銅製フライパンの焦げの落とし方!焦げが落ちない時の裏技!

スポンサーリンク
キッチン

日本ではあまり馴染みのない銅製のフライパンや鍋ですが、海外では殺菌効果などのプラス効果があることから愛用している地域が多く、日本でも今では当たり前のように購入できるようになっています。

そこで、今回は銅製品のフライパンで焦げが発生してしまったときに綺麗に落とす方法、つまり落とし方について解説致します。

銅製のフライパンでそもそも焦げが発生する原因は何なのか、焦げを落とすときにはどこに注意しなければいけないのか、未然に焦げを防ぐにはどういったテクニックがあるのかもご紹介しましょう。

銅製フライパンの焦げの落とし方とポイント!

銅製のフライパンや鍋は他の素材のフライパンや鍋とは異なる部分が多々あり、特にアルカリ性の洗剤が使えないという部分が大きく関わってきます。

そのため、今回の掃除で登場する洗剤は酸性洗剤と中性洗剤のみなのです。

準備するもの

・キッチンペーパー
・クエン酸
・スプレーボトル
・中性洗剤
・ピカール液
・掃除用手袋
・雑巾
・マイクロファイバークロス
・金たわし
・スポンジ

やり方

こちらの動画は『銅鍋の手入れ 銅鍋を簡単にピカピカにする方法【How to clean Mauviel copper pan】』というタイトルで、銅製の鍋で焦げを落とす方法を実践しています。

フライパンとは異なりますが、基本的なやり方は一緒なので今回紹介するやり方もこの動画のやり方に則したものとなります。

銅製品のフライパンで焦げが発生したときの対処法

①キッチンペーパーで焦げがひどい箇所を覆ってその上からクエン酸を噴射し密着させる、クエン酸はスプレーボトルにお湯300mlとクエン酸30gの割合で混ぜて作ったクエン酸水を使う

②2分程度経過したらキッチンペーパーを剥がしてキッチンペーパーなどで軽く拭き取る

③側面など焦げが発生している箇所も同じようにキッチンペーパーを貼り付けてからクエン酸を噴射し、密着させて放置してから一定時間経過後に剥がすという行程を繰り返す

④クエン酸を全体的に浸透させたら、ピカールをキッチンペーパーに染みこませて全体を丁寧に磨いていく

⑤ピカールで磨き終わった後はスポンジと中性洗剤を使って全体を丁寧に洗う

⑥流水で洗い流した後は水で濡らして固く絞った雑巾を使って拭いて、乾いたマイクロファイバークロスで拭き水気を飛ばしたら終了

ポイント

・クエン酸を使ってキッチンペーパーを密着させるときはできるだけ気泡が入らないようにスポンジなどで抑えると効果的
・放置時間は2分程度と短めだが焦げがひどい時は時間を延ばすのもあり
・より長く密着させるのなら乾いてしまうことでの弊害が出やすくなるのでラップなどで覆って密着させるとより効果が上がる
・一度で全体を覆うのはなかなかに大変なので、底面なら底面、側面なら側面とやる箇所をしぼって一箇所ずつ対処すること
・あまりにも焦げがひどい時はピカールだけでは落ちないことがある、そのときは粗い紙やすりなどを使って擦って落とす作業が必要になる
・紙やすりを使って削る必要があるのなら粗い紙やすりを使った後に細かい紙やすりを使ってツルツルに磨いた方がいい
・焦げがひどすぎるときは表面を焼いて対処するという方法もあり

銅製フライパンの焦げを落とす時の注意点


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/arcraft/b01g2u3n6o/

銅製品を掃除する時の注意点はいくつかあります。

まず、銅製品はアルカリ性とは相性が悪いので焦げ落としで他の素材ならお世話になることが多い重曹が使えないという点です。

これがかなり厄介で焦げを落とすためにはクエン酸など別の洗剤を用いないといけなくなります。

また、別の注意点としてピカールやヤスリで削るという行程があるのですが、削りすぎると錫メッキが落ちる可能性があるという点です。

銅のフライパンで錫の加工をしていて銀色になっているものはヤスリで削るという行程は避けた方がいいでしょう。

どうしても落とせない焦げが発生しているのならヤスリで削るという作業もありだと思いますが、錫メッキをしているタイプで削る時はそのメッキを剥がさないといけない状態にあると考える必要があります。

むしろ、そのメッキの効力が落ちているために焦げが発生していると考えることもできるでしょう。

他には、そういった焦げを落としやすい状態にするべく焼いて焦げを白い状態にするという方法もありますが、それはIHのコンロではできませんし火傷の危険性もありますので実行するときには細心の注意が必須となってきます。

銅製フライパンに焦げがつく原因は?


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/arcraft/b01g2tfv74/

銅製のフライパンでそもそも焦げが発生する原因は何なのでしょうか。

まず、フライパンで焦げが発生する原因はどの素材に限らず以下の理由があります。

・油が不足している
・温度が低すぎるので油が馴染んでいない
・温度が高すぎるので焦げている
・調理した物をそのままにしている
・強く擦り洗いしすぎて表面処理を剥がしてしまっている

これらの理由で生じる焦げが素材によって発生しやすかったり、素材によって新たに別の問題が発生して焦げが発生するのです。

銅製品の鍋やフライパンの特徴は『殺菌効果がある』とか『サビが発生しにくい』とか『手入れが簡単』といったものがありますが、その中で焦げに直結する部分は『熱伝導率が高い』という部分でしょう。

熱伝導率が高いことから熱ムラが発生しにくく焦げ付きにくいというメリットがあるのですが、そういった特徴を知らずに使い強火で一気に焼いてしまうと熱伝導率の高さから一気に高熱になって焦げる確率がアップするのです。

また、水分が少しでも残っているとそこから錆びが発生してしまい、焦げに繋がる可能性もあるので後処理の問題も考えられます。

他には、金属たわしなどを使って表面処理を削ってしまうケースや、アルカリ性洗剤を使ってしまい銅と反応して錆びが出やすくなってしまうということも考えられるでしょう。

どうしても焦げが落ちない時の裏技!


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/cranes/0746015/

クエン酸を使ってもダメという状況ならば、やはりヤスリや金ダワシやクレンザーなどを使って削るといったやり方になるでしょう。

その前に、ガスコンロタイプのキッチンならば火事に注意しつつ燃やすというやり方もあります。

ただし、こういったやり方は家庭環境によってはできませんし、ヤスリで削るというやり方は高確率で表面処理を剥がす事に繋がりますので、最終手段と言えるでしょう。

特に、錫メッキをしているタイプの銅製品のフライパンならばそれが剥がれるので焦げや錆びといったトラブルが発生する確率はどうしても上がります。

銅製フライパンの焦げを防ぐ方法!


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/arlqn/1200005000af0073/

フライパンの焦げを防ぐには『銅製フライパンに焦げがつく原因は?』でも述べたように、その原因や理由を理解した上で避けるようにすることです。

ただし、銅製品ならではの使い方もあるのでそちらも理解しておくことで焦げや錆び防止に繋がると思います。

まず、調理が終わった後は作った物をそのまま似せずに早めにお皿に盛るとかタッパーに移すといった対応をしてください。

また、調理中は温度管理に気をつけてできるだけ強火を避けて中火を使う時も弱火にしてから中火にするといった工夫が求められます。

調理後の対応としては中性洗剤と柔らかいスポンジを使って綺麗にして、水分を残さないように丁寧に拭きましょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は銅製フライパンの焦げの落とし方と焦げが落ちない時の裏技を紹介しました。

焦げが落ちにくい状態ならばヤスリで削ってあげることが正解ですが、先ほど述べたように表面処理として錫メッキをしているタイプならば注意が必要です。

どういった銅製品のフライパンなのかは説明書にきちんと書いてあるので、使う前にそちらをしっかりと読んで正しい使い方をしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました