レンジフードのダクト(送風管)の掃除方法やポイント!

スポンサーリンク
キッチン

レンジフードの掃除でフィルターやフィンは手が出せますが、なかなか手が出せないのがダクト内部の掃除です。

今回は業者のやり方も踏まえて、ダクトの掃除はどのように行っているのかを紹介します。

レンジフードのダクト(送風管)の掃除方法はどうなっているのか、そもそもどんなものを準備して作業をしているのか、レンジフードのダクトを掃除する時の注意点やそもそもの推奨される掃除頻度はどうなっているのかも見ていきましょう。

レンジフードのダクト(送風管)の掃除方法とポイント!


レンジフードのダクトを清掃するには、こういったダクトを清掃するための専用機材が必要です。

各種掃除メーカーによってやり方や使う機種は変わってきますが、大まかな流れは一緒なのでその流れを追いかけましょう。

結論から記載すると、こういった機材を用意できない素人では絶対に手が出せない掃除となっています。

準備するもの

・養生用の清掃道具
・風速計
・ダクト掃除用の機材一式

やり方

これは専用機材を用いたやり方となるので、それらの機材がないと作業ができません。

また、こういった機材はクリーニング業者じゃないと揃えられないような機材ばかりなので注意しましょう。

プロのダクト掃除のやり方

①換気扇周りを養生する

②風速計で換気扇が正常に動作しているのかを確認する

③排気口側からダクト掃除用の機材を使ってバキューム⇒洗浄⇒拭き取りを繰り返す

④換気扇のファンやフィルターなども掃除する

⑤室内側からダクト掃除用の機材を使ってバキューム⇒洗浄⇒拭き取りを繰り返す

⑥バラバラにしたパーツを洗浄し、乾燥させたら元に戻す

ポイント

・専用の機材がないとできない作業ばかりなので、素人が作業できるものではないので業者に依頼して対応してもらう事
・ダクト清掃と同時に換気扇分解清掃を行うのが基本
・ダクトの掃除はバキュームと洗浄と拭き取りの繰り返しになるが、あまりにも汚れがひどいと何度も繰り返すことになる
・ダクト掃除には工場などで使用されるダクトビート工法とマンションなどで使われるダストストリーム工法、厨房ダクト用の工法が存在しておりそれぞれやり方や使う機材が異なる
・厨房のダクトといった大量の油が使われる環境にあるダクトは固まった油を落とすために一枚刃で書き取るといった作業が必要だったり、専用の薬剤を使って清掃するというやり方が一般的
・状況次第では高圧洗浄機を用いてダクト内を清掃するケースもあり

オススメの掃除頻度はどのくらい?


推奨される掃除頻度は3年から5年に1回程度です。

ただし、ダクトの使用状況や環境によって清掃する頻度ややり方が大きく変わってくるのでなんとも言えません。

料理をするお店における厨房用のダクトだと高頻度で油汚れが発生するのでダクト清掃を依頼する頻度も多くなりがちですが、一人暮らしで基本的に料理をすることなくキッチンはほとんど使わないという人のダクトなら油汚れはほとんど発生しないのでダクト清掃の頻度も減ります。

ただし、ダクト内部には埃も溜まっていくので料理を一切しないという人でも長い年月を住む家ならば0回で抑えることはできないでしょう。

また、ダクトの清掃は換気扇の清掃ともセットになることが多いので換気扇の清掃を頼もうと思ったタイミングで一緒に清掃してもらうといいと思います。

レンジフードのダクトを掃除する時の注意点


レンジフードのダクト掃除をする時の最大の注意点は専用の機材がないと清掃できないということです。

ファンやレンジフードを取り外しすることで、ダクトの入り口は掃除することができるようになりますが中腹のように手が入らない部分になると掃除不可能となります。

こうなると専用のバキュームできる機材などが必要になってくるのでどうしようもないのです。

レンジフードの掃除で素人ができる範囲はフィルター・整流板・レンジフードの外と内側・ファン・ダクト表面ぐらいでしょう。

ダクトの内側やダクトとレンジフードとダクトの接続部にあるダンパーなどは取り外しが難しいため清掃はできないと思います(レンジフードのドラムも取れるタイプと取れないタイプがあり、取れないタイプだと掃除がちょっと大変)。

レンジフードのダクトの掃除は必要?


必要か必要じゃないのかといったお話になると『換気扇掃除ほどの頻度で掃除する必要はないが、汚れは溜まってしまうので清掃自体は必要』となります。

ただし、推奨される頻度が3年に1回といったスパンとなっているので、換気扇掃除と同じ頻度で掃除する必要はありません。

また、ダクト内部の汚れが溜まっていると言うことはダクトと繋がっている掃除できない箇所の汚れも溜まっていると言うことなので要注意です。

具体的には排気口近辺やダンパーなども汚れていることになります。

こういった部位の清掃も含めてダクト内部を洗浄することが大切なのです。

特に、ダンパーは20年以上放置されていると凝り固まった油によってまともに動作しなくなり、防火ダンパーでも動作しなくなって火事が起きたときに排気口から延焼する可能性すらあります。

ダクトの汚れをそのままにしておくと?


ダクトの清掃をするということはそのダクトと繋がっているベントキャップやダンパーや排気口を清掃することに繋がります。

こういった部位を清掃することで換気扇の性能が保たれるのです。

基本的に汚れが溜まった状態で放置すると本来の性能が発揮できずに劣化していく傾向にあるのですが、換気扇も例に漏れずダクト関連の清掃を怠ることで換気能力が低下してまともに機能しなくなってくるのです。

室内の埃が溜まりやすくなったり嫌な臭いが籠もりやすくなったりといったわかりやすい変化が訪れるので敏感な人はすぐに気がつけるでしょう。

また、ダクト近辺を清掃することで通気性が向上し購入した手の状態に戻るので、汚れていたときと比べると夏場の室温が2℃程度低下するといった報告もあります。

通気性が大きく低下することが汚れによる大きな弊害であり、この弊害によって様々なトラブルが引き起こされるのです。

ダクトの汚れの原因はなに?


ダクトが汚れる原因は気化した油と埃です。

ダクト内部の汚れはどちらかというと埃のほうが多いかもしれません。

ベントキャップやダンパー、排気口付近だと油が付着する可能性も高くなりますがそうではない部分では埃が蓄積される可能性が高いと思われます。

基本的に換気扇内部で蓄積する汚れは料理をしたときに気化した油を吸い込み、換気扇内部やダクト内部で冷やされて液体に戻った油がくっつくことで発生します。

この油汚れが顕著に出てくるのがドラム内部の油汚れでしょう。

長年清掃していないドラム内部には固まった油がびっくりするぐらいのレベルでくっついているため、ステンレスヘラなどを使って削り落とすとかなりの量の油が出てきます。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回はレンジフードのダクト掃除についての情報をまとめました。

基本的にダクトの中を掃除できるような機材がないと手も足も出ない掃除となってしまいますので、そういった機材を揃えることがほぼ不可能な一般家庭では依頼するしかないと思います。

実際に作業をしている業者の映像も見たことがありますが、それこそ機材が揃っていないと無理と痛感してしまったので、信頼できる業者探しこそが重要な要素となってくるのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました