鍋についた頑固な焦げの落とし方と注意点【素材別!】

スポンサーリンク
キッチン

鍋の掃除方法はある程度確立されているとはいえ、材質によっては最適解が異なり他の鍋のケア方法がアウトというケースもあるのでぼーっとしながら色んな鍋のメンテナンスをしているとミスして大変な事になってしまうケースもあります。

そこで、今回は素材別で詳しく鍋についた頑固な焦げの落とし方と注意点を見ていきましょう。

複数の鍋を使っている人はいちいち色んなページを開くのは面倒だと思いますので、一つのページで見られるようにひとまとめにした情報を今回はアップしていきたいと思います。

素材別!鍋についた頑固な焦げの落とし方!

それでは具体的に材質別に焦げが発生したときの対処法をまとめていきましょう。

種類がかなり多いので一つ一つの細かい紹介は省いて簡潔に記載していきます。

今回紹介する種類はステンレス・テフロン・アルミ・ガラス・ホーロー・鉄・銅・土タイプの鍋となっており、日本の家庭で使われている鍋は一通り網羅しています。

ステンレス鍋の焦げの落とし方


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/auc-yasukichi/10000453/

一番一般的で現代日本でも普及率が必ず上位に来るのがこのステンレス鍋です。

ひとまずはこのステンレス鍋のメンテナンス方法をしっかりと理解し、他の鍋のメンテナンスは何が違うのかを比べるのが個人的にはやりやすいと感じています。

準備するもの

・重曹
・タワシ
・ゴム手袋
・クレンザー
・メラミンスポンジ
・ラップ
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

基本的には重曹を使って重曹水を作り、それを沸騰させればほとんどの焦げは落ちます。

それでもダメならクレンザーを使って削るというやり方になるでしょう。

ステンレス鍋の焦げ付きを落とす方法

①焦げがきちんと浸るぐらいの水を入れる

②その中に重曹を水100mlに対して小さじ1杯の割合で入れる

③そのまま沸騰させて15分ほど煮込む

④火を消して1時間ほど放置する

⑤沸騰した重曹水を捨てて、焦げ付きをたわしやメラミンスポンジで擦り洗いする

⑥この段階で焦げが落ちたのなら流水で洗い流して拭いて水気を飛ばせば作業終了、焦げが落ちなかったのなら丸めたラップにクレンザーを塗布する

⑦クレンザーを塗布したラップで円を描くように擦り洗いする

⑧擦り洗いが終わったら水で濡らして固く絞った雑巾で丁寧に拭いていく

⑨乾いたマイクロファイバークロスで拭いて水気を飛ばして終了

ポイント

・最初に沸騰した重曹水を使って酸性の焦げを少しでも落とすのがポイント
・沸騰した重曹水のアルカリ度はかなり高めなので、作業前には必ずゴム手袋を着用すること
・焦げ付きはかなりしつこい汚れとなっているので、落ちない時でも根気よく作業を続けること
・クレンザーやメラミンスポンジは研磨作用がかなり強いので、文字が書いてあるような箇所で擦りすぎて消えてしまうので要注意
・沸騰させた後に重曹を入れると一気に泡の状態になって吹きこぼれが発生するので、沸騰させる前に重曹を入れることがポイント

