エアコンの掃除を毎年している人はどの程度の頻度で掃除するのが適切なのか考えてしまうこともあるでしょう。
そこで、今回はエアコンクリーニングの理想的な頻度はどのぐらいになっているのか、汚れやにおいをそのままにしているとどうなってしまうのかを見ていきましょう。
具体的に本格的なエアコン掃除とはどういったやり方をすればいいのかも解説していきます。
オススメのエアコンクリーニングの頻度は?
お勧めのエアコン掃除頻度は1年に1回程度でしょう。
プロの業者の掃除頻度について訪ねるとだいたい1年に1回とか2年に1回という回答がくるとのことなので、ひとまずはこの数字を目安にして行くのが正解だと思います。
ただし、エアコンの使用状況や汚れ具合によっては目安に縛られずに動く必要があるのであくまでも一つの基準程度に捉えておきましょう。
また、例外としてフィルターのような良く汚れる箇所は使用頻度に合わせて掃除した方がいいです。
具体的には1週間に1回とか2週間に1回といった頻度での掃除が望ましいでしょう。
本格的な掃除と簡単なフィルター掃除ではやることがかなり異なってくるので、どちらも使い分ける必要が出てきます。
エアコンの汚れやにおいをそのままにしていると?
エアコンの汚れや臭いを放置しているとエアコン内部で発生する結露や空気中の汚れを吸い込みエアコン内部でため込むことでカビが発生するようになります。
エアコン内部がカビだらけになると、エアコンを使う度にカビの胞子がまき散らされるのでカビによる健康被害が発生するようになります。
具体的にはドレンパンやファンや風の吹き出し口にカビが発生してしまうでしょう。
これはエアコン内部でも特にカビが発生しやすい場所なのです。
カビはアレルギー性鼻炎・夏型過敏性肺炎・気管支肺アスペルギルス症など様々な病気を引き起こすので、発生させないことが第一なのです。
室外機のクリーニングも忘れずに!
また、エアコンは本体を綺麗にしたら掃除が終わりというわけではありません。
エアコンは室外機やドレンホースにも繋がっているので、エアコンを本格的に掃除すると考えた場合この部分も綺麗にする必要があります。
室外機に汚れが溜まると最終的にエアコンがスムーズに動かなくなってしまい故障に繋がってしまったり、故障しなかったとしても電気代の高騰の原因となってしまうので定期的な掃除は必須なのです。
ドレンホースの詰まりが発生すると、たとえ新しいタイプのエアコンだったとしてもすぐに壊れてしまうリスクがありますので、外にあるドレンホースや室外機の掃除も意識しないといけないのです。
自分でエアコンを掃除する方法やポイント
それでは具体的にエアコンを掃除するやり方を紹介します。
ここでは分解してフィンがむき出しな状態になるレベルでできる掃除についてまとめていきますので、そういった本格的な掃除をしたいという方は参考にしてください。
準備するもの
・エプロン
・マスク
・ゴーグル
・脚立や台座
・掃除用手袋
・掃除機
・バケツやいらなくなった衣装ケースなど水を溜められるもの
・スポンジ製のブラシ
・柄の長いタイプのブラシ
・ハンディモップ
・エアコン洗浄カバー
・中性洗剤
・フィン掃除用の洗剤
・小物入れ
・雑巾複数枚
・養生テープor布テープ
・養生用のビニール袋
・加圧式散布スプレーor蓄圧式噴霧器or洗車用スプレーガン
・ゴミ袋
・新聞紙
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
やり方
こちらの動画は『【エアコン掃除】主婦でも自分で業者並みのクリーニング|パナソニック やり方 ファン 簡単洗浄 diy』というタイトルで主婦の方が自力でエアコンを解体掃除している様子を移している動画となります。
ここではこの動画に則したやり方でエアコンの掃除方法を見ていきましょう。
エアコンの分解掃除方法
①エアコンの説明書を読んでカバーの取り外し方などがどのように書いてあるのかをチェックする
