洗濯槽の掃除をさぼると黒カビが大量発生してしまい「洗濯したはずなのに臭い」というかなりイヤ~なトラブルが発生します。
そこで、今回は酸素系の洗濯槽クリーナーを使った洗濯槽掃除のやり方を詳しく解説して参ります。
縦型やドラム型それぞれで解説いたしますので、是非参考にしてください。
酸素系漂白剤を使った洗濯槽掃除のやり方!
それでは具体的に酸素系漂白剤を使った洗濯槽のお掃除について記載して参ります。
塩素系漂白剤とはやり方が多少異なるので注意しましょう。
縦型
酸素系漂白剤を使う場合は基本的にガッツリと汚れを取ることになりますので、攪拌及びすすぎや脱水の回数や放置時間が長くなりがちです。
動画は「15年使った洗濯槽を酸素系漂白剤でお掃除」という驚愕な動画で、再生回数も400万回を突破しています。
準備するもの
バケツ・ゴム手袋・50℃くらいのお湯・酸素系漂白剤・ゴミ取り用の網
やり方
①バケツやゴム手袋や酸素系漂白剤などを用意する
②50℃くらいのお湯を洗濯槽の高水位に入れる
③酸素系漂白剤をお湯に溶かして洗濯槽に入れる(50Lだと500gが多いが、汚れがひどいなら酸素系漂白剤は増やした方がよい)
④洗濯機を3分程度まわして攪拌する
⑤ゴミが出てくるので虫取り網などを使ってゴミ取りをする
⑥長時間蓋をして放置する(汚れがひどい場合は長く、そこまでひどくないなら短く)
⑦3分程度攪拌する
⑧ゴミ取りをする
⑨排水をする
⑩すすぎと脱水を黒カビが出なくなるまで続ける
汚れがどれだけ出てくるのかは今までどれだけ洗濯槽の掃除をしていなかったのか、原因となる行動を取っているのかで大きく変わりますので、それ次第で攪拌の回数と放置の回数が変わります。
そこまで汚れがひどくないなら1~2時間程度の放置でも十分なのですが、黒カビが大量の出てくるような人は1~2時間程度放置して3分程度攪拌を何度か繰り返した方がいいでしょう。
動画は15年も放置していたので、びっくりするぐらい真っ黒になっていましたがあのレベルになるまで放置するのは完全にNGとなります。
ドラム式
次はドラム式での酸素系漂白剤を使った洗濯槽掃除方法です。
ちょっとやり方が異なるので注意しましょう。
※ドラム式の洗濯機には使えない酸素系漂白剤も存在しており、そこには注意書きで「ドラム式洗濯機には一部不具合が発生する可能性があるため使用を控えてください」などと書かれている事があります。
準備するもの
バケツ・ゴム手袋・50℃くらいのお湯・酸素系漂白剤・ゴミ取り用の網
やり方
①標準コース(乾燥がないコース)を選ぶ
②ドアを開けることが出来るぐらいの水位で50度程度のお湯を洗濯槽に入れる
③お湯が溜まったら一時停止を押して酸素系漂白剤を水10Lにつき約100gの割合で入れる(汚れがひどい場合は酸素系漂白剤を増やす)
④5分攪拌して1~2時間放置する(あまりにも汚れがひどいならこちらの行程を何度か行うこと)
⑤ドアを開けられる程度の水位を把持していると思いますので、脱水前に水に浮いているカビやゴミをネットなどですくう
⑥ある程度のゴミを除去したら脱水
⑦標準コースで1サイクル運転させる
基本的な作業内容は縦型タイプと同じですが、ドラム式の場合は手順②がポイントで洗濯槽にお湯をためつつその中に酸素系漂白剤を入れることになります。
また、汚れがひどい場合は「5分攪拌して1~2時間放置する」を繰り返すことになりますが、あまりにも汚れが浮き出ている場合はその繰り返しのタイミングでゴミ取りようのネットで除去してあげるといいでしょう。
また、ドラム式の場合は酸素系の粉タイプの酸素系漂白剤がNGというケースもありますので、漂白剤選びにも注意が必要になります。
インターネット通販で購入するときはこの注意書きを見落とすことが非常に多いので注意してください。
洗濯槽掃除のオススメの頻度
洗濯槽クリーナーを使った掃除頻度は人によって意見が異なっています。
1ヶ月に1回はやった方がいいという人もいれば、酸素系漂白剤は強力だから半年に1回程度でも十分という声もあります。
きちんと原因を抑えて意識してケアをしているという人ならば半年とか1年に1回でも十分です。
全く意識していないという人は2ヶ月に1回程度は洗濯槽のお掃除をした方がいいでしょう。
洗濯槽の汚れを放置するとどうなる?
洗濯槽の汚れを放置すると黒カビが大量発生してしまうようになります。
わかりやすい現象が「洗濯してもなかなか汚れが落ちなくなった」とか「シミが消えない」とか「洗濯しても嫌な臭いがとれない」といったトラブルです。
また、洗濯をしているはずなのに不衛生な状況が誕生する恐れがありますので、何らかの病気を誘発する恐れもあるでしょう。
黒カビは人体にも悪影響を及ぼすという報告がありますので、放置は危険です。
洗濯槽が汚れる原因は?
洗濯槽が汚れる原因は衣類に付いた汚れや埃、そして水垢や洗剤の残りかすとなっております。
それらが積み重なってしまうことで黒カビが大量発生するのです。
洗濯槽は締め切った環境で湿度が高めとカビが発生しやすい場所でもありますので、埃や汚れが残っているとどうしてもカビが出てきてしまいます。
汚れを防ぐオススメの方法!
カビの発生や汚れ防止のために必要なのは、洗剤の使用量を守ることです。
洗剤が多すぎると溶け残ってカビの栄養分になってしまうので注意しましょう。
良くある勘違いが「綺麗にするためにもあえて洗剤を多く使う」という考え方で、これは綺麗になるどころかカビの発生原因となってしまいむしろ汚れの原因となります。
あとは1週間に1回程度は洗濯槽内の湿気を取り除くために乾燥運転を実行してください。
ドラム式の場合は「槽乾燥」コースを使えばいいでしょう。
酸素系漂白剤とは何?
酸素系漂白剤は液体タイプならば過酸化水素、粉末タイプなら過炭酸ナトリウムが代表的な漂白剤です。
基本的には酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムを主成分とすることが多いので、酸素系漂白剤と聞いたら過炭酸ナトリウムを連想するといいでしょう。
漂白剤には塩素系と酸素系の2種類があるのですが、酸素系のほうが塩素系よりも殺菌効果は落ちますが衣類ダメージが少なく独特の臭いも少ないという長所があります。
オススメの酸素系漂白剤は?
酸素系漂白剤は使い勝手がよいのですが、非常に種類が多いのでその中から人気の商品やよくおすすめされる商品を記載します。
・太陽油脂 パックス 酸素系漂白剤
・グラフィコ オキシクリーン
・イオン 色柄ものにも使える 衣料用 酸素系漂白剤
・花王 ワイドハイターEXパワー
・OXICLEAN(オキシクリーン) オキシクリーン
酸素系漂白剤の他に使える洗剤は?
酸素系漂白剤以外に使える洗剤と言えば塩素系漂白剤となりますが、塩素系漂白剤は除菌・殺菌力が非常に強く色素を破壊するレベルの強さとなっていますので、掃除で使う場合は衣類に付着しないように注意しましょう。
具体的には花王の「ハイター」や「ハイドロハイター」などが有名な塩素系漂白剤となります。
洗濯槽が綺麗にならない時の対処法!
洗濯槽がなかなか綺麗にならない場合はとにかく攪拌(かくはん)と放置を繰り返すしかありません。
それと使う漂白剤の量を増やすと行った対処も必要になります。
それでも汚れが落としきれない場合はプロに依頼するしかないでしょう。
洗濯機とは長い付き合いになる事が多いので、買い換える予定がないという方はプロに依頼することも重要になります。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は酸素系漂白剤を使った洗濯槽の洗い方についてまとめました。
洗濯槽の洗い方を紹介している動画があまりにも衝撃的すぎてそちらに目を奪われたという人も多いでしょう。
さすがに15年も放置するとあんだけびっくり仰天する結果が出てしまうので、あのレベルにならないようにケアは必須となります。
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