フローリングには色んなワックスやコーティングが存在しますが、そのやり方によって後の掃除の仕方も変わってきます。
今回はガラスコーティングした場合のフローリングの掃除方法とポイントをより具体的に見ていきましょう。
ガラス以外にもあるいろいろなコーティングお手入れ方法も簡単に紹介していきますので、自宅のフローリングが何のコーティングをしているのかを確認した上で参考にしてもらいたいです。
ガラスコーティングしたフローリングの掃除方法とポイント!
ガラスコーティングしたフローリングはどのようにケア及び掃除するのが正解なのでしょうか、具体的なやり方を見ていきましょう。
準備するもの
・空のスプレーボトル
・フロアワイパー
・毛先を整えた歯ブラシ
・雑巾やマイクロファイバークロス
やり方
基本的なやり方は他のコーティングしたフローリングと一緒ですが、やっては行けない行動があるのでそこを注意しながら掃除する必要があります。
ガラスコーティングをしたフローリング掃除方法
①中性洗剤を希釈してスプレーボトルに入れる
②椅子などを動かして掃除できるようにする
③フロアワイパーなどを使ってフローリング全体の埃を除去する
④雑巾やマイクロファイバークロスをワイパーに装着し、床全体に作った溶剤を満遍なく噴射して丁寧に拭いていく
⑤フローリングの板材と板材の隙間部分に作った溶剤を噴射し、古歯ブラシを使って丁寧に擦り洗いしていく
⑥乾いたマイクロファイバークロスや雑巾をワイパーに装着して床全体を満遍なく拭いて水気を飛ばす
⑦動かした椅子などを元に戻して終了
ポイント
コーティングしたフローリングを掃除する時の注意点
コーティングしたフローリングを掃除する時の注意点は施したフローリングによって掃除における注意点が変わってしまうという事です。
たとえば、ガラスコーティングをするとフローリングを痛めることなく水拭きをすることができるようになるので、通常のフローリングよりも水拭きの頻度を増やす事ができます。
これが通常のフローリングならば水拭きはできるだけ抑えた方がいいのですが、ガラスコーティングをすれば問題なしとなるのです。
ただし、ガラスコーティングは化学雑巾や掃除機を使うと薬品成分がフロアに残ることで悪影響を与えたりフロアに傷をつけてしまうケースがあるので避けた方がいいと言えるでしょう。
通常のフローリング掃除ならば埃をある程度払った後に掃除機を使った方がいいとなるのですが、ガラスコーティングではしない方がいいという状態に変わってしまうのです。
また、ガラスコーティングをしたのなら定期的なワックスがけも不要になるという点も注意しましょう。
ワックスをしてしまうとコーティング皮膜の上に質の低い皮膜を被せる事になりますので、むしろ見た目的にもよろしくない状態になってしまいます。
ガラス以外の様々なフローリングのコーティングお手入れ方法!
ガラスコーティング以外にもコーティングは色々とあります。
ここでは『UVコーティング』と『ウレタンコーティング』と『アクリルコーティング』と『シリコンコーティング』と『ダイアコーティング』の5種類の方法について詳しく見ていきましょう。
UVコーティングのお手入れ方法
UVコーティングは近年主流のコーティングであり、赤外線(UV)の照射を利用した耐久性に優れたウレタンベースの硬化塗料です。
このコーティングをした後は水拭きと乾拭きとちょっとした埃の除去だけで十分となります。
ワックスの上塗りも不要です。
落としにくい汚れが発生した時はアルコールや希釈した中性洗剤を使ってください。
塩素系漂白剤も使うことができます。
一度このコーティングをすると20年から30年は使える塗膜が厚いコーティングになってくれるので、とても便利です。
ウレタンコーティングのお手入れ方法
こちらはウレタン素材によるコーティングで、DIY用で売られている製品はこのウレタンコーティングが多いです。
このウレタンコーティングをしているフローリングにおけるお手入れ方法はガラスコーティングとほぼ一緒です。
乾拭きと固く絞った雑巾での水拭き、汚れがひどいところは希釈した中性洗剤を用いて綺麗にしてください。
また、化学成分を残さないように洗剤を用いた後は綺麗に拭き取りましょう。
化学雑巾の使用や雑巾の使用もNGです。
アクリルコーティングのお手入れ方法
アクリルコーティングは他のコーティングと比べると硬度や耐久性や耐水性が低めなので、水や洗剤を使った掃除頻度は少なめの方がいいです。
具体的には柔らかい布を用いての乾拭きやフローリング用のお掃除シートを使っての簡単な掃除がお手入れ方法となります。
掃除機にもそこまで強くないので、あまり使わない方がいいでしょう。
シリコンコーティングのお手入れ方法
シリコンコーティングを使った後のお手入れ方法は先に紹介したガラスコーティングとウレタンコーティングとほぼ一緒です。
乾拭きと固く絞った雑巾による水拭き、及び希釈した中性洗剤を使った掃除を意識してください。
ダイアコーティングのお手入れ方法
ダイアコーティングはとにかく耐久性に優れており被膜の厚みもあって手入れが簡単なコーティングです。
なので、水や洗剤を使って掃除することも容易となっています。
普段のお手入れは掃除機も併用しつつ乾拭きと固く絞った雑巾での水拭き、汚れがひどいところは希釈した中性洗剤を用いて綺麗にしましょう。
コーティングを長持ちさせるコツ!
コーティングを長持ちさせるコツはワックスを長持ちさせるコツと一緒です。
それはできるだけ傷をつけないこととなります。
傷をつけるとコーティングが剥がれる原因となりやすいので、できるだけ傷をつけないように立ち回りましょう。
コーティングによっては掃除機を使えることもありますが、使わないほうがいいコーティングもありますので傷をつけない立ち回りを求められます。
コーティングの掃除に使ってはいけない掃除グッズは?
コーティング掃除に使ってはいけない掃除グッズは傷をつけてしまう可能性があるグッズです。
具体的にはほうきや掃除機は避けた方がいいでしょうし、削るタイプのメラミンスポンジも使わない方がいいでしょう。
またフロアワイパーを使う時も戻ってくる時に反転しないタイプを使うことを推奨します。
とにかく、削ったりして傷をつける可能性があるものは全部避けた方がいいという考え方を持ってください。
フローリングの掃除頻度はどのくらい?
フローリングの掃除頻度は、簡単な掃除ならば毎日が推奨されます。
水拭きを含めた掃除ならば1週間に1回程度、中性洗剤を使った掃除ならば1ヶ月に1回程度の頻度がいいでしょう。
ただし、人が多くいる場所ほど汚れますので汚れ具合によって掃除頻度を増やした方がいいです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はガラスコーティングしたフローリングの掃除方法とポイントを紹介しました。
ガラスコーティング以外にもかなり色んなコーティングがありますので、いつも通りの掃除をする時はどんなコーティングをしたのか必ずはっきりとさせておきましょう。
また、ワックスと一緒で傷をつけるとそこからコーティングが剥がれてしまう可能性がありますので、できるだけ傷をつけない立ち回りを意識してください。
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