電子レンジを本格的に掃除してみると、なかなか落ちない汚れに遭遇しどのように対処したらいいのか悩んでしまう場面があります。
今回はそういった場面の一つである内側のガラスと外側のガラスがある二重ガラス構造の電子レンジで内側のガラスがひどく汚れてしまった場合、どのように掃除すればいいのかを紹介します。
二重ガラスを掃除する時の注意点や、汚れを放置するとどうなってしまうのかも考えて行きましょう。
電子レンジの二重ガラスの簡単掃除方法!
電子レンジの二重ガラス構造になっている場合、内側のガラスだけがひどく汚れていることが多いでしょう。
ここではひどく汚れてしまった内側のガラスを綺麗に掃除する方法を紹介します。
準備するもの
・耐熱容器
・メラミンスポンジ
・キッチンペーパー
・雑巾やタオル
・換気扇用洗剤
やり方
電子レンジの二重ガラスの内側に発生する汚れは基本的には油汚れです。
そのため、油汚れを落としやすくする状況を作ってから窓ガラスを掃除することになるでしょう。
電子レンジの二重ガラスを掃除する方法
①耐熱のコップに重曹大さじ2杯とコップ1杯の水を入れて混ぜる
②レンジに入れて3分から5分ほど加熱する
③30分程度放置して電子レンジの庫内全体を蒸らす
④コップに入っている重曹水とメラミンスポンジを使って二重ガラスの内側や庫内を掃除していく
⑤メラミンスポンジである程度の汚れを落とすことができた跡は古布やキッチンペーパーに重曹水を染みこませて拭いていく
⑥雑巾やタオルを使って庫内を水拭きして洗剤成分を除去する
⑦乾いた雑巾やタオルで水気を除去する
⑧汚れが除去できたのかを確認する
⑨まだ汚れが落ちていないのならマジックリンなどの換気扇用の洗剤を二重ガラスの内側全体に塗ってキッチンペーパーを被せる
⑩10分程度放置する
⑪キッチンペーパーを剥がしてスポンジなどで擦り洗いをする
⑫濡れた雑巾やタオルで拭いて洗剤成分を除去する
⑬乾いた雑巾やタオルで拭いて水気を飛ばす
ポイント
二重ガラスを掃除するときの注意点
二重ガラス構造の電子レンジの窓は電子レンジの波長である12cmよりも小さな穴の金網を使っているため、ガラスに多少傷が入ってもマイクロ波が漏れるといったトラブルには繋がりにくくなっています。
ただし、ガラスに傷が入ってしまうことで電子レンジを高温にしたタイミングでヒビの発生に繋がってしまう恐れがあります。
ガラスもかなり頑強に作られているのでちょっとした擦り洗いでは簡単に傷がつかないようにされているのですが、万が一はありますので強すぎる擦り洗いは自重した方がいいかもしれません。
それでも傷がつきにくい材質にはなっているとのことなので、どうしても汚れが落ちない時はメラミンスポンジで擦り洗いをするとか、マジックリンといった洗剤を使って掃除するのもいいでしょう。
二重ガラスになっている窓そのものを取り外しして掃除をするというやり方もありますが、これはそういった作業に慣れていない人にはちょっと危ない作業となってしまいますので、要注意であると言えます。
電子レンジのガラスの汚れを掃除する理由は?
電子レンジのガラスを掃除する理由は油汚れが集中することで発生するトラブルを減らすこと、そして見た目を改善すること、臭いを改善することです。
基本的に二重ガラスの内側に発生する汚れは食品を温めたことで発生するタンパク質などの汚れと温めたことで発生する蒸気が原因の水垢が原因です。
まず、汚れを放置しすぎると油汚れがとっても目立つようになります。
具体的にはパッと見ただけで黄ばんで見えるレベルで汚れるのです。
ここまで汚れると見た目が良くありません。
そしてこういった油汚れは嫌な臭いを発するので、食品そのものの風味が失われる可能性すら出てくるでしょう。
また、食品カスなどの汚れも蓄積していると、それらの汚れがマイクロ波を吸収してしまうようになるため、電子レンジそのものの効率もかなり落ちます。
今まで1分で暖まったものが1分30秒かかるなどの遅延が発生するのです。
これも損失としては大きいのではないでしょうか。
汚れをそのままにしておくとどうなる?
汚れを放置すると落ちにくいたちの悪い汚れに変質していきます
また、こういった汚れを放置するということは電子レンジの掃除そのものをサボっている可能性も高いので、カビの発生などのトラブルも考えられるでしょう。
カビ以外の最悪のケースはゴミが溜まりすぎたことでゴキブリが電子レンジ内部や近辺で住み着くようになってしまうことです。
ゴキブリは寒い環境ではまともに動けないので暖かい場所を好む傾向にあり、掃除をされていないゴキブリの餌がたっぷりある電子レンジが狙われるケースが多々あります。
ゴキブリが発生して電子レンジ近辺に住み着くと、卵を解体しないと届かない部分に産み付けられる危険性があるため、1年が経過すると家の中がゴキブリだらけになる危険性もあるのです。
こうなるともはや手がつけられなくなるので、電子レンジを廃棄するしか対処法はありません。
電子レンジの掃除頻度はどのくらい?
電子レンジの掃除頻度は実はアンケートを採っているサイトがいくつかあるのです。
参考にするのは『「電子レンジのお掃除頻度」を主婦239人に聞いた!こまめ派とたまに派の差が浮き彫りに…(kufura) | Kitchen Navi』や『電子レンジ、加熱室(庫内)掃除の頻度は?|フェリシモ モノコトづくりラボ』『週1と毎日が同率2位!主婦302人に聞いた「電子レンジ掃除の頻度」1位は… | kufura(クフラ)小学館公式』がいいでしょう。
これらのサイトを見てみると月1回という回答も多めでしたが、毎日や1週間に1回や2回といった回答が多めであると感じました。
こういった人々の意見が100%の正解にはなりませんが、自分の掃除頻度における参考例にはなってくれます。
ただし、電子レンジ内部は使用頻度によって汚れるスピードも大きく異なるので、使うことが多いという人はきちんと掃除をする頻度も増やしましょう。
汚れがどうしても落ちないときの対処法
どうしても汚れが落ちない時は、重曹やクエン酸を電子レンジで温めてから掃除をするというやり方をまずは実行してください。
これで落ちない時は重曹ペーストを用意して汚れに貼り付けるというやり方が推奨されます。
あとはいらなくなったポイントカードや多少の研磨作用がある歯磨き粉と歯ブラシを利用して汚れを擦って落とすというやり方もあります。
こういったやり方を色々と試してみて、汚れを落としていきましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は電子レンジの二重ガラスを掃除する方法について紹介しました。
電子レンジのガラスはかなり頑丈であり、多少傷がついてもマイクロ波が漏れるといった危険性はありません。
ただし、傷が発生すると電子レンジ内部が高温になったタイミングでヒビが入るなどのトラブルに繋がるケースがあるので、擦りすぎには要注意です。
擦り洗いが有効であるのは間違いないのですが、力を入れすぎないように注意しながら作業をしてください。
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