日立・パナソニック・シャープなど日本の洗濯機を扱っているメーカーは多く存在しますが、このメーカーの数だけメンテナンスの仕方も大なり小なりことなってきます。
そこで、今回は日立の洗濯機に注目しつつ洗濯機を分解して掃除するやり方と、汚れる原因や掃除する時の注意点について詳しく紹介いたします。
日立の洗濯機を分解して掃除するやり方やポイント!
日立の洗濯機は「8.0kg洗濯機 NW-R801」や「9.0kg洗濯機 BW-9TV」などがあります。
具体的に縦型とドラム式ではどのように分解するのかを見ていきましょう。
縦型
縦型洗濯機はインターネット上に公開されている動画にも具体的に分解する方法を紹介していることが多く、日立の洗濯機も分解してお掃除する動画がアップされています。
そちらを見ながらやり方を学んでいきましょう。
基本的に、分解掃除は難易度が高めなので無理をしないことが大切です。
準備するもの
・プラスドライバー
・ニッパー
・タイラップ
・突っ張り棒
・インパクトドライバーとソケット
・キッチンハイター
・スポンジ
・ブラシ
・ゴム手袋
・マスク
・ペンチ
・ビニールテープ
・ハンマーレスフランジナット回しorパイプレンチとモンキーとハンマー
やり方
こちらの動画は「日立洗濯機分解洗浄 日立ビートウォッシュBW-8SV DIY! Cleaning of a washing machine」というタイトルで、日立の「BW-8SV」を分解掃除するという動画になります。
ただし、「ハンマーレスフランジナット回し」という専用の工具を使いますのでヤフオクなどで購入することも検討しなければいけません。
①コンセントを抜いて水道元栓閉めてホースを外す
②隠しねじのキャップをマイナスドライバーで外す
③ビス止めを外す
④背面にまわって上部と下部を接続しているねじを外す
⑤背面を持ち上げて前面側に押しだし動かせるようにして、蓋がパカパカと開かないようにビニールテープで固定する
⑥動かせるようになった上部と配線が繋がっているので無理に引っ張らない、キツイ場合は配線を止めているタイラップを外す
⑦洗濯槽の上部の枠を外すために、周りのねじを何本か外す
⑧パルセーターのねじを外す、ワッシャーもなくさないように
⑨パルセーターを強引に持ち上げて取り出す、糸くずフィルターは先に外しておく
⑩洗濯槽を固定しているねじを取り外す、でかいねじ用のソケットがある場合は電動工具で外し、無い人はハンマーやパイプレンチやモンキーを使って外す、専用のハンマーレスフランジナット回しがある人はこちらを使うこと
⑪洗濯槽を取り出す、いくつかのワッシャーが発生するので配置されている順番を撮影しておくこと
⑫バラバラにしたパーツをキッチンハイターや洗浄機を使って洗浄する
⑬パーツを綺麗にしたら元に戻す
ポイント
ドラム式
ドラム式洗濯機の解体作業は縦型洗濯機とは大きく異なりますので、要注意です。
準備するもの
・プラスドライバー
・ニッパー
・インシュロック
・インパクトドライバーとソケット
・キッチンハイター
・スポンジ
・ブラシ
・ゴム手袋
・マスク
・ペンチ
やり方
こちらの動画は「日立【ビッグドラム】分解清掃【BD-SV110】乾燥機能低下の改善になるか?ビッグドラム臭い改善!!」というタイトルで、日立の「BD-SV110」を分解清掃している動画となります。
①コンセントを抜いて水道元栓閉めてホースを外す
②乾燥フィルターを開けて奥のフィルターもねじ止めを外して取り外す
③手前にあるシールでねじが隠されているねじを外す
④上部フィルターを外して見えるねじを外す
⑤天板の後ろにあるねじを外す
⑥天板を外す
⑦洗濯機前側のねじを外して蓋も外す
⑧前面のねじを外してカバーを取る
⑨ケーブルを固定しているインシュロックとプッシュマウントタイラップを外す
⑩一つずつ手前からパーツを外す
⑪外したパーツの埃を除去してキッチンハイターなどで掃除する
⑫外したパーツを元に戻す
ポイント
洗濯機を分解して掃除する時の注意点は?
縦型洗濯機でもドラム式洗濯機でも分解掃除は難易度が高めで、必要な工具も多いです。
特に縦型の場合は洗濯槽を取り外すためのレンチや工具は一般家庭では持っていないケースがほとんどですので、工具を取りそろえるかどうかをまずは考えてください。
一応工具は購入して分解しようと試みたけどやはり難しかったので諦めてしまい、工具は使うことがなくなり埃を被ってしまうというケースが一番お金的にもマイナスになってしまうので、自分が作業するかどうかをきちんと吟味しましょう。
また、作業がかなり複雑になるので戻し方がわからなくなると大変です。
必ず作業手順を記録しておくことと、外したパーツに使ったねじが何であるのかもはっきりとわかるようにしましょう。
洗濯機が汚れる原因
洗濯機が汚れや嫌な臭いが発生してしまう原因は黒カビと細菌です。
この2つが大量発生することで汚れと嫌な臭いがセットになっていきます。
カビや細菌はある程度の温度があり、湿気もあって、栄養分もあるという条件が揃っていると瞬く間に増えていきます。
ここでポイントとなるのがカビや細菌の栄養分が何かということで、それは衣類に付着している皮脂や髪の毛や汗といった汚れや溶け残った洗剤などが混ざり合うことで発生するのです。
この皮脂や髪の毛や汗といった汚れは残り湯にもありますので、残り湯を使っている人はさらに汚れやすい状態と言えるでしょう。
洗濯機の汚れを放置するとどうなる?
洗濯槽の汚れを放置しているとカビや細菌が大量発生するので、衣類をいくら洗っても汚い状態が発生し、嫌な臭いが常に発生する洗濯物ができあがってしまいます。
汚れを放置するとそれだけメンテナンスをサボっていると言うことになるので、洗濯機の故障にも繋がりますし、最悪の場合は水漏れまで発生してしまうでしょう。
洗濯機掃除のオススメの頻度は?
乾燥フィルターなどの掃除は使うたびに行う必要がありますし、洗濯槽の掃除は1ヶ月に1回程度は行うことが推奨されています。
洗濯機を分解掃除はそもそも推奨されていないので頻度ははっきりと言えませんが、洗濯機を分解する掃除をしなくても済むようにしっかりとメンテナンスをすることが重要と言えるでしょう。
洗濯機掃除にオススメの洗剤はこちら!
(参考URL:https://item.rakuten.co.jp/tsuruha/10089740/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_117_0_10002089)
洗濯槽のお掃除に推奨したい洗剤は以下のとおりです。
特に、ドラム式洗濯機には使えない洗剤も多いのでドラム式専用の洗剤を知っておくことも重要になります。
・エステー 洗浄力 洗たく槽クリーナー
・グラフィコ オキシクリーンEX
・パナソニック 洗濯槽クリーナー ドラム式専用
洗濯機を綺麗に保つための方法
洗濯機を綺麗に保つためには洗濯槽が汚れない使い方をすることです。
そのためには、以下のことを守りましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は日立の洗濯機を分解して掃除する方法についてまとめました。
日立の洗濯機の分解も他のシャープやパナソニックと大きな違いはありませんが、総じて難易度は高めなので作業するかどうかをまずは考えてください。
個人的には工具が揃っていないと作業はかなりキツイと感じたので、万人には推奨できません。
DIYに慣れている人がそばにいるのなら是非ともチャレンジしてもらいたいです。
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