フローリングの掃除に水拭きがダメな理由と基本的な掃除方法!

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フローリング掃除

フローリングは水拭きもダメと言われていますが、その理由を理路整然と説明できる人は少ないでしょう。

そこで、今回はフローリングの掃除に水拭きがダメな理由と基本的な掃除方法について紹介します。

水拭きをするとどういったメリットやデメリットが発生するのか、基礎的なフローリングの掃除方法はどうなっているのか、注意点は何なのか、効果的な掃除頻度はどれぐらいなのかもチェックしてまとめていきましょう。

フローリングの掃除に水拭きがダメな理由!


フローリングの掃除で水拭きがダメな理由は大きく分けて2つあります。

それはフローリングそのものが水に対してそこまで相性が良くなく、大量の水と接している状態だと木材が水を吸い込んで変形してしまったりカビが発生する原因となってしまうからです。

2つ目がワックスをしてある状態でいきなり水拭きをしてしまうと大きなゴミも巻き込む形で水拭きをすることになるので、せっかくしてあるワックスを傷付ける原因となってしまいます。

特に、無垢材のフローリングは水に対して弱いので水拭きをするのは最小限にした方がいいという意見もあります。

ただし、固く絞った雑巾で水拭きをするといった対策もきちんと行っているのであれば綺麗にするための水拭きとして有用なのも事実ですので、用は使い方次第で問題なく水拭きは実行可能となっているのです。

それでも水に対してそこまで強くはないので頻繁に水拭きをするのはやはり避けた方がいいという声も一定数あります。

掃除頻度については詳しくは後述しますが、そういった考え方もあるため水拭きの推奨掃除頻度は1週間に1回程度にした方がいいという声が多いのでしょう。

水拭きのメリットとデメリットは?


水拭きにはメリットとデメリットがありますので、そちらをきちんと見ていきましょう。

掃除をする時もこれらを理解しているのとしていないのでは意識が大きく変わってきます。

メリット

・洗剤を使わなくても皮脂汚れなどのベタつき汚れをある程度は除去できる
・頑固な汚れが発生していたとしてもある程度は除去できる
・埃が舞い上がらなくなるのでハウスダストなどのアレルギーがある人にとってはとても有用
・洗剤を使わないので洗剤費用を節約できる

水拭きは洗剤いらずの簡単な掃除ですが、ある程度の汚れまでは対処できますので経費削減という部分でもかなり有用と言えるでしょう。

デメリット

・フローリングそのものがそこまで水に強くないので、雑巾の絞り方が雑だとフローリングが水浸しになってしまい傷がついてワックスが剥がれている箇所から吸収されて変形したりカビが発生してしまう原因となる
・擦り洗いすることになるのでワックスが少しずつ剥がれてしまう
・フロアワイパーなどを使わないで丁寧に水拭きをするとなると結構しんどい

水拭きは幼い頃に学校生活などでやったことがある人ならわかると思いますが、結構しんどい作業です。

これをフロアワイパーなどを使わないで自分の手で実行するというのなら体力的な部分も考慮しないといけなくなるでしょう。

フローリングの種類によって水拭きはOK?


フローリングの種類によっては水拭きも使いやすくなります。

まず、フローリングには大きく分けて無垢材フローリングと複合フローリングの2種類が存在しています。

そのうちワックスがある程度自由にかけられるので水気にもそこそこ強いのが複合フローリングです。

マンションなどの集合住宅ではほぼ複合フローリングなので、材質がわからないという方も複合フローリングとして考えておくといいでしょう。

逆に無垢材フローリングはそもそもの特徴として水分を吸収したり放出する調湿性に優れているという性質があるため、大量の水気があるとそれも吸収してしまう危険性がありカビなどに意識しないといけないのです。

とりあえず、複合フローリングでワックスがきちんとかけられているのなら水拭きもある程度自由にできると考えておくといいでしょう。

基本的なフローリングの掃除方法!

