過炭酸ナトリウムを使ったトイレタンクの掃除方法やポイント!

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トイレ掃除

トイレタンクの掃除に、過炭酸ナトリウムを使ってみましょう。

過炭酸ナトリウムとは初めて聞く名前と思うかも知れませんが、市販されている酸素系漂白剤(粉末)の主成分として使われているもので、ワイドハイターやオキシクリーンが代表的な商品となっています。

これらが自宅にあれば、今すぐにトイレタンクの掃除を行うことができます。

今回は、過炭酸ナトリウムを使ったトイレタンクの掃除方法をご紹介します。

過炭酸ナトリウムを使ったトイレタンクの掃除方法!

準備するもの

・過炭酸ナトリウム
・お湯(40~50度)
・歯ブラシ

やり方

①簡単に簡単に掃除する場合は、トイレタンクに過炭酸ナトリウムを入れてしばらく放置し、後は水を流すだけでOKです。

②本格的に掃除するなら、止水栓を止め、過炭酸ナトリウムとお湯を入れ、お湯に浸かっていない部分は歯ブラシで汚れを擦り、一時間ほど放置した後、水を流して下さい。

③タンクの蓋は水拭きをして下さい。汚れがひどい時は過炭酸ナトリウムとお湯を入れた容器に蓋を入れ、浸け置きしてから汚れを軽く擦るとよいでしょう。

ポイント

過炭酸ナトリウムは水よりもお湯の方が溶けやすいですが、熱湯じゃトイレタンクを傷める原因になるので止めましょう。

過炭酸ナトリウムがトイレタンクの掃除にオススメの理由


過炭酸ナトリウムは水に溶けると水、酸素、炭酸ソーダに分解されるため、環境に優しいナチュラルクリーニングの一つとして、今、注目されている成分です。

ナチュラルクリーニングに使われる他の洗剤には重曹やセスキ炭酸ソーダがありますが、過炭酸ナトリウムを含めてこれらは全てアルカリ性です。

トイレタンクの主な汚れであるカビは酸性なので、アルカリ性の成分と中和させることで汚れ落ちがよくなるのですが、過炭酸ナトリウムは環境に優しい成分でありながら、重曹やセスキ炭酸ソーダよりもアルカリ度が高いため、より汚れが落としやすくなります。

これまで、重曹やセスキ炭酸ソーダを使っても、思うように汚れが落ちなかったという方は、こびりついたトイレタンク内部の汚れに過炭酸ナトリウムを使ってみましょう。

過炭酸ナトリウムを使うときの注意点


過炭酸ナトリウムは人や環境に優しい自然由来の成分ですが、取り扱いには注意が必要です。

アルカリ性のため、皮膚に触れるとかぶれることがあるので、掃除に使う時は必ずゴム手袋をして肌を保護するようにして下さい。

目や口に入ったら、水で十分に洗い流すようにしましょう。

また、過炭酸ナトリウムは粉のまま使わずに水に溶かして溶液にして使用しますが、水で溶かすよりもお湯の方が溶けやすくなり、効果が発揮されます。

なお、作った過炭酸ナトリウム溶液は保存せず、使いきるようにして下さい。

保存をすると水やお湯は腐ってしまうので、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

過炭酸ナトリウムでトイレ詰まりを予防できる!


トイレ掃除で便器を洗うことはあっても、排水管を綺麗にすることはなかなかできませんよね。

今回ご紹介する方法は排水管を隅々まで綺麗にできるわけではありませんが、便器や排水管に付いた汚れを落とすことで詰まりを予防することができます。

やり方はとても簡単で、便器に溜まっている部分に過炭酸ナトリウムとぬるま湯を注ぎます。

メーカーによりますが、便器の水は約1ℓあり、過炭酸ナトリウムの量は水1ℓに対して大さじ一杯程度です。

そのまま30分ほど放置した後、水を流して下さい。

過炭酸ナトリウムのアルカリ性が便器や排水管についた汚れを中和し、分解しやすくすることで、汚れが落ちて詰まりを予防することができます。

過炭酸ナトリウムって何?市販の商品で代表的なのは?


過炭酸ナトリウムとは、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と過酸化水素の化合物です。

アルカリ性の性質を持っており、汚れ落としに効果があると言われています。

また、過炭酸ナトリウムは水と合わせると、水、酸素、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)に分解されるため、人や環境に優しい成分として知られています。

過炭酸ナトリウムという名称で洗剤売り場にも置いてありますが、実は一般的に市販されている酸素系漂白剤の主成分は過炭酸ナトリウムです。

具体的には、ワイドハイターEXやオキシクリーンなどが該当します。

ただし、酸素系漂白剤には粉末と液体があり、過炭酸ナトリウムが使われているのは粉末の酸素系漂白剤になります。

液体の酸素系漂白剤には過酸化水素のみが主成分として使われており、酸性の性質のため、今回解説している過炭酸ナトリウムとは用途や使用方法が違うので注意して下さい。

トイレタンクが汚れる原因は?


トイレタンクが汚れる原因はカビや水垢です。

トイレタンクの中には常に水が溜まっているため、湿気が多くなり、カビが生えやすいと言えます。

さらにトイレは狭い空間のため、夏場は室温が高くなりやすく、カビの繁殖を促してしまいます。

また、タンク内の水は少しずつですが蒸発しているため、カルシウムなどのミネラルが残って結晶化すると水垢になります。

この水垢にカビがつくと、タンク内にこびりついてしまい、水が流れても落ちないしつこい汚れになってしまいます。

トイレタンクの掃除頻度はどのくらい?


トイレタンクの掃除頻度は、一ヵ月に一回がよいでしょう。

その理由は、トイレタンクの主な汚れの原因であるカビは、2~3ヵ月で繁殖してしまうからです。

カビが繁殖してしまうと掃除に手間がかかるため、その前に定期的に掃除をするのがお勧めです。

汚れを放置するとタンクはどうなる?


汚れを放置していると、タンク内ではどんどんとカビが繁殖してしまいます。

しかも、カビはタンク内に留まらずに、使用後に水を流すたびに便器内にも流れ出ます。

便器内には水垢や尿石といったこびりついた汚れが多いので、そこカビが付くと雑菌が発生したり、カビを繁殖させてしまう恐れがあります。

カビや雑菌が繁殖すると、汚れだけではなく、嫌な臭いもするようになってしまいます。

トイレ掃除をきちんと行っているにも関わらず、便器内に黒ずみがついたり、臭いがするという場合は、タンク内に汚れが溜まっていないか、確認してみるのがよいでしょう。

トイレタンクの汚れを防ぐ方法は?


トイレタンクの汚れを防ぐには、定期的に掃除をするのが一番よい方法です。

しかし、仕事などで忙しく、思うように掃除をする時間がとれないこともありますよね。

来週こそ必ず掃除をしようと決めていても、不意に予定が入って掃除ができなかったり・・。

そのようなことが続いて気が付いたら3ヵ月、半年と過ぎていて、タンクの中はカビがびっしり・・なんてこともあり得ます。

そこでお勧めなのが市販のトイレタンク洗浄剤です。

トイレタンク洗浄剤はタンクにポンと入れるだけで、水に成分が溶け出し、汚れを剥がしてくれるので、時間がなくてもタンクの掃除を行うことができます。

ただし、トイレタンク洗浄剤はあくまでも簡易的な掃除のため、時間がある時はトイレタンクの掃除は行って下さい。

トイレタンク洗浄剤を上手く使うことで、タンクにつく汚れを防ぎ、本来であれば一ヵ月に一回の頻度で行うべきタンク掃除の期間に、少し猶予を持たせることができると考えた方がよいでしょう。

まとめ

過炭酸ナトリウムを使ったトイレタンクの掃除方法をご紹介しましたが、トイレタンクのメーカーや製品によっては、トイレ用中性洗剤以外での掃除は推奨していない場合があります。

掃除をする前に、取り扱い説明書などで必ず使用可能かどうかを確認するようにしましょう。

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