風呂釜の掃除のやり方と注意点!どうしても汚れが落ちない時は?

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お風呂掃除

お風呂掃除の時、風呂釜も一緒に掃除をしていますか?

いくら浴槽を綺麗にしても、風呂釜に汚れがついていると、水やお湯が配管を通る時に汚れがついてしまい、雑菌まみれのお湯に浸かることになってしまいます。

そこで今回は、風呂釜の掃除のやり方を調べてみました。

風呂釜には一つ穴タイプと二つ穴タイプがあり、タイプによって掃除のやり方が違います。

また、自分で掃除をしてみたけれど、汚れがきちんととれていないように思ったらどうしたらよいのでしょうか。

プロに掃除をお任せする時に気になる、料金なども合わせてご紹介します。

風呂釜の掃除のやり方やポイント!

準備するもの

・過炭酸ナトリウム100%
・ホワイトオキシパレード(過炭酸ナトリウム専用補助剤)
・柄の長いブラシ

やり方

①浴槽の栓をして、40℃程度のお湯を風呂釜の穴の上までためます。

②洗面器などに過炭酸ナトリウムを300g、ホワイトオキシパレード10gを入れ、浴槽に入れます。

③柄の長いブラシなどで撹拌します。

④風呂洗浄ボタンがある場合はボタンを押し、ない場合は追い炊きを行います。

⑤もう一度洗浄を行い、浴槽に蓋をして3時間ほど放置します。

⑥排水した後、シャワーで汚れを流し、もう一度水をためて洗浄を行います。

⑦また排水し、水を張って洗浄をして(すすぎを2回行う)、排水をして終了です。

ポイント

風呂釜の穴のフィルターの中にある蓋を外すのは、メーカーでは推奨されていないので、行う場合は自己責任となります。

風呂釜を掃除するときの注意点!

入浴剤の入った残り湯は使わない

風呂釜掃除にはお風呂に入った後の残り湯を使うことができますが、入浴剤が入っているものは掃除に使用する洗剤の効果を薄めてしまうことがあります。

風呂釜掃除に残り湯を使う時は、入浴剤は入れないようにしましょう。

水漏れなどが起こることがある

配管のひび割れに汚れが付着している状態の場合、風呂釜掃除を行って汚れが落ちることでひび割れの部分から水が漏れることがあります。

これは、風呂釜掃除をしたから不具合が生じたというよりも、汚れが詰まっていたことである意味、水漏れを回避できていたということになります。

風呂釜が汚れる原因はなに?

皮脂汚れ

人の体(皮膚)の表面には外部からの刺激から守るために、脂肪酸という膜が張っています。

この膜が、ターンオーバーなどによって剥がれ落ちたものが皮脂汚れになります。

お風呂は衣類を脱いで裸で入るので、皮脂汚れが落ちやすい場所ですが、特に浴槽は皮脂汚れがつきやすいと言えます。

石鹸カス

シャンプーやボディーソープなどに含まれる石鹸成分に、水垢などが混じったものが石鹸カスです。

風呂釜の配管や浴槽に水が残ると、水分が蒸発してカルシウムなどのミネラル分が残り、結晶化して水垢になります。

石鹸成分の汚れに水垢がくっつくと、汚れが固くなって落としにくくなります。

雑菌やカビ

風呂釜の配管についた皮脂汚れや石鹸カスを栄養分にして、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。

お風呂にお湯をためると嫌な臭いがする場合は、配管に雑菌やカビが発生している可能性があります。

そもそも風呂釜とはなんのこと?


風呂釜とは、浴槽の穴から配管を通じて、温めたお湯を送る装置のことを言います。

お風呂に排水口以外の穴がない場合は、給湯器で沸かしたお湯を直接浴槽に張るタイプのお風呂になるので、風呂釜はついていません。

風呂釜があると「追い炊き」ができるので経済的ですが、浴槽のお湯を循環させて使うので、衛生面ではお湯の入れ替えよりも注意をする必要があります。

掃除のやり方は風呂釜のタイプによって違う?


