アルコール洗浄はどこにでも使える便利な掃除方法と言われていますが、これはお風呂掃除にも当てはまるのでしょうか。
今回は色々と工夫を求められているお風呂場の天井掃除にアルコールを使うことはできるのか、使った場合はどんな用い方になるのかを紹介致します。
アルコール掃除の効果はもともとナンだったのか、その効果はお風呂掃除に適合しているのかも調べていきましょう。
アルコールを使ってお風呂の天井を掃除する方法！
アルコールを使ってカビ対策をするというお話は良くありますが、それは浴室でも同じように効果を発揮してくれるのでしょうか。
具体的にどのように使えば効果的なのかも含めて見ていきましょう。
準備するもの
・柄の長いタイプの掃除用具（クイックルワイパーなど）
・キッチンペーパーや雑巾
・ゴム手袋
やり方
アルコールを使ったお風呂の天井掃除はかなり簡単です。
塩素系漂白剤を使った天井掃除のやり方を知っている人なら、塩素系漂白剤の代わりに消毒用エタノールを使うだけとなっているためすぐに実戦できるでしょう。
アルコール（消毒用エタノール）を使った浴室天井掃除のやり方
①柄の長いタイプの掃除用具に雑巾やキッチンペーパーを装着する
②換気扇を回してドアや窓を開けて空気の通り道を作る
③装着している雑巾やキッチンペーパーにエタノールスプレーを使ってしみこませる
④天井をエタノールが付着した雑巾やキッチンペーパーで拭く
ポイント
お風呂の天井を掃除する時の注意点
アルコール（消毒用エタノール）を使って天井掃除をする時の注意点もいくつかありますので、まとめていきます。
アルコールの掃除効果とは？
アルコール（消毒用エタノール）には除菌作用や消毒作用があるので、雑菌や細菌が繁殖してしまうような場所で用いると雑菌やカビに対しての特効薬となってくれる。
また、油を溶かす性質があるので皮脂汚れなどの油汚れが発生する場所に用いると掃除が簡単になる。
キッチン周りは特にその効果が如実に表れるので、ベトベトした油汚れがイライラするという方は是非とも活用してもらいたい。
そしてこれも掃除をしていたら経験をしていると思うのですが、塩素系漂白剤のような強力な洗剤を使うと洗剤成分が残らないために水拭きをした後に乾拭きをするといったケアが必要になります。
これが天井になるとなかなかにしんどい作業になるので、嫌々実行している人も多いでしょう。
ところが、アルコールの場合は揮発性がかなり高いので空気に触れると短時間で蒸発します。
そのため、水でのすすぎ洗いも乾拭きも不要なのです。
お風呂の天井を掃除しないといけない理由は？
お風呂の天井を掃除しないといけない理由は黒カビが発生する確率がそれなりにあることと、放置してしまうことで手がつけられない汚れになり黒カビの胞子を浴室全体にばらまくようになってしまうことにあります。
要するに黒カビによる被害を防ぐためにも掃除は必須なのです。
黒カビによる健康被害はかなり深刻で、具体的には『アレルギー性鼻炎』や『気管支肺アスペルギルス症』や『過敏性肺炎』や『シックビル・シックハウス症候群』などを引き起こすのです。
黒カビの胞子が地面に大量に溜まっている場合は足の裏にも悪影響をもたらすので、『水虫』の原因になるというお話も聞いたことがあります。
有名なものからあまり聞いたことが無い病気が並んでいると思いますが、個人的にかなり気になっているのは『過敏性肺炎』です。
これは久しぶりにつけたエアコンにカビが増殖している場合、エアコンをつけると部屋中に黒カビの胞子がまき散らされて発症してしまうことが非常に多く、夏型過敏性肺炎という呼び方もされています。
黒カビはこういった病気をもたらす存在なので、放置することはNGなのです。
天井の汚れを放置するとどうなる？
先ほど解説したように、汚れを掃除する理由は黒カビによる被害を抑えるためです。
逆に放置すると黒カビがどんどんと広がり黒カビの悪影響が浴室全体に広がっていきます。
黒カビは非常にしつこい汚れであり一度発生して放置すると、根を張ってアルコールでは除去できない汚れになってしまうので要注意なのです。
今回紹介したアルコールによる掃除方法は黒カビの初期段階ならばある程度除去する作用がありますが、本格的に根を張ってしまうような汚れの場合は効果が薄くなっています。
そうなると塩素系漂白剤を使った掃除が必要になるのです。
放置するとアルコールでは対応できなくなり、扱いが難しい塩素系漂白剤が必要になるということも覚えておきましょう。
お風呂の天井の汚れが落ちない時の対処法！
アルコールはかなり簡単に扱える便利な掃除用具の一つですが、根を張ってしまった本格的な黒カビ相手には効果が薄いです。
放置されている黒カビを相手にするときはアルコールではなく塩素系漂白剤を使いましょう。
ただし、塩素系漂白剤は取り扱い注意の洗剤なので、必ず使用上の注意を熟読した上で用いて下さい。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はアルコールを使った浴室天井の掃除方法を紹介しました。
簡単な黒カビならばあるオールでも十分効果がありますが、本当に効果があるのは無水エタノールではなく消毒用エタノールなので間違えないようにしましょう。
洗剤のように扱う商品はクエン酸も重曹も濃度が高ければ効果が上がるのですが、エタノールは例外で無水エタノールになるとあまりにも速い速度で気化するので効果が薄くなってしまうのです。
これは知らないと勘違いしてしまう要素なので、覚えておきましょう。
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