電子レンジの使い方を誤ると様々なトラブルが発生しますが、その中でも厄介なのがサランラップを使った結果溶けてしまうことです。
そこで、今回は電子レンジを使って溶けたサランラップをどのように掃除するのかを見ていきましょう。
準備するものやなぜサランラップが溶けてしまったのか、溶けたサランラップを除去するときの注意点は何なのかも見ていきましょう。
電子レンジで溶けたサランラップの掃除方法は?
参照URL:https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/saranwrap/
溶けたラップを除去する方法はいくつかありますが、ここでは何通りかの方法を紹介致します。
その中で気になったものを取り入れてください。
準備するもの
重曹ペーストを使った掃除の用具
・雑巾
・スポンジ
バターを使った掃除の用具
・雑巾
ガムテープを使った掃除の用具
・雑巾
やり方
溶けてしまったラップを剥がす方法は色々とありますので、このうちのどれかを取り入れるといいでしょう。
ただし、あまりにも放置されすぎて頑固な汚れになってしまうと1回の掃除で落ちなくなっているので繰り返し対応する必要が出てきます。
重曹ペーストを使った掃除方法
①ラップが溶けた場所を確認する
②重曹とお湯を2:1の割合で混ぜて重曹ペーストを作る
③作った重曹ペーストをラップが溶けた場所に貼り付ける
④5分から30分程度放置する
⑤スポンジを使ってペーストを擦り落とす
⑥濡れた雑巾で拭く
⑦乾いた雑巾で拭いてラップが落ちていたら終了、落ちていなかったら③から⑦を繰り返す
バターを使った掃除方法
①バターを電子レンジに入れて温める
②バターがある程度溶けて液体と固体が混じり合うレベルになったら、ラップが溶けた部分に塗り込む
③電子レンジで温める
④冷めるまで待つ
⑤冷めたらスポンジなどでバターを剥がす
⑥濡れた雑巾で拭く
⑦乾いた雑巾で拭いて落ちていたら終了、落ちていなかったら①から⑦を繰り返す
ガムテープを使った掃除方法
①ラップがくっついてしまった場所に熱湯をかけて放置する
②乾いた雑巾で拭いて水気を飛ばす
③ガムテープを貼り付ける
④ガムテープを剥がす
ポイント
溶けたサランラップを取り出すときの注意点
参照URL:https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/saranwrap/
溶けてしまったサランラップを取り出すときの注意点はどのような作業でも、火傷するリスクが存在することです。
特に熱湯を使って溶かすといったやり方をすると火傷するリスクがかなりあるので、直接手で触らないようにゴム手袋を着用した方がいいでしょう。
重曹ペーストやバターも電子レンジで温められた後はかなりの高温になってしまいますので、直に手で触らないようにしてください。
さらに大きな注意点として、他の汚れと混じってしまうことでとてつもなく厄介な汚れになってしまうことです。
こうなると強引に削り落とすといった対応が必要になりますが、削るといった対応は電子レンジ内部を傷付けることになるのであんまり推奨できません。
しかし、削らないと落とせない汚れになってしまうケースもたしかにあるので、どうしようもない状況に陥ってしまった人は削ることも選択肢に入れましょう。
たとえば、こちらの『オーブン使用後うっかりラップを庫内に入れ溶かす…1年近く放置も見事に取れた!! | みえしま・お!!』というサイトを投稿している人は、電子レンジではなくオーブンを使ってラップが溶けてしまってどうにかしたいという内容になります。
しかし、バターを使ってもなかなか落とせずに最終的には竹串の尖った部分で削り落とすといった対応をしています。
このように放置するととっても硬くなり物理的に削るしか有効的な対応ができなくなってしまいますので、ここまで悪化する前に掃除することが重要なのです。
なぜサランラップが溶けたの?
サランラップが溶けてしまった理由はシンプルで、耐熱温度を突破してしまったからです。
しかし、通常の温めでは突破されることはないためどうして突破してしまったのかがわからないでしょう。
これにはちょっとしたカラクリがあります。
そのカラクリとは温められる食品がラップに触れてしまうことにあるのです。
基本的にラップにはポリエチレンかポリ塩化ビニリデンといった材質が用いられますが、ポリエチレンの耐熱温度は110℃でポリ塩化ビニリデンは140℃となります。
この温度は電子レンジで温めてもなかなか到達しないのですが、温める対象に直接ラップが触れている状況だと突破してしまう可能性があるのです。
特に、油が多い肉や魚や揚げ物を温めるときは高温になりやすいので要注意となります。
要するに『油分が多めの食品を温める時にラップが直接触っていると溶けるリスクがある』となるので、覚えておくといいでしょう。
溶けたサランラップを放置していると?
溶けたサランラップを放置していると他の汚れとミックスされてしまうことで、ものすごく頑固な汚れになってしまいます。
これは水垢と一緒で放置すればするほど落としにくくなるのです。
この汚れを放置するということはそもそも電子レンジの掃除をサボっている可能性も高く、発火などの別のリスクを背負っている危険性もあるでしょう。
先ほど紹介したラップの汚れに四苦八苦している人でも最終的には強引に削り落とすといった作業になってしまうので、そうなる前の対応が求められます。
どうしても溶けたサランラップが取れない時は?
溶けたサランラップがどうしても取れないときはやはり削るしかないでしょう。
何度も剥がすための清掃をしても残ってしまうのなら、もはや通常の対応では不可能と考えて目が粗いスポンジなどを使って削り落としてください。
前段階としていくつかの掃除方法を実行しているのなら、張り付いているラップも落としやすくなっているので無理矢理削ったとしても対応はまだしやすいでしょう。
電子レンジの掃除頻度はどのくらい?
電子レンジの掃除頻度は1週間に1回程度以上です。
特に、使う頻度が多い人は掃除頻度を増やさないと瞬く間に汚れていくので注意してください。
1ヶ月に1回程度の掃除しかしないという人もいますが、そういった人はそもそも電子レンジを使うことが少ない可能性があります。
電子レンジの外側は使用頻度にかかわらずある程度一定速度で汚れますが、内側は使用頻度に比例するので使えば使うほど掃除が求められるのです。
どうしても汚れが落ちないときの対処法
どうしても落ちないのなら、荒いタイプのスポンジやステンレスヘラなどを使って削り落としましょう。
ただし削り落とす前に別のやり方をいくつか試して柔らかくしておくことを推奨します。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は電子レンジでラップが溶けてしまったときに掃除方法をまとめました。
放置期間が長いほど落ちない汚れになってしまいますので、そういった人は繰り返し作業をして落としやすい状況を作りましょう。
最終的に削ることになったとしても、ある程度柔らかくしておけば対応はしやすいのです。
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