電子レンジが魚臭い時の掃除のやり方!臭くなる原因は?

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キッチン

日本人の中にはお肉よりも美味しいお魚が大好きという人は多いでしょう。

魚が大好きな人にとって電子レンジ向けの魚調理器具が増殖したのはまさに朗報だと思います。

そこで、今回は電子レンジでひたすら魚を温めている方向けに魚の臭いが籠もってしまった電子レンジの掃除方法を紹介します。

そもそも、あの嫌な臭いはなんなのか、どのように対策をすればいいのかにも注目しつつ見ていきましょう。

電子レンジが魚臭い時の掃除のやり方とポイント!


電子レンジの内部が魚臭くなってしまったときにやることは、クエン酸を使って臭い除去をすることです。

以前クエン酸を使った掃除方法を紹介しましたが、そのやり方が実は今回紹介する魚の臭い取りにそのまま適応することができます。

ただし、飛び散った汚れ対策も必要になってくるのでどうしても重曹を使った掃除もセットになるでしょう。

準備するもの

・クエン酸
・重曹orセスキ炭酸ソーダ
・レンジで使える容器やコップ
・古布やキッチンペーパー
・マイクロファイバー
・メラミンスポンジ
・ゴム手袋

やり方

臭い除去のためにはクエン酸を使った対策が重要なのですが、それだけでは電子レンジ内部の汚れは落とせないので先に重曹を使った汚れ除去を行ってからクエン酸で臭い対策を行ってください。

つまり、今まで紹介してきた重曹とクエン酸を使った掃除方法がそのまま当てはまるということです。

魚の臭い取り掃除の方法

①耐熱容器に水200ccと大さじ1杯の重曹を入れる

②電子レンジに入れて5分程度温める

③30分ほど放置して蒸らす

④ゴム手袋を着用して耐熱容器を取り出す

⑤庫内で発生している結露をまずはキッチンペーパーや雑巾で拭き取る

⑥耐熱容器に入っている重曹水を使って電子レンジ庫内を綺麗な雑巾やキッチンペーパーで拭いていく

⑦固く絞った雑巾で水拭きする

⑧乾いた雑巾で乾拭きする

⑨耐熱容器に200ccの水と大さじ1杯のクエン酸を入れてクエン酸水を作る

⑩作ったクエン酸水を電子レンジで5分程度温める

⑪30分ほど放置して蒸らす

⑫ゴム手袋を着用して耐熱容器を取り出す

⑬取り出したクエン酸水と雑巾やキッチンペーパーを使って電子レンジ庫内全体を掃除する

⑮固く絞った雑巾で水拭きする

⑯乾いた雑巾で乾拭きする

⑰臭いがきちんと落ちているのかを確認したら作業終了

ポイント

・重曹やクエン酸を放置してから取り出すとかなりの熱を持っていることが多いので、火傷に注意しながら作業をすること
・薄いゴム手袋だと耐熱容器を取り出すときにかなり熱くて火傷するケースがあるので、できれば厚めのゴム手袋を用意すること
・本格的な汚れが発生している時はメラミンスポンジなどを用意して対処すること
・重曹やセスキ炭酸ソーダを使って油汚れを落とすやり方だがあまりにひどすぎる油汚れが相手だと重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を蒸しただけでは効果が薄い、その場合はメラミンスポンジで擦り洗いするか重曹ペーストを用意して貼り付けさらにパックをして放置し対応する
・重曹やクエン酸は濃度を上げることで効果はアップするが、濃度をあげるとそれだけ皮膚に付着したときの影響も大きくなるので注意すること
・重曹が残っていると白浮きが発生するので重曹成分は残らないように掃除すること
・アルミ製品や大理石などに重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと素材が変質する恐れがあるので要注意
・重曹は掃除用と調理用があるので掃除用は食べないこと
・クエン酸は塩素系漂白剤と併用すると有毒ガスが発生するのでクエン酸成分が残らないようにすること
・クエン酸も大理石などの石材や鉄などの錆びやすい金属を相手に用いると素材が痛むので要注意

電子レンジが魚臭い時の掃除の注意点は?