②マスクや掃除用手袋を着用してエアコンのコンセントを抜く
③エアコンの掃除の邪魔になる家具や家電などは出来るだけ遠くに移動させる
④取り外したカバーやフィルターを置く場所に新聞紙を敷いておく
⑤エアコンの表面や上部に溜まった汚れを、雑巾やハンディモップなどを使ってある程度除去する
⑥ルーバーを真ん中の支持棒を外して壊さないようにとる
⑦フィルターと前のカバーを固定されているネジを外してとる
⑧カバーは中性洗剤やブラシやスポンジを使って水洗いする
⑨フィルターは掃除機を表面側からすって埃を除去してから、裏面からシャワーを浴びせて水洗いする
⑩雑巾などを使って丁寧に拭く
⑪30分から1時間ほど日陰で自然乾燥させる、パーツ放置中は本体を掃除する
⑫本体側で養生シートをエアコン後ろ壁全体に貼り付けて汚水が落ちてくるところにバケツなどを設置して汚水があちこちに落ちないようにする
⑬右側にある電飾品パーツや左側にある熱交換器などが濡れないようにそちらもしっかりと養生しておく
⑭エアコン洗浄カバーがあるのならそれもかける
⑮フィン掃除用の洗剤やブラシなどを使って掃除していく、吹き出し口も洗剤があれば洗剤を使って濾す売り洗いしていく
⑯フィン掃除用の洗剤やファン掃除用の洗剤が洗剤つけ置きタイプならこの時点で放置開始する
⑰リンスがあるタイプなら放置が終わったらリンスを用いて泡を落とし、スプレーガンや加圧式散布スプレーなどを用いて水洗いし、洗剤成分を全部落としていく
⑱10分程度放置して水分と薬剤が落ちるまで待つ
⑲雑巾やタオルを使って水分を除去する
⑳取り外したカバーなどが乾いているのかを確認してから元に戻す
㉑養生シートを取り外し、バケツなども片付ける
㉒コンセントを吹き出し口にタオルを当てた状態で送風運転を数十秒行う
㉓タオルを外した状態で送風運転を1時間程度させる
㉔他の養生を除去して、動かした物を元に戻して終了
ポイント
エアコンをクリーニングするときの注意点は?
エアコンを分解掃除する時の注意点はとにかく電装部分の取り扱いです。
この部分を濡らすと故障などのトラブルが発生してしまうので、絶対に濡らさないようにしてください。
養生が甘いと水が隙間から入ってしまいエアコンの故障に繋がるので、養生は徹底して行いましょう。
また、エアコンの分解は機種やメーカーによって結構変わってくるので、動画が参考にならないケースが多いです。
なので、説明書をよく読んでから実行してください。
エアコンの汚れやにおいがどうしても取れない時は?
エアコンの嫌な臭いや汚れが落ちない時は、カビの可能性が高いので業者に依頼するか新しいエアコンに買い換えた方がいいです。
今回の掃除も比較的難易度が高く、これ以上の分解掃除となると業者の領域に突入するので素人には推奨できません。
エアコンを綺麗に保つための裏技!
エアコンを綺麗に保つために徹底的に意識してもらいたいのがカビ対策です。
カビ対策とはエアコン内部の湿度を下げて汚れを溜めないことになります。
具体的にはフィルターを定期的に掃除する・結露防止運転機能を活用する・ルーバーの角度を上向きにする・風量を強めに設定する・できれば夏でも設定温度を高めにするなど様々なやり方がありますので、どれかを取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はエアコンクリーニングの頻度についてまとめました。
エアコンの汚れを落とすための掃除はどこまで実行するのかで用意するものや難易度が変わってきます。
動画で主婦の方々ガッツリと分解掃除をしていましたが、あれでも比較的簡単な方法でより本格的になるとドレンパンを取り外したりファンを取り外すといった掃除になります。
ここまで来ると本当にきつい掃除となりますので、そのレベルの掃除は自分で流行らない方がいいと思います。
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