冷蔵庫周りのトラブルで最も焦るのが水漏れです。
そこで、今回は水漏れを解消する方法として取り上げられることが多いドレンホースの掃除の仕方について解説します。
そもそもドレンホースはどこにありどういった役割があるのか、注意点として何を意識したらいいのか、汚れた状態にするとどうなってしまうのかも解説しましょう。
冷蔵庫のドレンホースの掃除の仕方とポイント!
ドレンホースは簡単に説明すると、霜を溶かして排出するためのホースであり水の通り道です。
そこで排出された水はドレンパンという受け皿に排出されて、ドレンパンに溜まった水は冷蔵庫の熱で蒸発するといった仕組みになっています。
この情報を踏まえて掃除のやり方を見ていきましょう。
準備するもの
・ドライバーなどの工具
・ゴム手袋
・中性洗剤
・ストロー
・雑巾
・マイクロファイバークロス
・綿棒
・歯ブラシ
・爪楊枝
※モップなども別途用意しておくことを推奨
やり方
こちらの動画がわかりやすくドレンホースの詰まりを解消している動画となります。
ドレンホースを掃除する時は水漏れなどのトラブルが発生したときが多いと思いますので、かなり参考になるでしょう。
特に詰まっていないという人はストローを使った工程は飛ばしても問題ありません。
ただし、動画では説明不十分なところもあるので、そこは文字で補っていきます。
また、動画では蒸発皿と表現していますが、あれはドレンパンのことです。
ここではドレンパンと表現するのでご了承ください。
冷蔵庫のドレンホースの掃除の仕方
①取扱説明書を読んで、ドレンパンやドレンホースの位置を確認し工具が必要かどうかもチェックする
②冷蔵庫を動かして作業しやすくする
③カバーがついているタイプの冷蔵庫ならば工具を使ってカバーを外し、雑巾で水がドレンホース部分の接合部から垂れてこないようにケアしながらカバーやドレンパンを取り外す
④ドレンホースを取り外し、綿棒や古歯ブラシや爪楊枝や中性洗剤などを使ってホース内部を綺麗にする
⑤冷蔵庫側も古歯ブラシなどをつかって掃除をしつつ、詰まりが発生しているのなら雑巾を敷いてからストローで息を吹き込んで詰まりを解消する
⑥取り外したカバーやドレンパンやドレンパンが設置してあった部分を中性洗剤や雑巾を使って拭き掃除する
⑦乾いたマイクロファイバークロスで拭いてパーツそれぞれの水気を飛ばす
⑧取り外したパーツをそれぞれ戻す
⑨冷蔵庫が設置してあった部分の掃除を済ませたら、冷蔵庫の位置を元に戻して作業終了
ポイント
冷蔵庫のドレンホースを掃除する時の注意点
冷蔵庫のドレンホースを掃除する時の注意点はいろいろとありますが、まず第一に注目してもらいたいのが取扱説明書についてです。
ドレンホースとドレンパンの位置は冷蔵庫のメーカーや機種ごとに異なっていますし、取り外しの方法も異なっています。
なので、まずは取扱説明書を使って位置確認をしてください。
無理矢理はずそうとして壊れてしまったらそれこそ大損なので、取り外しのために工具が必要なのかをチェックしてから作業をしましょう。
次に注目してもらいたいのが冷蔵庫を動かす必要があるという部分です。
基本的にドレンパンやドレンホースの部分を掃除するには冷蔵庫の裏側に回らないといけません。
この作業は小さめの冷蔵庫ならば特に意識することなく一人でもあっさりとできますが、大型冷蔵庫だとかなり大変な作業になります。
しかも、中身が詰まっているとそれだけ動かすのが大変なので難易度が倍増するでしょう。
空っぽの状態だと比較的大人二人でも余裕となりますが、いろいろと入っていると大人二人でもキツいことになりますので大型冷蔵庫を動かす時は、できれば中身がスカスカな状態で挑んでください。
この中身がスカスカな状態での掃除は、いわゆる冷蔵庫の中身を掃除するタイミングでもあるので、1年に1回の大掃除などとタイミングを合わせるのが理想となるのです。
ただし、ドレンホースからの水漏れによる緊急的な応対だとそんなことも言ってられないので、冷蔵庫の中身を一時的にでもクーラーボックスなどに移し替えてから安全に移動させましょう。
また、動かしての掃除ということは普段なかなか掃除できない冷蔵庫があった場所の壁や床が簡単に掃除できるタイミングでもあるので、このタイミングでそちらの掃除をすることも推奨しています。
掃除頻度はどのくらいがいいの?
冷蔵庫の中身を取り出すような掃除の頻度はだいたい1年に1回であり、ドレンホースの掃除頻度も1年に1回という声が多いです。
なので、中身を取り出して行うような大掃除のタイミングで一緒に掃除するといいでしょう。
ドレンホースを掃除する理由は?
ドレンホースを掃除する理由は、放置していると水漏れなどのトラブルが発生してしまうからです。
ドレンホースも使い続けることで汚れが溜まり続けて、詰まってしまうことあり、詰まると水漏れが発生して床がびしょぬれの状態になってしまいます。
これが結構面倒なので、こういったトラブルが発生する前の対処法と考えた方がいいでしょう。
ほかにも、冷蔵庫を動かす要因にもなるので、裏面や壁面を掃除しやすい良いタイミングになるというのも理由として追加されます。
ドレンホースの汚れをそのままにしていると?
ドレンホースの汚れをそのままにしていると先ほどちょっと触れたように、詰まりが発生して水漏れが生じます。
水漏れによるトラブルは非常に面倒で、床が濡れるだけならまだしも、長期出張中などで発生すると水が浸透してアパートやマンションだと最悪のケースで床下浸水などのトラブルに発展しかねないので気をつけてください。
ドレンホースの掃除頻度を減らすコツ!
ドレンホースの汚れ具合は普段は見えません。
なので、掃除をする頻度も少なくそもそも掃除したことがないという人も多いでしょう。
なので、掃除頻度というよりは詰まりを発生する確率を減らす冷蔵庫の使い方を熟知した方がいいと思います。
ドレンホースのトラブルは冷蔵庫内の霜が多すぎることが原因なので、料理はできるだけ冷やしてから冷蔵庫に入れるとか、ドアの開閉回数を少なくするといったやり方をすることで霜の発生確率を抑えられるのでオススメです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は冷蔵庫のドレンホースの掃除の仕方についていろいろとまとめました。
ドレンホースの掃除そのものの難易度は低いです。
しかし、掃除するために冷蔵庫を動かしたりする工程がいろいろと大変で、冷蔵庫が大きいとそれだけ大がかりな掃除となります。
ドレンホースやドレンパンを掃除する時は大掃除のタイミングとセットにした方がいいです。
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