電子レンジの魚臭いときの最大の注意点は、魚臭さを発しているトリメチルアミンという物質の性質にあります。

まず、このトリメチルアミンとは魚のうまく成分であるトリメチルアミンオキサイドが分解されることで発生する臭い原因物質です。

そして、この物質は飛散しやすくしかも揮発性の高いことです。

そのため、電子レンジで魚を温めると高確率でこのトリメチルアミンが庫内に広がります。

ラップをするとある程度は防げますが、ラップをして温めると水分が飛ばないので焼き魚が美味しくならないという個人的には致命的と言えるレベルの問題点があるので防ぎようがないのです。

また、この物質はアルカリ性の物質であるという特徴があります。

つまり、電子レンジ内部の汚れを落とすことに使われる重曹やセスキ炭酸ソーダを用いた掃除だと除去できない可能性が高いという事になります。

ただし、クエン酸などの酸性洗剤では油汚れやタンパク質汚れを落とすことができませんので、トリメチルアミン以外の魚が原因の汚れは重曹などのアルカリ性の性質があるものじゃないと落ちません。

つまり、魚の汚れを落とすには重曹やセスキ炭酸ソーダが必要だけど、臭いの原因を除去するにはクエン酸などの酸性の性質があるものが必要ということになります。

これが魚の臭いを除去する掃除における最大の注意点です。

臭いだけを除去したいのならクエン酸を使えばいいと思いますが、魚が原因の汚れはクエン酸だけではなかなか落とせませんので注意してください。

なぜ電子レンジが魚臭くなるの?


先ほど解説したように、魚臭さが発生するのは魚のうまく成分であるトリメチルアミンオキサイドが分解されることで発生する臭い原因物質のトリメチルアミンによるものです。

これが電子レンジ内部に拡散されることで嫌な臭いが籠もるようになります。

しかも、この汚れは酸性洗剤じゃないとなかなか落とせない汚れなので、アルカリ性の洗剤や汚れ落としシートを何度使っても落とせないケースが発生します。

何回掃除しても臭いがなんとなく籠もっていてイライラするという方は、酸性洗剤を使うことを考慮しましょう。

掃除をしても魚臭さが取れない時は?


掃除をしても魚臭さが落ちない時は、クエン酸を使って臭い取りをしてください。

これで原因のトリメチルアミンが除去できる可能性が高いので嫌な臭いは落とせるでしょう。

掃除が終わっても臭いがちょっと気になるという方はコーヒーの出し殻や糖分が含まれていないお酢なども使って臭いを除去することもできます。

緑茶の葉っぱや柑橘類の皮でも臭い取りには使えるでしょう。

こういった臭い取りを使って嫌な臭いをかき消すという方法もあるのです。

ただし、根本的な原因を除去しないといつまでたっても臭いが蘇るという状態になるので注意しましょう。

魚臭くならないようにするためには?


魚臭くならないようにするにはラップをして温めればいいのです。

しかし、先ほど解説したように美味しい焼き魚を電子レンジで作るにはラップをせずに温める必要があるのでこれは難しいのです。

そのため、被害を最低限に抑えるべく自動温めモードではなく少しずつ加熱するモードを活用して温めるのもいいでしょう。

これで急激に暖まりすぎて飛び散る汚れを抑えることができます。

他にも500W以下にして温めるといった方法もあります。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は電子レンジに籠もってしまった魚の臭いをどうすれば除去できるのかを紹介しました。

基本的にはクエン酸を使って掃除すると嫌な臭いの原因も臭いそのものも落とせますので、クエン酸を使った掃除を行ってください。

クエン酸がないという方はレモン汁やお酢でも代用ができますのでうまく活用するといいでしょう。

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