それでは具体的にフローリングを掃除する方法について紹介します。

ここでは茂木和哉氏の動画で紹介していきます。

準備するもの

やり方

こちらの動画はとてもわかりやすくフローリングの床を掃除する方法を紹介しています。

タイトルは『安心安全!フローリングの床拭き掃除術!【皮脂汚れ】【食べこぼし汚れ】』です。

洗剤も使っていますが基本的に希釈して用いるのでフローリングの床に対してのダメージもほとんど発生しないでしょう。

フローリングの簡単掃除方法

①スプレーボトルに白いなまはげなら47倍希釈した溶剤を作る、リニューアル品のシャボンの泡なら30倍希釈の溶剤を作る

②椅子などを動かして掃除できるようにする

③雑巾やマイクロファイバークロスをワイパーに装着し、床全体に作った溶剤を満遍なく噴射して丁寧に拭いていく

④フローリングの板材と板材の隙間部分に作った溶剤を噴射してチャンネルブラシを使って丁寧に擦り洗いしていく

⑤乾いたマイクロファイバークロスや雑巾をワイパーに装着して床全体を満遍なく拭いて水気を飛ばす

⑥動かした椅子などを元に戻して終了

ポイント

・チャンネルブラシはお風呂場のタイル掃除でも使えるように結構硬めの材質なので、そのまま強く擦りすぎると傷だらけに可能性があるため要注意
・チャンネルブラシがないという方や傷付けるのがちょっと怖いという方は使い古した歯ブラシを加工して用いればある程度同じ効果が得られるのでおすすめ、具体的にはL字に曲げて毛先を斜めにカットするだけで隙間掃除用の道具になってくれる
・使う洗剤によって希釈するための倍率が違うので要注意
・洗剤は大量に用意されているタイプを購入すると安上がりなので、たくさん使う予定があるという方は500mlとかではなく2Lタイプや5Lタイプを購入しよう
・椅子の座面部分も掃除をしていないとかなり汚れているのでそちらも対応すること
・通常のフロアワイパーだと動画のように押して引くという動作の中で反転して床を傷付ける危険性があるので、動画で使っているようなワイパーを用意すると掃除が楽になる

フローリングを掃除する時の注意点


フローリング掃除における注意点は色々とありますが、最も注意すべき事は傷のケアと水気のケアです。

まず、一般的に主流となっている複合フローリングではワックスがけがされているのですが、その状態で傷がつくとワックスが剥がれます。

このワックスが剥がれている箇所に水が浸透するとそこからワックスが剥がれやすくなってしまったり、フローリングが痛む危険性があるので要注意です。

特に、フロアワイパーを使って掃除している人は戻す動作で反転するということがしばしばあると思いますが、あの動作でも小さな傷が発生している可能性があるので水拭きをすることが多い人は意識した方がいいでしょう。

水気についても基本的に残さないようにすることが大切なので、水拭きをした後は乾拭きをして水気を飛ばしましょう。

洗剤を使って掃除した後は、洗剤成分を飛ばすために丁寧に水拭きをしてさらに丁寧に乾拭きをして洗剤成分も水気も飛ばして下さい。

効果的な掃除頻度はどのくらい?


フローリングの掃除頻度はザックリとした考え方で、簡単な掃き掃除や拭き掃除は毎日行い、水拭きを含めた掃除は1週間に1回程度で、本格的な洗剤を使った掃除は1ヶ月に1回程度と考えておけばいいでしょう。

ただし、汚れるスピードはどれぐらいフローリングがある空間に人がいるのかで変わってくるので、自分の目で見て判断する必要性が高いのです。

フローリングの汚れを防ぐ効果的な方法!


フローリングの汚れを防ぐにはやはりワックスがけを丁寧にしておくことが重要でしょう。

ワックスがけがされているのであれば、ちょっとした汚れでも水拭きや希釈した洗剤を用いてあっさりと落とせるようになるので掃除がとっても楽になります。

汚れそのものを防ぐことは困難なので、掃除しやすい環境にするという意識を持ちましょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回はフローリングの掃除に水拭きがダメな理由と基本的な掃除方法を紹介しました。

動画で紹介した掃除方法である程度しつこいフローリングの汚れも落とせるようになるので、後はワックスがけの方法を学べば解決です。

ワックスがけは結構な肉体労働となりますので、実行するときはミスをしないようにある程度やり方を理解した上で挑むといいでしょう。

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