風呂釜には穴の数によって、一つ穴タイプと二つ穴タイプがあり、比較的新しく建てられた建物には一つ穴タイプが採用されていることが多いです。

一つ穴タイプは「強制循環釜」とも呼ばれ、一つの穴から浴槽の冷たいお湯を吸い込み、配管を通じて装置内で温めたお湯を同じ穴から吐き出します。

そのため、配管の中をお湯がポンプのように押し出されるので、二つ穴に比べて汚れがつきにくいと言われています。

一つ穴タイプを掃除する時は、穴の5㎝程度上まで水を張り、浴槽に洗浄剤を入れて追い炊きした後、放置します。

そして排水後、もう一度水をためて追い炊きし、排水をして終了になります。

一方の二つ穴タイプの掃除は、下の穴をタオルなどで塞いだ後、上の穴に洗剤とお湯をお注いで放置し、放置後に下の穴のタオルをとってから上の穴にシャワーでお湯を注いで汚れを落とします。

オススメの風呂釜の掃除頻度


風呂釜の掃除頻度は、汚れがたまりやすい二つ穴タイプは一ヵ月に一回程度、二つ穴タイプよりも比較的汚れがたまりにくい一つ穴タイプは二ヶ月に一回程度の頻度がお勧めです。

ただし、夏場は浴槽には浸からず、シャワーで済ませているという場合や、一人暮らしでお風呂を使う回数が少ないという方は、2~3ヵ月に一回でもよいでしょう。

どうしても風呂釜の汚れが落ちない時は?


風呂釜掃除をしてみたものの、浴槽に張ったお湯に汚れが浮いている、嫌な臭いがするなど、汚れがとりきれていないのでは?と感じた時は、プロのクリーニング業者に掃除を依頼してみるのがよいかも知れません。

クリーニング業者に風呂釜掃除を頼んだ場合、気になるのは料金ですが、掃除の内容によってかなり差があります。

一般的なクリーニング専門業者では、浴室掃除(浴槽や壁、床などの掃除)のオプションに風呂釜掃除を設定していることが多く、料金は5,000円(風呂釜掃除のみ)程度が相場となっています。

一方で、風呂釜掃除専門業者の場合は料金相場が25,000円と高くなります。

両者の料金の違いは、一般的なクリーニング業者では使用する洗剤や、掃除の方法が家庭用とあまり違いがないことが多いのに対し、風呂釜専門業者になると特殊装置を用いた掃除になるからです。

料金や掃除の内容を踏まえた上で、納得できる方法を選択して、風呂釜掃除をプロの手に頼んでみましょう。

風呂釜の汚れを予防する方法!

定期的に掃除を行う

風呂釜の汚れを予防するには、掃除が欠かせません。

一つ穴なら二ヶ月に一回、二つ穴なら一ヵ月に一回の頻度で掃除を行い、配管に汚れが溜らないようにしましょう。

重曹をお湯に入れる

弱アルカリ性の重曹は、お風呂用洗剤として使うことができる優れものです。

入浴剤代わりにお湯に入れることで、風呂釜についた汚れを落としやすくします。

ただし、すでに汚れがたまってこびりついてしまっている分には重曹はあまり効果がないので、しっかり掃除をした後に綺麗な状態を維持するために行うとよいでしょう。

一ヵ月に一回の頻度で行うのがお勧めです。

入浴剤の成分を確認する

入浴剤に使われている成分の中には、風呂釜や配管を傷める恐れのあるものがあります。

湯の花など硫黄を多く含むものや岩塩などは、配管に入り込まないように追い炊き機能を切ってから浴槽に入れるなど、工夫をするか、入浴剤として使わない方がよいでしょう。

まとめ

風呂釜は一つ穴タイプなら二ヶ月に一回、二つ穴タイプなら一ヵ月に一回の頻度で掃除を行うとよいでしょう。

長年掃除をしておらず、自分で掃除をするのがちょっと怖いという場合は、一度プロの手にお任せして、隅々まで綺麗になったら、その状態を維持できるように今回ご紹介した方法で、風呂釜の掃除を定期的に行うようにして下さい。

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