足すため、床に飛び散ることはあまりありませんが(とは言え、全くないわけではありません)、立って用を足す男性の場合、一日で2,000滴もの尿が床に付着していると言われています。
また、年齢的に上手にトイレを使えないお子さんがいれば、汚れ方はもっとひどくなるでしょう。
さらに、トイレの床には尿の飛び散り以外にもホコリや髪の毛などが落ちています。
尿とホコリが混じると雑菌が繁殖して嫌な臭いの元になってしまうため、床の掃除は便器や便座と同様に、こまめにしっかりと行う必要があります。
トイレの床掃除に役立つグッズ!
トイレの床を拭き掃除するには、腰を屈めた体勢にならなければいけません。
それだと体が辛くなり、隅々までしっかりと掃除ができなくなってしまうこともありますし、便器に顔を近づけることに何となく抵抗感があると言う方もいるでしょう。
そのような悩みを解消するのが、トイレ用フロアワイパーです。
フロアワイパーはフローリングのリビングや廊下などを掃除する際に使っている方も多いと思いますが、トイレ用は便器と床の隙間など曲線にも対応できるよう、ヘッド部分が工夫されているものが多く、もちろん体を屈める必要がないので楽に掃除が行えます。
また、掃除で使った後はそのままトイレに流すことができるので、繰り返し使う雑巾のように、汚れを洗う手間もありません。
トイレの床がどうしても綺麗にならない時は?
トイレの床の掃除を長期間せずに過ごしてしまい、汚れに気付いた時にはかなりこびりついてしまっていて、掃除をしたものの思うように綺麗にすることはできなかった・・。
このような場合は、クリーニング業者に掃除を依頼してみましょう。
クリーニング業者は掃除のプロですから、使っている洗剤も当然ながらプロ仕様のものですし、汚れを落とす道具も揃っています。
一方で、家庭でできる掃除の範囲は限られていますし、床の素材と洗剤の相性などの知識も一般の方はなかなか持ち合わせていません。
汚れを落としたい一心で強くこすってしまい、床が傷んでしまったなんてことになる前に、自分でできる範囲の掃除をしても汚れが落ちなかった場合は、クリーニング業者にお願いしましょう。
トイレのクリーニング業者の料金相場は?
トイレ掃除をクリーニング業者に依頼する場合、気になるのが料金だと思います。
トイレ掃除の料金は、床のみ、便器のみのように場所によって決められているわけではなく、基本的には便器、タンク、床、壁、棚などの掃除が含まれた形になっています。
そのため、床だけを掃除してもらうことはできず、依頼するなら便器や壁などの掃除も込みになりますが、料金は業者によって異なり7,000~12,000円が相場となっています。
なお、上記の料金内には換気扇の掃除は含まれていないことが多いため、床の掃除と合わせて換気扇の掃除もお願いしたい場合は基本料金にプラス3,000~5,000円ほどかかると覚えておくとよいでしょう。
(掃除の内容や範囲は業者ごとに違うので、契約する前に必ず確認しておくとよいでしょう)
まとめ
トイレ掃除の中で便器や便座と違い、つい忘れがちになってしまう床の汚れ。
床は想像以上に汚れているため、便器や便座と同様にしっかりと汚れを落とす必要があります。
トイレの床を掃除する場合、トイレ用クリーナーなどで拭き掃除をするのはもちろんですが、ホコリを取り除くことも大切です。
ホコリが溜まっていると雑菌が繁殖しやすくなるので、拭き掃除の前に必ずホコリを取るようにしましょう。
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