エアコンの掃除を補助するような掃除道具は色々とありますが、ちょっと数が多いので具体的に何をどのようにつかったいいのか困っている人もいるでしょう。
そこで、今回はエアコンのファンを掃除することを意識して簡単なエアコンのファンの掃除のやり方やポイントを紹介します。
掃除する時の注意点はなんなのか、そもそもなんでファンが汚れるのか、ファンの汚れを予防する方法は存在するのかも見ていきましょう。
エアコンのファンの簡単な掃除のやり方やポイント!
それでは本題であるエアコンのファンを掃除するやり方について見ていきましょう。
エアコンのファンを掃除するということは養生などをしっかりとしてから対応する必要があるので、それなりに大がかりな掃除となります。
準備するもの
・エプロン
・マスク
・ゴーグル
・脚立や台座
・掃除用手袋
・掃除機
・バケツ
・スポンジ製のブラシ
・柄の長いタイプのブラシ
・エアコン洗浄カバー
・カビキラーなどの洗剤
・ファン掃除用の洗剤(くうきれいなど)
・小物入れ
・雑巾複数枚
・養生テープor布テープ
・養生用のビニール袋
・加圧式散布スプレーor蓄圧式噴霧器or洗車用スプレーガン
・ゴミ袋
・バケツ
・新聞紙
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
やり方
こちらの動画は『エアコンファンの洗浄剤「くうきれい」でエアコン清掃しました』というタイトルで、ファン掃除用のクリーナー『くうきれい』をつかった掃除方法の実戦動画です。
このクリーナーについてはこちら(https://item.rakuten.co.jp/eternalshop4190/b0101wf600/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_117_0_10002089)を見てもらうとよりわかりやすいでしょう。
これは洗浄剤ムースと中和剤のリンスがセットになったクリーナーで、リンスで泡を落としてくれます。
ただし、ファン部分の汚れまで落とすとなるとこのリンスだけでは足りなくなるので洗車用スプレーガンなんども必要になってきます。
エアコンのファン掃除方法
①マスクや掃除用手袋を着用してエアコンのコンセントを抜く
②エアコンの掃除の邪魔になる家具や家電などは出来るだけ遠くに移動させる
③新聞紙や養生用のビニール袋を床などに設置しておく
④ルーバーを真ん中の支持棒を外して壊さないようにとる
⑤フィルターと前のカバーを固定されているネジを外してとる
⑥くうきれいに付属されている養生シートをエアコンに取り付ける
⑦くうきれいのムースタイプの方を吹き出し口からファンに向かって噴射する
⑧ムースが満遍なく行き渡ったら30分程度放置する
⑨放置の時間に取り外したフィルターやカバーの洗浄を行う
⑩リンスを用いて泡を落とし隙間の汚れは柄の長いブラシなどで擦り洗いする
⑪スプレーガンや加圧式散布スプレーなどを用いて洗い落とす、かなりの汚水が出るのできちんとバケツに落ちるようにすること
⑫全部洗い終えたら10分ほど放置して水分と薬剤が落ちきるまで待つ
⑬雑巾やタオルなどをつかって拭き取って水分を除去し、取り外したカバーやフィルターを取り付ける
⑭水や汚れが溜まった養生シートを外す
⑮コンセントをさして吹き出し口にタオルを当てた状態で送風運転を数十秒行う
⑯タオルを外した状態で送風運転を1時間程度させる
⑰他の養生を除去して、動かした物を元に戻して終了
ポイント
エアコンのファンを掃除するときの注意点
エアコンのファンを掃除する時の注意点は、ファン用に用意されている洗剤を用いることです。
というのも、エアコンにはフィン用とかフィルター用とかファン用とかいくつかの洗剤が用意されているので、掃除する箇所によって洗剤を換えないといけません。
今回はファンの掃除を中心に紹介しているので、ファン掃除用の洗剤が必須なのです。
また、そういった洗剤にも使い方や注意点が必ず書いてあるのでそこを必ず読む必要があります。
あとは、養生をしっかりとしないと電装部分が濡れてエアコンが壊れてしまう可能性があるので、養生は隙間無くしっかりと行うようにしてください。
この養生の対応がエアコンにおける本格掃除には必須となっているので、他の部位も掃除する時のことを考えて慣れておいた方がいいでしょう。
エアコンのファンが汚れる原因は?
ファンが汚れてしまう原因はエアコン内部で発生する結露と空気中の汚れが原因です。
エアコンは外から入り込んだ空気を適温に変えるものであり、暖かい空気を急激に冷やすこともできます。
しかし、その温度差が激しすぎるとエアコン内部で結露が発生してしまい、エアコン内部湿度が上昇してカビが発生する確率がアップするのです。
また、埃や煙草の煙といった空気中の汚れによりそれらのファンの汚れの原因となってきます。
ファンの汚れを放置しているとどうなる?
ファンの汚れを放置すると、そこにカビや埃が蓄積されるになるので風通しが悪くなりエアコンが必死に冷やそうとして電気代がアップするでしょう。
また、エアコンがフルパワーで動き続ける状態になる事でエアコンそのものの寿命を削っていることも考えられます。
更に注意すべき事はエアコン内部がカビだらけになってしまうことで、こうなるとエアコンを使う度にカビの胞子を室内にばらまくことになるので呼吸器系疾患を患うリスクすら出てしまうのです。
オススメの掃除頻度は?
エアコンの掃除頻度はフィルター部分の掃除が対象となるので、1週間に1回とか2週間に1回といった頻度が推奨されます。
これがフィンとかファンとかドレンパンなどの掃除となると話が変わってきます。
とりあえず、ファンとフィンだけならまだやりやすいので1年に1回でもやれればいいと思います。
ドレンパンとなると解体作業がかなり本格化するので素人が挑んでいいのかどうかといったレベルにまでなってしまうでしょう。
こういった難易度の問題もあるので、エアコンの掃除をどこまでするのかで掃除頻度も変わってくると考えてください。
エアコンのファンの汚れが落ちないときの対処法
エアコンの汚れが落ちない時はやはりプロに依頼することが一番です。
しつこい汚れを落とすためにはより強力な洗剤を使ったり、洗剤に触れている時間を延ばすといった対応が一般的ですが、それをエアコン掃除に適応させるのはちょっと難しいのです。
最終的に落ちない汚れは解体して個別に掃除するといった対応が求められるので、これを素人にさせるのは問題だと思います。
ファンを汚さないための裏技!
ファンを汚さない、というよりはエアコンをできる限り綺麗な状態で使うにはどうすればいいのかを見ていきましょう。
それは設定温度を高めにする・風量を強めにする・結露防止運転機能を活用する・ルーバーの角度を上向きにする・フィルターを定期的に掃除するといった対応で、これらを守ることでエアコンを清潔な状態にしやすくなります。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は簡単なエアコンのファンの掃除のやり方やポイントについてまとめました。
ファンの掃除はまだ比較的エアコン掃除の中でもやりやすい部類になるので、この作業をどのように受け取るのかでどこまでエアコン掃除をするのかが変わってきます。
この掃除もキツイと感じた方は、定期的に業者に依頼して綺麗にしてもらう事も考えてください。
まだまだいけると感じた方は、ドレンパンなどの掃除もチャレンジしてみるといいでしょう。
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