様々な掃除で大活躍なクエン酸ですが、使えない箇所や使ってはいけない場所もあるという声も良く聞きます。
今回はこのクエン酸で汚れたフローリングを綺麗に掃除する方法とポイントについて見ていきましょう。
そもそも、クエン酸を使ってフローリングを掃除していいのか、使う時の注意点はどうなっているのか、どういった掃除効果があるのか、汚れがそれでも落ちないときはどういった対応をすればいいのかも調べてまとめます。
クエン酸で汚れたフローリングを綺麗に掃除する方法!
クエン酸を使ってフローリングを掃除するにはどのように使うのでしょうか。
お風呂場やキッチンなどで大活躍のクエン酸をどのように用いるのかがかなり気になってきます。
準備するもの
・クエン酸
・空のスプレーボトル
・バケツ
・雑巾
・掃除用の手袋
・クイックルワイパー
やり方
クエン酸を使った掃除のやり方は他の洗剤を使ったやり方と近いものがあるので、特に目新しい部分はありません。
お風呂場やキッチンの掃除にクエン酸を使ったことがあるという方ならばすぐに実行できるでしょう。
クエン酸を使ったフローリング掃除のやり方
①掃除前に椅子などを片付けて床掃除しやすくする
②掃除機である程度の埃を除去する
③空のスプレーボトルに水500mlとクエン酸を小さじ2杯を入れてクエン酸水を作る
④作ったクエン酸水をフローリングに吹きかけながら、雑巾やクイックルワイパーなどを使って全体的に拭いていく
⑤水で濡らして固く絞った雑巾で拭き取る
⑥別の雑巾で乾拭きする
⑦椅子などを元に戻して終了
ポイント
クエン酸を使う時の注意点!
クエン酸を使う時の注意点は色々とあります。
まず注意点とはちょっと異なるかもしれませんが、クエン酸の性質について学びましょう。
クエン酸はレモンなどに含まれている成分であり、その物質の性質を表すpHは2~3の結構強めの酸性となっています。
そんな酸性のクエン酸はアルカリ性の汚れに対して強く、具体的には石鹸カスや炭酸カルシウムの固まりや水垢といった汚れに対して作用してくれるのです。
逆に、皮脂汚れや油汚れといった酸性の汚れに対しては効力を発揮してくれません。
こういった性質があるので、使う際にはきちんと重曹といったアルカリ性洗剤と使い分けを行ってください。
クエン酸を使う時の最大の注意点は塩素系漂白剤と併用すると有毒ガスが発生するという点です。
これはクエン酸に限ったお話ではなく、塩素系漂白剤を酸性洗剤のセットがアウトとなっているので、絶対に併用してはいけません。
これは意識していたとしても、クエン酸を使った後に成分が残ってしまった状態で塩素系漂白剤を使ったり、塩素系漂白剤の成分が残っている状態でクエン酸を使ってしまった時でも発生するので本当に気をつけなければいけないのです。
次に注意すべき点は大理石などの石材やコンクリート、そして鉄などの錆びやすい金属とは相性が悪く使うとサビが発生してしまったり素材そのものを痛めてしまう恐れがあるということです。
フローリングの場合はそこまで意識しなくても問題ないとは思いますが、使う時にスプレーボトルに入れているため飛び散ってしまいそういった相性が悪い材質に付着して被害が出るという可能性はあるので意識はした方がいいでしょう。
あとは、濃度についてです。
基本的にクエン酸水を使う時は200mlに小さじ1杯がベースとなりそこからいくらか増やしたり減らしたりして濃度を調整するのですが、濃すぎると皮膚に付着したときの悪影響も強く出てしまうので注意してください。
クエン酸の掃除効果は?
クエン酸の掃除効果はアルカリ性の汚れを落とす作用です。
具体的には水をよく使う場所で発生する水垢や、お風呂場やキッチンの洗い場にある石鹸カスといった汚れ、トイレの黄ばみや尿石といった汚れに対して強く作用してくれるでしょう。
実際に相似に役立つということでクエン酸水スプレーもよく売られています。
クエン酸水を吹きかけてスポンジで軽く擦るだけでも簡単な水垢は綺麗に落とせますので、水場を掃除する時はこのクエン酸がセットになる事が多いのです。
しつこい水垢が相手の時は、クエン酸水をスプレーした後にキッチンペーパーを上から被せてさらにクエン酸水をスプレーして密着させて、さらにラップなどで上から覆うというやり方が推奨されます。
こうやって密着させることでお風呂場の鏡といったしつこい水垢でも落としやすくなるのです。
クエン酸を使っても汚れが取れない時は?
クエン酸を使っても汚れが落ちない時は、汚れの性質を見極めましょう。
まず、しつこすぎる水垢が相手の時はクエン酸の濃度を上げるかより密着できる時間を延ばすというやり方が推奨されます。
それでもダメなら、メラミンスポンジなどで削るというやり方もあるでしょう。
汚れがそもそもアルカリ性の汚れではないのなら、重曹などのアルカリ性の洗剤を使って綺麗にすることを推奨します。
床掃除をするときは重曹水とクエン酸水をセットで使うことでより綺麗になりますので、個人的にはセット運用が鍵と考えています。
これでも落とせない汚れとなると変色も考えられますし、素材そのものが腐食しているというケースすらあるでしょう。
汚れがひどすぎるのならプロの業者に依頼して掃除してもらう事も考えましょう。
フローリングのオススメの掃除頻度
フローリングのお勧めの掃除頻度はどういった掃除をするのかで大きく変わります。
まず、クイックルワイパーなどを使って簡単に埃を取るような掃除なら毎日行った方がいいです。
そしてフローリングモップなどを使って床を丁寧に拭くような掃除は1週間に1回程度は行いましょう。
さらに、水拭きをするような掃除ならば1ヶ月に1回程度実行したいです。
このタイミングで重曹やクエン酸を使った掃除をすることが推奨されています。
ワックスを使うような掃除ならば半年に1回程度が目安となっているようです。
フローリングを綺麗に保つための方法!
フローリングを綺麗に保つにはやはり、適時掃除することでしょう。
掃除機やモップやクイックルワイパーなどを使って埃やゴミを溜めないようにするだけでも、清潔な状態をよりキープしやすくなります。
あとは、水拭きをしたり定期的にワックスがけをすることで汚れが蓄積しない状態をさらに保ちやすくなるのでお勧めです。
ただし、水拭きは頻度が多すぎると水分によってひび割れや膨張といった別のトラブルが発生してしまいがちなので、多くても2週間に1回程度の頻度に抑えた方がいいです。
また、水拭きをした後はきちんと乾拭きをすることも意識してください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はクエン酸で汚れたフローリングを綺麗に掃除する方法とポイントについてまとめました。
クエン酸を使った掃除は基本的にスプレーボトルに入れて噴射してから拭くといったやり方となっており、これがベースなので他の掃除で使ったことがあるという方にとっては慣れたものでしょう。
ただし、床の汚れはクエン酸だけで落とせる汚れになっていないケースが多いので、重曹とセットで運用してください。
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