重曹とクエン酸があれば酸性の汚れにもアルカリ性の汚れにもある程度立ち回れるので、様々な掃除に役立ちます。
今回はこの重曹とクエン酸を使ってお風呂掃除をするにはどうすればいいのかを紹介しつつ、重曹とクエン酸を使う上でのポイントやその効果について解説いたします。
そもそもお風呂の掃除頻度やお風呂を綺麗にするためのコツ、どうしても汚れが落ちない時の対処法や重曹やクエン酸以外にお勧めの洗剤も見ていきましょう。
重曹とクエン酸を使ったお風呂掃除のやり方!
それでは具体的に重曹とクエン酸を使ったお風呂掃除のやり方を紹介いたします。
非常に簡単ですので、今すぐにでも試してもらいたいやり方です。
準備するもの
・クエン酸
・スプレーボトル
・スポンジ
・キッチンペーパー
・ゴム手袋
・バスシューズ
・雑巾
・ラップ
やり方
こちらの動画は『クエン酸と重曹が決め手!簡単にお風呂の床掃除』といタイトルで、クエン酸と重曹を使ったお風呂の床掃除のやり方を紹介しています。
使っている重曹は『ミヨシ 暮らしの重曹 600g』でクエン酸は『ミヨシ暮らしのクエン酸 330g』となりますので参考にしてください。
動画に即した重曹とクエン酸を使ったお風呂床掃除のやり方
①大さじ2杯のクエン酸を500mlの水に溶かしてクエン酸水を作り、スプレーボトルに入れる
②床に重曹を振りまく
③クエン酸水を吹きかける
④少し待機して泡立ったらスポンジで擦る
⑤シャワーで洗い流す
⑥雑巾でしっかりと拭いて乾かす
※浴槽全体を綺麗にする場合も同じ要領で行うこと
頑固な皮脂汚れを落としたい場合のやり方
①重曹と水を3:1の割合で混ぜて重曹ペーストを作る
②床を乾かして埃やごみを除去できるだけ除去する
③汚れがひどい部分に先ほど作成した重曹ペーストを塗る
④重曹ペーストを塗った場所にキッチンペーパーを被せる
⑤キッチンペーパーを被せた場所が壁などの剥がれ落ちそうな場所ならばラップをさらに上からかける
⑥汚れ具合によって放置する時間を変える、30分から半日まで
⑦ラップを外してキッチンペーパーを除去し、汚れをスポンジやブラシで優しくこする
⑧シャワーで洗い流す
水垢汚れがひどい場合の掃除のやり方
①大さじ2杯のクエン酸を500mlの水に溶かしてクエン酸水を作り、スプレーボトルに入れる
②クエン酸スプレーを気になる部分に噴射する
③キッチンペーパーをその上から張り付ける
④30分ほど放置する
⑤キッチンペーパーを取り外してスポンジで擦る
⑥水で洗い流す
残り湯を活用して椅子や洗面器を洗う場合
①お風呂の残り湯に重曹を200ml程度用意して投入する、投入タイミングはお風呂上がり直後
②重曹が投入されている残り湯にお風呂用の椅子や洗面器なども入れる
③一晩放置する
④水を抜いた後でクエン酸スプレーを用意して噴射する
⑤スポンジを使って汚れ除去する
⑥シャワーで洗い流す
ポイント
重曹とクエン酸を使う時の注意点は?
重曹とクエン酸を使う時の注意点は以下の通りです。
重曹とクエン酸の効果は?
次は重曹とクエン酸の効果についての再確認です。
使い方の解説でなんとなく効果も理解していると思いますが、改めて見ていきましょう。
重曹の効果
重曹は弱アルカリ性の性質を持っており、脂汚れや皮脂汚れといった酸性汚れに対して効果がある。
ちょっとした焦げ付きなどの汚れに対しても強く酸性から発せられる臭いを吸着するという作用もある。
参照URL:https://curama.jp/magazine/514/
クエン酸の効果
クエン酸はレモンやみかんといった柑橘類や梅干しなどに含まれていますが、食べて摂取した場合は食欲を増進や夏バテ防止作用を発揮してくれます。
掃除で使う場合は水垢やお風呂場の石鹸カス汚れといったアルカリ性の汚れを落とすという性質があり、お風呂場やキッチンやトイレで役に立ちます。
参照URL https://curama.jp/magazine/537/
重曹とクエン酸はどこで揃えることができるの?
