レンジフードには色々と種類があり、種類ごとに使い勝手やメンテナンスのやり方が異なってきます。
そこで、今回はレンジフードとはそもそもなんなのかを解説しつつ、度尿名種類があるのかを機能ごとに紹介して参ります。
家にとりついているレンジフードの種類は何なのか、どのような特徴や機能が備わっているのかを確認しやすい記事に仕上げていますので是非ご覧ください。
レンジフードとは?
レンジフードとはキッチンに備え付けられている換気扇設備全体を意味しています。
いわゆる空気の換気を行っている換気扇とその換気扇を覆っているカバーがセットになってレンジフードと呼ばれているのです。
いわゆるコンロの上に設置されている排気設備一式がレンジフードと覚えておくといいでしょう。
ちなみに、周り覆っているカバーのようなものを英語で『覆う』という意味がある『フード』と表現しているので食物の『food』ではなくスペルも『hood』となっています。
食材のフードと勘違いしている方も多いのですが、覆うという意味があるフードなので間違えないようにしましょう。
レンジフードの種類やその機能について!
次は具体的にレンジフードの種類について確認していきましょう。
こちらは画像とセットで紹介するので、見た目から何型なのかをわかるようにするといいでしょう。
ブーツ型(深型)
参照URL:https://item.rakuten.co.jp/gas/fg7b03si/
画像のようにブーツのように深い形をしているカバーが取り付けられているレンジフードがこちらになります。
いわゆるスタンダード型になっていますので、見たことがあるという人も多いでしょう。
サイズが大きいため設置するにはそれなりのスペースが必要になりますが、それだけ換気能力が高めです。
また、多くの方が採用しているモデルであるため部品交換がしやすいとかデザインが合わせやすいといったメリットもあります。
そしてスタンダードモデルがこのブーツ型となっている会社が多いため、生産性が高くスリム型やフラット型と比べると格安で売っているケースもあります。
また、昔ながらのプロペラタイプの換気扇の上に後付けで取り付けるという事もできます。
デメリットとしてスリム型と違って大きいため、それだけスペースの確保が必要になります。
また、でかいとそれだけ掃除する部分が大きくなるのでメンテナンスが大変になるのです。
フィルター掃除が面倒なため定期的に掃除をしてください。
スリム型(薄型)
画像を見てもらうとわかるのですが、スリム型はブーツ型と比べるとかなり細いです。
特徴はなんと言ってもコンパクトでスリムであることでしょう。
最新型であるためか機能ごとに選べる幅が広く、掃除もしやすいといったメリットがあります。
ブーツ型のフィルターとは異なり、フィルターではなくプレートが取り付けられているケースもあるためメンテナンスが簡単なタイプも存在しているのです。
レンジフードそのものにも工夫がされており、つなぎ目や溝といった掃除がし難い部分を徹底的に減らしているタイプも存在します。
このようにお掃除やメンテナンスがしやすいのもメリットとなっているのです。
デメリットはとにかく色んな機能から選ぶことができる最新タイプなだけあって、高いです。
この値段がデメリットとなります。
フラット型(浅型)
参照URL:https://www.r-toolbox.jp/product/2945/
フラット型は画像のように平らになっているタイプです。
設置場所の天井が低くて通常の換気扇が設置できないという状況でもフラット型が活用できるでしょう。
こちらはなかなかに珍しいタイプのコンパクトな形が特徴的で、スペース確保が難しい状況で選びやすいのがメリットとなります。
デメリットはブーツ型と一緒で同じようなフィルターが取り付けられているので、メンテナンスがスリム型と比べると大変なことでしょう。
定期的にメンテナンスをしなければいけません。
また、ブーツ型は斜めにファンがとりつかれているケースがあるため斜め上を見ながらの作業となりますが、フラット型は基本的に地面と平行にファンが取り付けられているので真上を見ながらの作業となります。
そのため、フラット型のメンテナンスの方が作業的にはしんどいのです。
レンジフードのファンの種類とその機能について!