テフロン鍋の焦げの落とし方


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/fujita-cooking/ast-i0-7/

テフロン加工された鍋はステンレスをベースにフッ素加工された鍋であり、基本的なケア方法はステンレス鍋と一緒です。

しかし、重曹の効き目がノーマルのステンレス鍋よりも悪い時がありますので、根気は必要になるでしょう。

準備するもの

・重曹
・中性洗剤
・スポンジ
・ゴム手袋
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

焦げがあっさりとした物なら水を温めてお湯にした後に掃除すると簡単に落とせます。

それでダメならステンレス鍋でもやったように重曹を沸騰させたやり方にシフトしましょう。

テフロン加工された鍋の簡単焦げ落とし方法

①鍋に水を入れる

②弱火で火にかけて沸騰させる

③沸騰したら火を止めて一晩放置する

④放置が終わったら中性洗剤とスポンジを使って擦り洗いする

⑤水で良くすすぐ

⑥乾いたマイクロファイバークロスで拭いて水気を飛ばす

テフロン加工された鍋の本格的な焦げ落とし方法

①鍋に水を入れて水100mlに対して重曹小さじ1杯の割合で加える

②その状態で弱火で沸騰させる

③沸騰してからそのまま弱火で10分程度放置する

④火を止めて1時間程度放置する

⑤放置が終わりお湯が冷めたらスポンジと中性洗剤で焦げを擦り洗いする

⑥水で良くすすぐ

⑦水で濡らして固く絞った雑巾で丁寧に拭く

⑧乾いたマイクロファイバークロスで拭いて水気を飛ばす

ポイント

・基本的なやり方は沸騰したお湯を使って焦げを柔らかくして落とす
・重曹は沸騰した水に入れると急激に泡立つので最初に投入すること、沸騰したお湯に入れると吹きこぼれてかなり危険なので作業手順を意識すること
・重曹水は沸騰させるとアルカリ性の性質が一気に強くなり、直接触ったときの肌の影響も大きくなるので作業をするときはゴム手袋が必須となる
・どちらも沸騰したお湯を使う事になるので火傷に注意すること

アルミ鍋の焦げの落とし方


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/dcmonline/649/

アルミ鍋もかなり一般的ですが、重曹といったアルカリ性の性質があるものと相性がとっても悪いという問題を抱えています。

つまり、焦げが発生しても重曹は使えないのです。

使うのは中性洗剤か酸性洗剤に限定されます。

準備するもの

・クエン酸
・ゴム手袋
・スポンジやタワシ
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

基本はクエン酸といった酸性洗剤を使った汚れ落としの方法が用いられます。

重曹は変色などのトラブルを招くので絶対に使ってはいけません。

アルミ鍋の焦げ付き落とし方法

①アルミ鍋に黒ずみが隠れるくらい水を入れる

②クエン酸を小さじ2杯程度投入する

③中火で15分程度煮る

④火を止めて冷ます

⑤ある程度冷めたら火傷しないように注意しつつスポンジやタワシで擦り洗いする

⑥水で濡らして固く絞った雑巾で全体を丁寧に拭く

⑦乾いたマイクロファイバークロスで拭いて水気を飛ばして終了

ポイント

・アルミ鍋は重曹やセスキ炭酸ソーダのようなアルカリ性の性質があるものは使えないので要注意
・どうしても落ちない汚れの時はクレンザーを使うという選択肢もある
・クエン酸などの酸性洗剤をうまく使うこと

ガラス鍋の焦げの落とし方


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/goodlifeshop/pcp-8721/

ガラス鍋はアルカリ性洗剤も酸性もOKなので、色んな方法が試せます。

ただし、研磨作用がある物を使うと傷だらけになってしまいガラスだとその傷が目立つというパターンも多いので個人的には削るのはNGと考えています。

準備するもの

・重曹
・スポンジ
・ゴム手袋
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

ポイントとしては傷つけやすい金属タワシの使用はやめやわらかいスポンジを使ってください。

ステンレス鍋の焦げ付きを落とす方法

①焦げがきちんと浸るぐらいの水を入れる

②その中に重曹を水100mlに対して小さじ1杯の割合で入れる

③そのまま弱火で沸騰させて10分ほど煮込む

④火を消して1時間ほど放置する

⑤沸騰した重曹水を捨てて、焦げ付きをやわらかいスポンジで擦り洗いする

⑥擦り洗いが終わったら水で濡らして固く絞った雑巾で丁寧に拭いていく

⑦乾いたマイクロファイバークロスで拭いて水気を飛ばして終了

ポイント

・基本的にはステンレスの鍋掃除方法と一緒だが、クレンザーを使った研磨の方法は実行しないこと
・ガラスの鍋は急激な温度変化に弱いので、冷やすときに急冷するのはNG

ホーロー鍋の焦げの落とし方


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/cooking-clocca/10000032/

ホーロー鍋は重曹とお酢を問題なく使えます。

なので、基本は重曹を使った対処法を実行することになるでしょう。

ただし、ホーロー鍋は鉄などにガラスの粉を吹き付けた鍋であり研磨作用がある物にはそこまで強くないので要注意です。

準備するもの

・重曹
・中性洗剤
・スポンジ
・ゴム手袋
・木製や竹製のヘラ
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

