ウォシュレットのノズルの掃除をしようと思って、ノズルが出なくて困ったことはありませんか?
そこで今回は、ウォシュレットのノズルが出ない時の掃除のやり方をご紹介します。
なお、ウォシュレットはTOTOの販売する温水洗浄便座のことで、他のメーカーの温水洗浄便座は違う商品名がつけられていますが、ここでは温水洗浄便座=ウォシュレットという認識で記載しています。
そのため、TOTO以外のLIXIL/INAX、パナソニックもウォシュエットという表記になっております。
基本的なウォシュレットのノズルが出ない時の掃除のやり方!
やり方
・便座の蓋を外します。
・本体の横にある引っ張りの部分を引っ張り、便器を前に押し出します。
・便器を立て、ノズルを引っ張り出します。
・便器を元に戻して、横の出ている部分を押すとロックがかかります。
ポイント
ウォシュレットのノズルが出ない時の掃除のやり方
【TOTO・LIXIL/INAX・パナソニック】
TOTOの場合
やり方
・ノズルおそうじ機能付きタイプの場合は、電源を入れて「ノズルそうじ」のスイッチを押すとノズルが出てきます。
・「ノズルそうじ」のスイッチがない場合は、本体操作部にある水勢調節つまみを真ん中に合わせ、「止」スイッチを3秒以上押し続けて下さい。ノズルが出たら「止」スイッチから手を離して掃除を行って下さい。掃除が終わったら再度「止」スイッチを押すとノズルが元に戻ります。
・本体操作部に水勢調節つまみがない場合は、「止」のスイッチを押して下さい。後は上記と同じ手順になります。
・リモコンでもノズルを出すことができます。「メニュー」→「お手入れ」→「決定」→「ノズルそうじ開始/停止」→「決定」 の順に操作するか、リモコン裏側のノズルのスイッチを押して下さい。
・ノズルが出たら、やわらかい布で水拭きをして下さい。汚れがひどい場合は薄めた台所用中性洗剤を布に含ませて拭き取って下さい。
ポイント
LIXIL/INAXの場合
やり方
・電源を切ります(もしくはコンセントを抜いて下さい)。
・ノズルは先端に突起部分があるものは、簡単に引き出すことができます。
・掃除用ティッシュや布に掃除用クリーナーを吹きかけ、汚れを拭き取ります。
・仕上げに水拭きをして下さい。
ポイント
パナソニックの場合
やり方
・本体操作部またはリモコン操作部のノズル掃除ボタンを押して下さい。
・ノズル(おしりノズル穴一つ穴)が出てきます。ノズルを手で軽く持ち、歯ブラシなどで洗って下さい。
・再度ノズル掃除ボタンを押すと、おしりノズル穴一つ穴が戻り、おしりノズル穴四つ穴が出てきます。同様に手で軽く持ち、歯ブラシで洗って下さい。
・ノズル掃除ボタンを押し、ノズル穴四つ穴を元に戻して下さい。
ポイント
ウォシュレットのノズルを掃除しないといけない理由
ウォシュレットのノズルには自動洗浄機能が付いている場合があり、それなら掃除はしなくてよいのでは?と思うかも知れません。
しかし自動洗浄機能で行われる掃除は、水が出て表面についた汚れを落とす程度のため、こびりついた汚れまでは落とすことができません。
さらにトイレという場所柄湿度が高いことや、温水洗浄や暖房便座によって温度も高くなり、カビや雑菌が繁殖しやすくなってノズルに黒ずみが生じます。
「綺麗」にしようと思ってウォシュレットを使用しているのに、ノズルがカビや雑菌にまみれていたとしたらショックですよね。
今のところ、ウォシュレットの使用が原因で病気が発生したという例はありませんが、気分よく使うためにはノズルの掃除は必ず行う必要があります。
ノズルを掃除するおすすめの頻度は?
ノズルの掃除は週に一回の頻度がお勧めです。
あるアンケートによると、トイレ掃除の頻度は「週に一回以上」の割合が6割程度となっているため、トイレ掃除をするタイミングでノズルも忘れずに掃除を行うというのがよいでしょう。
ノズルが汚れる原因は?
ノズルが汚れる主な原因は、洗浄時の跳ね返りの水の汚水です。
ウォシュエットは用を足した後に使用するため、便器に溜まった水に尿や便が含まれていることから、その汚水がノズルについてしまうことになります。
特に男性が使用する場合、立ったまま用を足していると跳ね返りが大きくなるので、ノズルが汚れやすくなります。
また、便秘気味の人の中には、ノズルから出る水の刺激によって排便を促し、そのまま用を足すこともあるようです。
その場合だとノズルに便がついてしまうこともあり、さらに汚れやすくなってしまいます。
ウォシュレットのノズル以外にも掃除しておきたい部分!
便器と便座の隙間は手が届かなく、掃除がしにくい場所ですが、便座が簡単に外れるタイプのトイレであれば便座を外して隙間もしっかりと掃除をすることができます。
便器と便座の隙間を掃除する時は、電源を抜いた後に便座を外して、倒れないように立てかけておきます。
その際、電源コードやホースなどを引っ張り過ぎないように注意しましょう。
(便座の外し方については、各メーカーの取り扱い説明書をご覧下さい)
後は、トイレットペーパーにトイレ掃除用のスプレーを吹きかけて、隅々まで綺麗に拭いて下さい。
脱臭フィルターがついている場合は、フィルターを外してブラシなどで溜まったホコリを取り除いてから元に戻すようにしましょう、
トイレ掃除業者の料金相場!
自分で掃除をするのが面倒な方や、きちんとプロにお願いして隅々まで綺麗にしたいという場合はトイレ掃除の業者に掃除を依頼するのがよいでしょう。
その際気になるのが料金だと思いますが、複数の業者を合わせた平均は10,000円程度です。
大手の業者の料金を比較すると8,000~12,000円となっていますが、料金に差があるのは、12,000円になるとトイレだけではなく洗面所の掃除も含まれるなど、掃除の内容や範囲が異なるためです。
なお、基本料金に含まれるのはトイレの天井や床、便器、窓、洗浄ノズル、タンク表面、窓、収納棚と言った場所の掃除で、換気扇やタンク内部の掃除はオプション扱いとなるケースが多いことから、これらの場所の掃除も依頼したい時は上記の料金よりも高くなります。
まとめ
トイレ掃除は毎日行っていても、ウォシュエットのノズルは自動洗浄にまかせっきりにしていた、という人は多いかも知れません。
しかし、ノズルも週に一回は手作業でしっかりと掃除することが大切です。
その理由は、自動洗浄では水を流すだけなので、蓄積した汚れやこびりつきは落とすことができないからです。
汚れをそのまま放置してしまうと、カビや雑菌が繁殖してしまいます。
なお、ノズルを掃除する時に無理矢理引っ張ってしまうと故障の原因となるため、必ず取り扱い説明書を読み、正しい方法でノズルを出すようにしましょう。
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