セスキ炭酸ソーダを使った換気扇のフィルター掃除のやり方とコツ!

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換気扇掃除

キッチンの換気扇の油汚れ、擦ってもなかなか落ちずに困ってしまった経験がある、という方は多いのではないでしょうか。

換気扇のフィルターの掃除は、セスキ炭酸ソーダを使うと簡単に、楽に行うことができます。

さらに、セスキ炭酸ソーダには酸性の汚れの臭いを取り除いてくれる働きもあるので、換気扇が綺麗になるだけではなく、気になる臭いまでスッキリと消し去ってくれます。

換気扇の掃除はつい面倒と思って避けがちですが、セスキ炭酸ソーダで手軽に始めてみましょう。

セスキ炭酸ソーダを使った換気扇のフィルター掃除のやり方!

準備するもの

  • セスキ炭酸ソーダ
  • 厚く大きなごみ袋
  • 使わなくなった歯ブラシ
  • ナイロンたわし
  • ゴム手袋

やり方

  1. シンクにごみ袋を2枚重ねて開き、中に50度の熱めのお湯を溜めます。
  2. そこにフィルターを入れます。
  3. 鍋でお湯を沸かし、セスキ炭酸ソーダを袋の半分ほど入れ、スプーンなどでよく混ぜておきます。
  4. お湯で溶かしたセスキ炭酸ソーダをごみ袋の中に入れ、よく混ぜたら、そこにフィルター以外のシロッコファンなどの部品も入れ、20~30分放置します。
  5. 一度、ごみ袋からフィルターを取り出し、歯ブラシで軽く擦って汚れを落とします。再びごみ袋に戻して浸け置きしましょう。(汚れがひどい時はこれを繰り返して行って下さい)
  6. 浸け置きが終わったら洗い流して終了です。セスキ炭酸ソーダは残ると白くなるので、しっかりと洗い流すようにしましょう。

 

浸け置きをする際は、水ではなくお湯を使うことで汚れへの浸透が早くなり、汚れ落ちがよくなります。なお、ブラシなどでゴシゴシと擦ると塗装が剥げてしまうので、汚れがとれない時は軽く擦るようにして下さい。

フィルター以外にもセスキ炭酸ソーダは使える?


換気扇のフィルター以外にも、シロッコファンや換気扇本体の掃除にセスキ炭酸ソーダを使うことができます。

その際、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすい性質のため、水と合わせてセスキ水を作り、スプレーボトルなどに入れてセスキスプレーを作ると掃除がしやすくなります。

汚れが気になる箇所にセスキスプレーを噴射し、数分置いた後にタオルなどで拭き取って下さい。

セスキスプレーには汚れを落とす効果だけではなく、生ごみなどの酸性の臭いを抑える作用もあるので、三角コーナーなどにシュッと吹きかけるだけでも効果が期待できます。

シロッコファンにこびりついた油汚れは、水で溶かしたセスキ炭酸ソーダよりも、お湯の方が油の分解が進みやすくなるので、シンクに栓をしてお湯を溜め、そこにシロッコファンとセスキ炭酸ソーダを入れて浸け置きするとよいでしょう。

セスキ炭酸ソーダを掃除で使うときの注意点


セスキ炭酸ソーダは自然由来の成分で、人や環境にも優しいナチュラルクリーニングのアイテムとして人気がありますが、先に触れた通りアルカリ性であるため、直接触ると肌荒れを起こす危険があります。

そのため、掃除で使用する際には必ずゴム手袋をするようにして下さい。

小さなお子さんやペットが口に入れないよう、手が届かない場所で保管することも大切です。

また、セスキ炭酸ソーダはアルミや銅、白木、大理石、畳、皮などに使うと、変色やシミの原因となります。

換気扇のフィルターにはアルミが使われていることもあるので、必ず取り扱い説明書で確認して下さい。

換気扇の掃除にセスキ炭酸ソーダがオススメの理由


セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムで構成された無機化合物です。

自然由来の成分のため、合成洗剤よりも人や環境に優しいと、近年掃除用洗剤として人気となっていますが、どうして換気扇の掃除にセスキ炭酸ソーダがお勧めなのでしょうか。

それは、セスキ炭酸ソーダがアルカリ性の成分であるのが主な理由です。

キッチンの換気扇の主な汚れは油汚れですが油汚れは酸性のため、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダと混ざると中和されやすくなり、汚れが落ちやすくなります。