次はレンジフードに取り付けられているファンの種類を確認していきましょう。
ファンによってメリットやデメリットが異なるのでそこも紹介していきます。
シロッコファン
参照URL:https://parts.lixil.co.jp/lixilps/shop/goods/index.html?ggcd=619K0011-3
シロッコファンは画像のような形状になっているファンです。
いわゆる格子状に羽根が付いているタイプであり、現代における換気扇のメジャーな形となっています。
基本的には換気扇とフードが一体型になっているのがこのシロッコファンでダクトを通して排気する仕組みになっているのです。
また、ダクトを通せば排気できるという仕組みなので屋外につながる壁ではない場所にも設置できるというメリットがあります。
外からの風をできる限り入らないような家を所望している人には最適なファンとなります。
デメリットとしてはプロペラタイプの換気扇と比べると大型化しやすいので、設置スペースの確保が必要なことでしょう。
キッチンが狭いと圧迫感が出てしまうケースもあります。
また、プロペラタイプのファンと比べると部品も多くなるため清掃にかかる手間暇も大きくなりやすいというデメリットもあります。
プロペラファン
参照URL:https://store.shopping.yahoo.co.jp/tategushop/v-25l1.html?sc_e=syia_algdtl_org
いわゆる古いタイプのファンがこちらになります。
昭和や平成初期の漫画やアニメではこちらのファンが登場することが多いでしょう。
とにかく構造がシンプルで排気量も多いのがメリットとなります。
ダクトを介さずに排気できるため嫌な臭いや煙を排気するスピードは一番といえるでしょう。
構造がシンプル故に安いのも魅力です。
デメリットは壁に直接取り付けるのが基本なので設置できる場所が限定的ということです。
一戸建てならば問題なく設置できますが、マンションでは設置することが不可能なケースが多々あります。
また、他のファンと比べると音が大きくなりやすいという意見もあります。
ターボファン
参照URL:https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/air/guide/support/knowledge/detail_03.html
画像の真ん中のファンがターボファンです。
シロッコファンに若干似ていると感じる方もいると思いますが、こちらはシロッコファンとプロペラファンの中間のような特殊な構造をしているのでどちらの要素も混じっています。
今回紹介する3種類の中では一番排気効率が良いという特徴があり、風の抵抗にも強いという特徴もあります。
そのため、強い外風が発生しやすい場所や風の排気が難しい高層マンションにおけるダクトにも最適なファンとなっているのです。
ターボファンのデメリットはなんと言っても価格です。
シロッコファンよりも高い価格になりやすいので注意してください。
レンジフードの選び方は?
レンジフードの選び方はお財布とどこまで折り合いをつけるかです。
極論を言ってしまうとレンジフードはスリム型を設置するのが理想となります。
しかし、レンジフードは5年から10年という声もあれば10年から15年という声もあります(法定耐用年数は15年とのこと)。
仮に5年で取り替えが必要になってしまった場合、コストに見合う活躍をしていると判断するのはあなた次第でしょう。
こういった耐用年数も考えた上でお財布と相談して選んでください。
レンジフードはどのくらい使える?
レンジフードは5年から10年という声もあれば、10年から15年という声もあります。
筆者が調べた限りでは約10年と考えたほうが良さそうです。
レンジフードの掃除がしやすいタイプは?
メンテナンス性を考えるととにかくスリム型が最も掃除がしやすいタイプと言えるでしょう。
ブーツ型もフラット型もどちらもメンテナンスが大変になりやすいです。
レンジフードの設置場所について
レンジフードの設置場所は基本的にキッチンとなりますが、取り付けているファンがダクトとセットになるシロッコファンならどこにでも設置できます。
逆に壁に設置する必要があるプロペラファンは設置場所が限られているのです。
レンジフードと換気扇の違いは?
これは同じ意味で使っている方もいますが、基本的にはレンジフードはシロッコファンタイプの事を意味しており、換気扇はレンジフードを使っていないプロペラファンを意味します。
とりあえず、シロッコファンとプロペラファンの違いがレンジフードと換気扇の違いと考えましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はレンジフードにまつわるお話を色々としてきました。
お金があればスリム型一択になるのがレンジフード界隈ですが、このお金をどこまで考慮できるのかがポイントとなります。
筆者が色々と調べた限りでは、比較的お買い得なスリム型のレンジフードも出てきたので昔と比べると設置しやすくなったと言えるでしょう。
メンテナンスの面倒くささをできる限り撤廃したいという方はスリム型を本気で検討するのもありだと思います。
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