洗濯槽の掃除を怠ることで黒カビが大量に発生してしまいますが、メーカー側もこのことを苦慮して洗濯機に「槽洗浄コース」を追加しているところが増えています。
そこで、今回は、シャープ・パナソニック・日立・東芝といった大手のメーカーにおける槽洗浄コースの使い方やポイントを紹介して参ります。
槽洗浄コースがない場合の掃除の仕方も紹介いたしますので、是非ご覧ください。
洗濯機の槽洗浄コースの使い方やポイント
それではいきなりですが本題に入りましょう。
槽洗浄コースで洗濯槽洗浄をする場合に推奨される洗剤は塩素系クリーナーです。
それ以外に酸素系クリーナーや重曹がありますが、基本的に洗濯機についている槽洗浄コースを使う場合は塩素系となるので、注意しておきましょう。
準備するもの
- ゴム手袋
- 塩素系クリーナー
- 50℃程度のお湯を入れるバケツ
- タオルか雑巾
使い方
こちらは「槽洗浄だぞ~(^^♪洗濯機の槽洗浄・槽乾燥コースを使うの巻」という動画になります。
この動画に則ってやり方を記載すると以下のとおりです。
①柔軟仕上げ剤投入口や糸くずフィルター、乾燥フィルターや排水フィルターは先に掃除する
②洗濯槽に洗濯槽の洗浄向けのクリーナーを入れる(投入量は塩素系漂白剤の説明で確認する、汚れがひどい場合は多めにする)
③スイッチを入れる
④槽洗浄3時間または11時間コースを選ぶ
⑤スタートを押す
槽洗浄コースの時間はどのくらいかかる?
槽洗浄コースは先ほど紹介したように3時間コースと11時間コースが一般的です。
汚れ具合や洗濯槽の掃除頻度からコースを選びましょう。
一般的には3時間コースは1~2ヶ月に1回洗濯槽を掃除する人向けで、11時間コースは半年に1回とか1年に1回程度しか洗濯槽を洗わない人向けとなっています。
この掃除頻度もどれだけカビが発生しないようにケアしていたのかで変わってきますので、あくまでも目安としてとらえてください。
メーカー別!槽洗浄コースの使い方やポイント
洗濯機には様々なメーカー品が存在しますが、メーカーによって洗濯槽の掃除機能「槽洗浄コース」の使い方が多少異なるので、その違いを見ていきましょう。
シャープの槽洗浄コース
準備するもの
- 雑巾やタオル
- バケツ
- 塩素系クリーナー
- ゴム手袋
使い方
①ドアを閉めて電源を入れる
②運転切替を押す
③「洗い」キーを押す
④時間を選ぶ
⑤「メニュー」を押して「槽クリーン」を選ぶ
⑥洗濯槽クリーナーを直接ドラムに流し込む
⑦スタートを押す
パナソニックの槽洗浄コース
準備するもの
- 雑巾やタオル
- バケツ
- 塩素系クリーナー
- ゴム手袋
使い方
①電源を入れる
②「コース」で「槽洗浄」を選ぶ
③スタートする
④約5分後にブザーが鳴るので蓋を開けてクリーナーを入れる
⑤蓋を閉める
⑥12時間放置
⑦石鹸カスを取り除いて糸くずフィルターのゴミをとって終了
参考URL:https://dl-ctlg.panasonic.com/jp/manual/na/na_fs60h7.pdf
日立の槽洗浄コース
準備するもの
- 雑巾やタオル
- バケツ
- 塩素系クリーナー
- ゴム手袋
使い方
①水栓を開けて「入」ボタンを押す
②「清潔」ボタンまたは「洗濯」ボタンを押して「槽洗浄」コースを選択する
③3時間か11時間で選ぶ
④ドアを閉め、「スタート/一時停止」ボタンを押す
⑤給水してドラム内に水面が見えたら、すぐに、再度「スタート/一時停止」ボタンを押して一時停止して、クリーナーを入れる
⑥ドアを閉めて「スタート/一時停止」ボタンを押す
⑦運転終了後石鹸カスなどが残っていたら除去して、糸くずフィルターを掃除する
参考URL:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/wash/q_a/a45.html
東芝の槽洗浄コース
準備するもの
- 雑巾やタオル
- バケツ
- 塩素系クリーナー
- ゴム手袋
使い方
①水栓を開けて「入」を押して電源を入れる
②「選択切替」を押して「洗濯」「洗乾」を選ぶ
③「コース」を押して「槽クリーン」を選ぶ
④「スタート」を押す
⑤洗濯・脱水槽に塩素系漂白剤を300ml入れる
⑥ふたを閉める
⑦終わったら水栓を閉じて糸くずフィルターを掃除する
参考URL:https://faq-toshiba-lifestyle.dga.jp/faq_detail.html?id=360
洗濯槽を掃除する時の洗剤の選び方!
洗濯槽を掃除するときには、塩素系クリーナーと酸素系クリーナー、そして重曹の3つから選ぶことになるのですが、一般的に洗濯槽の洗浄コースで用いるのは塩素系クリーナー一択となります。
説明書にも「塩素系漂白剤を使ってください」とか「自社製品のクリーナーを使ってください」といった書き方をされているのでそちらをまずはチェックしてください。
塩素系クリーナーはゴミ取り作業が発生しないので非常に簡単ですが、酸素系クリーナーは塩素系クリーナーと比較すると殺菌力は低くゴミ取り作業が発生するので注意しましょう。
しかし、肌が弱いという人はゴム手袋越しでも塩素系クリーナーを使いたくないという意見がありますので、そういう人は酸素系のクリーナーを選ぶことになると思います。
コースによって電気代が異なる?
短時間が3時間で、長時間だとだいたい11時間から12時間になりますがそれだけ稼働している時間が長ければ電気代も異なってきます。
ざっくりとした試算ですが、短時間コースだと電気代は40円から50円くらいで、長時間コースだと120円から130円くらいはかかると思ってください。
洗濯槽を掃除する頻度はどのくらい?
洗濯槽の掃除頻度は3時間コースで用いる場合は1ヶ月から2ヶ月に1回となります。
11時間コースや12時間コースを使う場合は半年に1回とか1年に1回の掃除となるでしょう。
筆者の意見になりますが、塩素系漂白剤を使った場合の掃除は非常に簡単なので1ヶ月に1回程度の掃除頻度でもそこまで煩わしくないと感じております。
槽洗浄コースがない場合の掃除の仕方は?
あまりにも古いタイプの洗濯機だとこの洗濯機洗浄コースが存在しないことがあります。
その場合は50℃程度のお湯を入れてその中に塩素系漂白剤を加え、そして11時間ほど放置し、終わったらすすぎと脱水運転をすれば洗濯槽を掃除が完了となります。
寝る前に実行して翌朝になったら脱水やすすぎをするという対応もいいでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は洗濯機における槽洗浄コースの使い方ややり方について記載しました。
これはメーカー以外にその洗濯機によってもやり方が変わってきますので、まずは説明書をご覧ください。
基本的にやり方は簡単なので、塩素系漂白剤を用意して試しに実行してみましょう。
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