なお、セスキ炭酸ソーダと同じ自然由来の成分で掃除用洗剤して人気のある重曹もアルカリ性です。

「それなら重曹で掃除をしてもよいのでは?」と思う方もいるかも知れませんが、重曹がPH8.2なのに対してセスキ炭酸ソーダはPH9.8となっており、セスキ炭酸ソーダの方がよりアルカリ度が高いので、重曹よりも油汚れを落としやすいという特徴があります。

フィルターが汚れることで起こる問題点

電気代がかなりかかる

フィルターの汚れを放置していると、換気扇内部のシロッコファンにも汚れが付着し、ファンを回すのに余計なパワーが必要となります。

その結果、電気代が高くなってしまうことがあります。

最近、生活自体は何も変わっていないのに電気代の支払いが高くなったと感じたら、換気扇に汚れが溜まっていないか確認してみましょう。

異臭がする

キッチンの換気扇の汚れはホコリやゴミだけではなく、油も多く含まれます。

油汚れをそのままにしておくと、酸化し、臭いがするようになります。

また、ホコリやゴミも放置しているとカビが生えて、異臭の原因になります。

故障の原因になる

キッチンの汚れには、調理中に飛び散った塩分や水分も含まれています。

塩分や水分が換気扇のフィルターに付着すると、塗装が腐食して劣化や故障の原因になることがあります。

また、汚れがついたままで換気扇を使い続けていると、シロッコファンに負担がかかり、壊れやすくなります。

カビが生える

ホコリやゴミを放置していると、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。

特にキッチンの換気扇は、油分、塩分、水分などが含まれるため、カビや雑菌が生えやすいと言われています。

換気扇はガス台やIH台の真上にあるため、カビや雑菌を含むゴミが調理中の鍋やフライパンに落ちてしまうと、食中毒の原因にもなります。

火事の可能性が高くなる

油汚れを放置していると、シロッコファンやモーターの動作不良が起こり、場合によっては漏電を引き起こしてしまうことがあります。

また、油汚れの油に調理中の火が引火してしまい、火事が起こる可能性もあります。

換気扇のフィルターの汚れを防ぐ方法


換気扇のフィルターの掃除をこまめにできないという場合は、外付けフィルターを取り付けてみましょう。

外付けフィルターは、その名の通り換気扇のフィルターの外につけるものです。

外付けフィルターを取り付けることで、フィルターへの汚れが0になるわけではないのですが、フィルターに付着する汚れを抑えることができるので、掃除の頻度を減らすことができます。

ただし、外付けフィルターを長期間つけっぱなしにしてしまうと、空気の吸い込みが悪くなったり、酸化した油の匂いがしてしまうため、汚れたらすぐに取り換えるようにして下さい。

まとめ

換気扇の掃除は、年に一回、年末の大掃除の時にしか行わないという方も多いと思いますが、換気扇の汚れは長期間放置するほど、冷えて固まり、ガチガチになって落としにくくなってしまうので、3~4ヶ月に一回は定期的に掃除を行いたいもの。

その際、ブラシやスポンジでゴシゴシと擦らなくてはいけないのは面倒ですが、セスキ炭酸ソーダならお湯に溶かして浸け置きしておけば、後は簡単に汚れを落としてくれます。

浸け置きしている間は別の場所を掃除したり、掃除以外の時間を過ごしていてもよいので、とても楽ですよね。

換気扇掃除は億劫に感じる方も多いですが、「セスキ炭酸ソーダで浸け置き」の技を覚えておけば、手間が省けて気軽に始めることができますよ。

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