重曹やクエン酸は今ではどこでも購入できます。
具体的にはホームセンターや100均やスーパーやドラッグストア、そして楽天やAmazonといったネット通販サイトでも購入可能です。
ホームセンターで探す場合は台所用洗剤置き場や掃除用洗剤置き場に置いてあるのでそこに赴くといいでしょう。
お風呂にできる汚れの種類と原因
お風呂の汚れは大きく分ける『赤カビ』『黒カビ』『水垢』『石鹸カス』『皮脂や垢』が該当します。
赤カビは『ロドトルラ』という菌が原因です。
黒カビは湿度や温度や適度な栄養素が原因で発生してしまうとしつこい汚れで、人がいる環境かつ湿気やある程度の温度が溜まりやすい場所で発生します。
水垢は水分が蒸発することで残ってしまうミネラル成分が溜まったもので、水を使う場所に発生します。
石鹸カスは皮脂汚れやシャンプーや石鹸などが水道水が混ざってしまうことで発生します。
皮脂や垢といった汚れはいわゆる床やヘリに発生する黒ずみの主要因で、こちらはお風呂場で発生する皮脂汚れや垢が蓄積されてしまうことで発生します。
重曹とクエン酸以外におすすめの洗剤は?
お風呂場では様々な洗剤を使うことになります。
具体的には中性洗剤・アルカリ性洗剤・酸性洗剤・塩素系漂白剤などが該当します。
軽い水垢や皮脂汚れには中性洗剤を用いて、放置されすぎた水垢や石鹸カスといったアルカリ性の汚れには酸性洗剤を用いて、皮脂汚れなどの酸性汚れにはアルカリ性の洗剤を使ってください。
塩素系漂白剤は黒カビといったしつこい汚れを除去するために活用しましょう。
・お風呂用ティンクル
・カビキラー
・スクラビングバブル
・ルックプラス バスタブクレンジング
・ウルトラハードクリーナー
・きほんのき おふろ用洗剤
どうしても汚れが落ちない時の対処法
どうしても落ちない汚れを相手にする場合は塩素系漂白剤を使うか、ステンレス製ブラシなどを使って削って除去することが重要です。
今回紹介したクエン酸と重曹の使い方ならばほとんどの汚れを落とすことができますが、放置されすぎた黒カビが相手だと落ちない可能性があります。
黒カビが相手の場合は塩素系漂白剤を使って除去しましょう。
お風呂の掃除の頻度はどのくらい?
お風呂の掃除頻度は毎日が理想です。
お風呂場は使った後のケアが重要なので、できるだけ毎日掃除することが重要になります。
塩素系漂白剤などを使った本格的な掃除は1週間に1回程度で十分でしょう。
お風呂場はどうしても汚れていきますので、掃除頻度は多めになります。
お風呂を綺麗に保つためのコツは?
お風呂を綺麗に保つためのコツはしっかりと掃除をすることです。
また、毎日のケアでは以下の点を意識しましょう。
・水切りワイパーなどを使って水切りする
・シャンプーやコンディショナー等のお風呂の小物を吊り下げたり浮かせるように収納して掃除しやすくする
・子供用のおもちゃもしっかりと片付ける
・50℃以上のお湯を壁や床にかけてカビが発生しにくい環境にする
・お風呂場は常日頃乾燥させておく
重曹とクエン酸はお風呂以外にも使える?
重曹は酸性汚れに強く、クエン酸はアルカリ性の汚れに強いです。
重曹を使う場合は排水口の掃除・鍋の焦げ付き除去・靴の嫌な臭いを消臭する・電子レンジの汚れ落とし・換気扇の掃除など用途は多いです。
しつこい汚れを相手にする場合は重曹ペーストにして用いましょう。
クエン酸はアルカリ性の汚れに強く、お風呂場以外にトイレ・洗面台・キッチンなどに使うことができます。
それ以外にもタバコの汚れにも強いのでタバコを吸う人がそばにいる人には使い道が多いでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は重曹やクエン酸を使ったお風呂場の掃除のやり方を紹介しました。
このように重曹やクエン酸の使い方は多岐にわたっているので、状況によって最適な使い方をマスターしてください。
重曹やクエン酸は家の掃除にも活用できますので、もっていて損はないです。
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