電子レンジの吹きこぼれを掃除する方法!吹きこぼれを放置すると?

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キッチン

電子レンジのトラブルで発生しやすいのが『吹きこぼれ』です。

麺を茹でたり牛乳を温めたりするときにこの吹きこぼれが発生してひどい目に遭った人も多いでしょう。

そこで、今回はこの吹きこぼれが発生してしまったときの掃除方法を紹介しつつ、吹きこぼれがどうして発生してしまうのか、どうやったら吹きこぼれを防止できるのかも解説致します。

ついでに電子レンジそのものの掃除頻度や汚れの種類なども見ていきましょう。

電子レンジの吹きこぼれを掃除する方法とポイント!


電子レンジ内部の汚れを除去する方法はいくつかありますが、今回は吹きこぼれが発生してしまった電子レンジ内部を綺麗にするための方法について詳しく解説致します。

このやり方は通常の電子レンジ掃除にももちろん使えますので、覚えておきましょう。

準備するもの

・重曹
・計量カップ
・雑巾や布巾

やり方

やり方はとても簡単であり、簡単ではありますが効率的な方法なので普段の電子レンジ掃除にも活用してください。

重曹を使った電子レンジ掃除のやり方

①40℃程度のお湯200mlに重曹を1杯加えてかき混ぜ、重曹水を作る

②作った重曹水に雑巾や布巾を浸す

③軽くしぼって布巾や雑巾をそのまま電子レンジに入れる

④電子レンジで600Wで3分程度加熱する

⑤温められた布巾や雑巾を使って吹きこぼれや電子レンジ内部の汚れを掃除する

⑥水で濡れた雑巾で全体を拭く

⑦乾いた雑巾で乾拭きする

ポイント

・汚れがひどいときは重曹の割合を多くした重曹水を作ることで効果が出やすくなるが濃度を濃くするとアルカリ性の性質が強くなり皮膚へ材質への影響も強くなるので要注意
・重曹の量を多くしすぎると溶けきらなくなったり白い拭き筋が残ってしまうようになるので要注意
・重曹は60℃程度のお湯を使うと効果が出やすいという声もあるが、65℃以上だと水と二酸化炭素と炭酸ナトリウムの分解が始まってしまうという声もあるので、40℃程度に抑えた方が良い
・重曹だけでは落ちない汚れにはメラミンスポンジなどを使って擦り洗いする

電子レンジの吹きこぼれを掃除するときの注意点


吹きこぼれが発生している時の掃除にはどのような注意点があるのかをまとめます。

・吹きこぼれが発生している時は基本的にアルカリ性の性質があるものを使って汚れを落とす
・レンジの外側も油が混じった埃によって汚れが発生しているので、重曹水を用いて外側も綺麗にすること
・重曹が無い場合はセスキ炭酸ソーダでも同じような効果が得られる
・吹きこぼれが発生した場合、ターンテーブルや受け皿が取り外し可能な場合は取り外しを行って重曹水を使って掃除するのも正解
・内部のカビが発生していた場合は重曹水だけでは効果が薄いことがあるので、そのときは消毒用エタノールを用意して対応すること
・重曹には研磨作用もあるので力を込めて擦り洗いをすると予想以上に削り取ってしまう可能性もある
・重曹には食用と掃除用があるため、掃除に使う時は掃除用の重曹を用いること
・しつこい汚れが相手の時はメラミンスポンジを使って対処するか、重曹と水が1:1から2:1程度の割合になるように混ぜて重曹ペーストを作って貼り付けて放置するといった対処方もある

吹きこぼれが起こる原因は?


吹きこぼれが発生してしまう原因はいくつかあります。

たとえば、麺類をゆでるためにレンジに入れた時吹きこぼれ我発生してしまった場合は、麺類から溶け出してしまうデンプン質が原因となります。

このデンプン質は沸騰するときに発生する泡を壊れにくくする性質があり、泡立ちが発生すればするほど泡が蓄積されて上に押し上げられるようになるのです。

こうなると吹きこぼれ我発生します。

これが牛乳の場合は温めることで発生する薄い膜が原因になるのです。

牛乳の場合は温めるとタンパク質が集合して薄い膜を作り、泡立ちが多発することで同じように上に押し上げられるようになってしまうのです。

ちなみに、このように急激に沸騰して中身がこぼれる様子を突沸と言います。

液体を温めると沸点に達することで泡が出て沸騰が発生するのですが、沸点に達しているのに泡が出ない状態になり何らかの刺激が加わることで突発的に中身が飛び出すことを突沸と言うのです。

牛乳や豆乳は急激に温めることで液体の沸点を超えても沸騰が発生しない状態になり、何らかの刺激が加わることで一気に膨れあがるといった現象が発生してしまいます。

これは麺を茹でるときに発生する現象でも一緒で、とろみがある食品は対流が発生しないために突沸が発生します。

吹きこぼれは防げるの?

麺類を茹でたり牛乳を用いることで発生しやすい吹きこぼれを防ぐ方法はいくつかあります。

そのやり方の一つが柄の長いスプーンや割り箸を入れた状態で加熱することです。

これで蒸気の通り道ができるようになり突沸が発生する確率を減らせます。

ただし、急激に温めてしまった場合は突沸が発生してしまうので気をつけましょう。

突沸は加熱後に発生するケースもあるので、加熱が終わってもすぐに取り出さずに1分程度放置するといったやり方も推奨されています。

他には温める時に急激に温めるのではなく、何回かに分けて加熱して取り出すタイミングでかき混ぜてしまうといった方法もあります。

色々と対策はありますが、この一度取り出してかき混ぜるといったやり方がシンプルかつ効果的という声が多いので、個人的にもこの方法を推奨します。

吹きこぼれを放置するとどうなる?


吹きこぼれのような汚れを放置するとますます電子レンジは汚れていきます。

そうなると、嫌な臭いが発せられるようになりますし、レンジ内部にカビが発生する確率も上がるでしょう。

また、汚れを放置するとそれらの汚れが電磁波を遮るようになるので電子レンジそのものの効率が一気に落ちます。

さらに厄介なのが、これらの汚れから発火する危険性があることです。

YOUTUBEにも電子レンジの汚れから発火する動画がいくつかあるので、見てもらいたいのですがたとえ火事に強い家でも家の中から発生する火事は防げないので非常に危険と言えます。

電子レンジの汚れの種類とその原因


電子レンジの汚れは食品を温める時に発生する食品の糖分やタンパク質や油分などが飛び散りです。

液体の場合は蒸発によって水分が籠もることでも汚れになってしまいます。

これらの汚れによって電子レンジ内部には汚れが蓄積されていくのです。

オススメの掃除頻度はどのくらい?


お勧めの掃除頻度は、頻繁に電子レンジを使う人は1週間に2回以上、たまにしか電子レンジを使わない人は1週間に1回程度で十分でしょう。

本格的な掃除は1ヶ月に1回程度でも十分です。

電子レンジ内部の汚れは使用頻度によって汚れスピードが大きく異なりますので、自分の家庭がどれだけ使っているのかをチェックした上で掃除頻度も調整すると良いでしょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は電子レンジで吹きこぼれが発生したときの対処方を紹介しました。

また、吹きこぼれを防ぐための方法もチェックしてきましたが、一番安全なやり方が割り箸などを用いて空気の通り道を作っておくことか、何回かに分けて温めるというやり方にシフトするかです。

個人的には後者が一番安全だと感じましたので、突沸してしまう可能性がある食べ物を温める時は何回かに分けて温めるようにしてみてはいかがでしょうか。

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