ホーロー鍋のやり方はある程度段階に分かれており、段階事にきれいになったらそこでマイクロファイバークロスを使って拭き取って終了してください。

これでダメなら次はこれといったやり方をしていくのが基本ですが、後半になればなるほど洗剤の強さも素材にダメージが入る確率もアップするので最初にその方法を選ぶのは推奨できません。

焦げや汚れがこびりついたホーロー鍋の掃除方法

①焦げがきちんと浸るぐらいの水を入れる

②その状態で中火で沸騰させる

③軽い汚れならこれで浮き上がるので木製や竹製のヘラで擦って落とす

④この段階で汚れが落ちたのなら、後は乾いたマイクロファイバークロスで拭いて終了

⑤汚れが落ちきらないのなら一度お湯を冷ましてから重曹を小さじ2杯程度加える

⑥再度中火で沸騰させる

⑦15分ほど煮込む

⑧火を消して1時間ほど放置する

⑨木製や竹製のヘラで擦って落とす

⑩ゴム手袋をきちんと着用し、スポンジに中性洗剤をつけて擦り洗いする

⑪汚れを落としたら流水で洗い流す

⑫水で濡らして固く絞った雑巾で拭き取る

⑬乾いたマイクロファイバークロスで水気を飛ばして終了

ポイント

・沸騰させた後に重曹を入れると一気に泡の状態になって吹きこぼれが発生するので、沸騰させる前に重曹を入れることがポイント
・沸騰した重曹水のアルカリ度はかなり高めなので、作業前には必ずゴム手袋を着用すること
・最初の沸騰による洗浄で汚れが落とせたのならそれが一番鍋にとっても鍋にとってもいいのでそちらを試してから重曹を使うこと

鉄鍋の焦げの落とし方


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/kana7/cd0005/

鉄の鍋はアルカリ性洗剤も酸性洗剤も使えなくはありませんが、できれば避けたい方法となっているので、掃除のやり方も変わってきます。

また、鉄の鍋やフライパンは空焚きという方法によって焦げが除去しやすくなるという性質があるのでそれを上手く生かす必要があるのです。

準備するもの

・中性洗剤
・メラミンスポンジ
・金タワシ
・掃除用手袋
・食用油
・キッチンペーパー
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

鉄製のフライパンは如何に重曹やクエン酸といったよく使われる洗剤を使わないで対処できるのかが鍵となります。

そのためにも、空焚きを使って焦げを落としやすくしましょう。

鉄製の鍋やフライパンの焦げの簡単な落とし方

①まずはしっかりと換気する

②鍋やフライパンを強火で火にかけて空焚きする

③焦げが変色したら側面の部分にもしっかりと火をかけていく

④汚れをしっかりと焼ききったら冷めるまで放置

⑤ある程度冷めたら金だわしやステンレスヘラやメラミンスポンジや洗剤などを使って焦げを除去する

⑥汚れを落としてある程度雑巾で拭き取って水分を除去する

⑦再度火にかけて水分を蒸発させる

⑧食用油をキッチンペーパーなどを使って満遍なく塗る

⑨塗った油でコーティングするために空焚きする

⑩煙が出なくなるまで空焚きしたら濡れた雑巾の上に置いて鉄のフライパンや鍋を一気に冷やす

⑪水で洗い流して余分な油を除去する

⑫最後に火をかけて水気を飛ばしたら終了

ポイント

・鉄製の鍋やフライパンは最初の空焚きで汚れを焼き切って炭化させることがポイント
・空焚きが終わった後の擦り洗いの作業は多少銀色の地金が出ても問題ないので、しっかりと擦り洗いすること
・油を塗った後の空焚きはやり過ぎるとコーティングがそのまま焼き切れてしまうので煙が出なくなるタイミングを見逃さないこと
・油を使った作業になるので火傷には十分に注意すること
・煙がかなり出るので、きちんと換気しながら作業を行うこと
・鉄はとても強い素材なのでメラミンスポンジやステンレスタワシなどで擦り洗いしても問題ない、ガンガン擦り洗いすること

銅鍋の焦げの落とし方


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/tsumugi-zushi/le1902-es001-21/?iasid=07rpp_10095___e3-l7zk5uhz-78-b5ba2425-96f4-4514-b5f4-d68950ab0690

