換気扇の掃除をする頻度【場所別】と換気扇の汚れを放置するとどうなる？

換気扇の掃除は、年に一度、年末の大掃除にしかしないという方は多いのではないでしょうか。

しかし、換気扇の汚れを放っておくと、様々なトラブルが起こる可能性があります。

特に汚れやすいキッチンは、年に一度の掃除では足りません。

また、キッチンの他にも、お風呂やトイレにも換気扇はありますよね。

それでは、換気扇はどれくらいの頻度で掃除を行うのがよいのでしょうか。

合わせて掃除のコツもご紹介します。

換気扇の掃除をする頻度は？【場所別】

キッチンの換気扇

一ヵ月一回程度の割合で掃除を行うのが良いと言われています。

ただしこれは、油を使った調理を行う場合です。

調理で油をほとんど使わないという時は、3～6ヶ月に一回でも良いそうです。

お風呂の換気扇

お風呂の換気扇は3ヵ月に一回程度、掃除するのが良いと言われています。

トイレの換気扇

トイレの換気扇はキッチンのように汚れが付着しにくいため、一年に一回程度の掃除で良いと言われています。

ただし、異音がする、臭いが残るなどがある場合は頻度に関係なく掃除しましょう。

換気扇の汚れを放置するとどうなる？

電気代が高くなる

換気扇に油汚れやホコリなどが付着すると、空気を吸い込むファンに負担がかかり、換気扇を回すのに余計な電気代が必要となってしまいます。

換気扇の劣化

油汚れをそのままにしておくと、汚れに含まれている塩分や水分が塗装を腐食し、換気扇の劣化を早めてしまいます。

また、ファンに汚れが付着した状態で使い続けると、異音や故障の原因になります。

カビや雑菌の温床になる

汚れを放置していると、そこに雑菌やカビが繁殖してしまいます。

換気扇はガス台（IH台）の真上に設置されているため、付着した汚れが万が一調理中の鍋やフライパンなどに落ちてしまえば、食中毒の原因にもなることもあります。

臭いがこもる

ファンに汚れが溜まって重くなり、回転速度や回転数が落ちてしまうと、本来の役割である「換気」が十分に行えずに部屋に臭いがこもってしまいます。

【場所別】換気扇掃除の簡単なやり方や手順！

キッチンの換気扇

用意するもの

・ごみ袋
・手袋
・バケツ
・ウタマロ
・オキシクリーン
・ブラシ
・スチールウール

やり方

1. 換気扇の周りにある物を避けます。
2. 換気扇のフィルターを外し、ごみ袋に入れ、上からウタマロをスプレーします。
3. 同様にファンもごみ袋に入れて、ウタマロをスプレーします。
4. そのまま15分放置します。
5. 外せない部分は、湿らせた雑巾にウタマロを沁み込ませ、汚れを拭いていきます。
6. ウタマロをスプレーして放置していたフィルター類に、お湯を注ぎ、浸け置きにして10～15分放置します。
7. 15分経ったら、ブラシで汚れを擦ります。
8. 汚れが落ちない時は、オキシクリーンをスプーン一杯分バケツに入れ、お湯を注ぎ、ごみ袋に部品とお湯を入れて浸け置きして下さい。
9. 一時間ほど浸け置きしたら、ブラシで汚れを落とします。（汚れが落ちない時はスチールウールを使って下さい）
10. 水気を拭いて部品を元に戻して終了です。

お風呂の換気扇

用意するもの

・道具入れ
・長靴
・濡らしたタオル
・Jブラシ
・バケツ
・スポンジ
・中性洗剤
・タオル
・マイクロファイバークロス
・掃除機

やり方

1. 換気扇のカバーを外し、水で落ちる汚れはバケツの中で水洗いをします。
2. スポンジに中性洗剤をつけて擦り洗いをします。
3. 綺麗なタオルで水を拭き取り、さらにマイクロファイバークロスでから拭きします。
4. 換気扇本体は、Jブラシで撫でるようにしてホコリを落としながら、細いノズルをつけた掃除機で吸い取ります。
5. 汚れがついているところは中性洗剤を少しつけたタオルで拭いて、固く絞ったタオルで水拭きを2回、さらにから拭きで仕上げます。
6. カバーを戻して終わりです。

トイレの換気扇

用意するもの

・ドライバー
・手袋
・掃除機
・ウタマロ
・ブラシ
・懐中電灯

やり方

1. カバーを外し、ドライバーでネジを緩めて中の換気扇を外します。
2. 換気扇やカバーについたホコリを掃除機で吸い、ウタマロをスプレーしてからブラシで洗います。
3. 綺麗になったら水で洗い流し、水気をよく拭いてから元に戻して終了です。

換気扇を掃除するときのポイントやコツ！

お湯を使う

しつこい油汚れは水を使っても思うように分解されません。

45～50℃程度のお湯を使った方が、汚れの分解が早くなります。

浸け置きする

洗剤の力を最大限発揮させるには、浸け置きをするのがよいでしょう。

シンクにごみ袋を敷き、その中にお湯を入れて外した換気扇のフィルターなどを入れて、10～20分ほど浸け置きしましょう。

汚れをとるのに使い古した歯ブラシを使う

スポンジだと入りにくい部分は、歯ブラシを使うと汚れがとりやすくなります。

この時、歯ブラシの毛先を半分ほどにカットしておくと、汚れがより取れやすくなります。

仕上げにリンス

綺麗な雑巾にリンスをしみ込ませ、レンジフードの表面で薄く伸ばしながら拭くと、静電気の発生を抑えてホコリがつきにくくなります。

換気扇掃除のオススメ業者と料金相場一覧！

換気扇掃除は、換気扇を分解して取り外す必要があるため、以外と力仕事になります。

女性では背が低くて届かない、腕の力がなく取り外しがつらいなど、何かと大変ですよね。

そのような時は、業者にお任せするのも一つの方法です。

ここでは換気扇掃除のお勧め業者と、料金の相場をご紹介します。

おそうじ本舗

店舗数が多いので、依頼しやすいです。

利用者の口コミも多数あります。

キッチンの換気扇一台あたり、15,000円が相場となっています。

ダスキン

ハウスクリーニングと言えば、ダスキンが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

一台あたりの金額の相場は19,800円と、他よりも少し高めなのですが、フィルターカバーのレンタルをやっており、1～2ヵ月に一度、取り換えをしてくれます。（別料金）

くらしのマーケット

換気扇掃除の金額相場が他と比べて安く、プロペラタイプは7,000円～、レンジフードは9,000円～となっています。

ただし、こちらはマッチングサイトとなっているので、内容や金額、条件などを照らし合わせて、自分に合っている業者を探す必要があります。

まとめ

換気扇の汚れを放置していると、汚れがこびりついて落としにくくなったり、電気代が高くなってしまいます。

また、ホコリを吸い込んだり、カビや雑菌の繁殖している汚れを知らずに食べてしまっていたとしたら、健康にも害が及びますよね。

キッチンの換気扇は汚れが目立つため、定期的に掃除をする方が多いと思いますが、お風呂やトイレの換気扇は一度も掃除をしたことがないという方も多いと思います。

これを機に、お風呂やトイレの換気扇の掃除にも挑戦してみて下さい。