銅鍋は重曹のようなアルカリ性洗剤がNGなので酸性洗剤などの別の洗剤を使った方法が主流となります。

準備するもの

・水
・スポンジ
・中性洗剤
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

ここではいくつかやり方がありますが、その中でも最も簡単なやり方を紹介します。

銅鍋の焦げ落とし方法

①銅鍋に焦げがしっかりと浸かるように水を張る

②沸騰させるように火をかける

③沸騰させたら火を止めて一晩放置する

④スポンジや中性洗剤を用いて汚れを擦り洗いする

⑤流水で洗い流して雑巾で丁寧に拭く

ポイント

・銅鍋は削るといった作業でも傷つきやすく錫メッキが落ちる可能性が高いので、ヘラで削る作業を追加するときは金属ではなく木製や竹製の物を用いること

土鍋の焦げの落とし方


参照URL:https://item.rakuten.co.jp/soeru/myzk_karl_ih_donabe_9gou/?iasid=07rpp_10095___e6-l7zk4e1q-8u-bbab2975-57e4-450a-b4c3-09435c8edffb

最後に土鍋ですが、土鍋は空焚き以外ほとんどのやり方がOKなので基本は重曹を使ったやりかたとなっています。

準備するもの

・中性洗剤
・重曹
・木製ヘラや竹製ヘラ
・スポンジ
・掃除用手袋
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

土鍋の掃除方法は色んなやり方ができますが、まずは水や中性洗剤を使った簡単な方法を実行して、それでもダメなら重曹を使うというやり方にしております。

土鍋の焦げの落とし方

①ぬるま湯を土鍋に入れる

②3時間程度放置する

③焦げがふやけるので水を捨てて木製ヘラや竹製ヘラなどで擦っている

④スポンジと中性洗剤で軽く洗う

⑤汚れの状態を確認する

⑥これでも落ちていないのなら、再度水を8分目程度に入れる

⑦重曹を大さじで3杯から5杯程度入れる

⑧そのまま中火で加熱して煮沸する

⑨煮沸が終わったら火を止めて蓋をして3時間程度放置する

⑩焦げがふやけるので水を捨てて木製ヘラや竹製ヘラなどで擦っていく

⑪スポンジと中性洗剤で軽く洗う

⑫水ですすいでマイクロファイバークロスなどで拭く

⑬風通しのよい場所に置いて乾燥させる

ポイント

・軽い汚れならばぬるま湯を使った放置だけでもかなり汚れが落とせるのでおすすめ
・土鍋は急激な温度変化に強くないので、煮沸させたらいきなり水で冷やすのはNG
・土鍋は傷や凹みから劣化する可能性が高いので、力強く擦り洗いするのはNG
・臭いが籠もりやすいため、臭いが強烈な洗剤は使わない方がいい
・汚れがひどいと判断したら最初から重曹を用いた掃除を実行すること
・重曹を使うと汚れが落としやすくなるが使い過ぎると土鍋の釉薬が傷む可能性があるとのことなので、使いすぎには要注意

どうしても焦げが落ちない時はどうしたらいい?


どうしても焦げが落ちない時は今回紹介したやり方を根気よく試すしかありません。

鍋の材質によって最適解が変わってくるので、問題ないやり方の範疇で効果が高い洗剤を使うか、可能ならば研磨作用がある物で削るといった対処法を選択するしかないのです。

鍋につく焦げを防ぐコツは?


鍋の焦げを防ぐにはとにかく正しい使い方をすること、そして焦げが発生したらすぐに除去することが必要です。

ただし、鉄の鍋のように使い続けて油をコーティングすることが大切といったちょっと特殊なものもありますので、自分が使っている鍋の材質を良く理解した正しい使い方とメンテナンス方法を学ぶことが第一となるでしょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は素材別で鍋に発生した焦げを落とす方法を色々と紹介しました。

材質によって最適解か異なるので、自宅の鍋がどういった材質なのかをしっかりと理解した上でどういった対処法が正しいのかを知ることが第一です。

特に、重曹が使えるかどうか、メラミンスポンジやクレンザーといった研磨作用がある物は使えるかどうかはかなり重要ですので、そこだけでも調べておくことで鍋の寿命を保つことができるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました