オキシクリーンで洗濯槽の汚れを取り除く掃除の仕方!
洗濯機が何だか匂う、衣服にゴミのようなカスが付着する・・。
このような場合、もしかしたら洗濯槽が汚れている可能性があります。
洗濯機は洗剤を入れて使うものなので、常に綺麗なイメージがありますが、実は目に見えない洗濯槽の裏側には汚れがびっしり・・なんてことも。
そこで今回は、オキシクリーンを使った縦型、ドラム式洗濯槽の掃除のやり方をご紹介します。
オキシクリーンで洗濯槽掃除のやり方とポイント
縦型
準備するもの
・ゴム手袋
・ペーパータオル
やり方
①洗濯槽にオキシクリーンを入れます。アメリカ製の場合、お湯10ℓに対して付属のスプーンで一杯、日本製の場合は×4倍で計算して下さい。
②お湯を入れます。
③すすぎ(洗い)を選択して、洗濯槽を撹拌させます。
④すすぎ(洗い)→一時間放置を4回ほど繰り返します。
⑤浮き上がってきた汚れをペーパータオルで取り除きます。
⑥すすぎを10分行い、汚れがなくなるまで繰り返して行います。
⑦脱水をして、残った汚れを拭き取り、最後に全自動で空回しをします。
ポイント
ドラム式
準備するもの
・カップ
・ごみ袋
・泡だて器
・洗って使えるペーパータオル
・割りばし
やり方
①カップにオキシクリーンを付属スプーン3杯分入れ、そこに50℃のお湯を加えて泡だて器でよく混ぜます。
②洗濯槽に給水を行います。適当なところで一時停止を押し、溶かしたオキシクリーン溶液を投入します。
③さらに50℃のお湯をドアから漏れない量注いでいきます。
④運転を再開し10分回します。その後、一時停止し5時間浸け置きします。
⑤運転を再開し、脱水を行います。
⑥お湯にオキシクリーンを溶かし、オキシクリーン溶液を作り、ドアパッキンの部分を拭いていきます。ペーパータオルを溶液に沁み込ませて拭いていきます。
⑦ドラム内を乾燥させます。
ポイント
オキシクリーンを洗濯槽の掃除に使う時の注意点!
お湯を使う
オキシクリーンは水よりもお湯の方が溶けやすいため、洗濯槽の掃除にはお湯を使って下さい。
適温は40~50℃となっており、お湯の温度が高すぎると洗濯機が壊れる原因になるため注意して下さい。
浮き出た汚れがしっかりととる
洗濯槽を撹拌して浮き上がってきた汚れは、ネットなどでしっかりとすくいとって下さい。
汚れが残っていると、洗濯槽内部にくっつき、洗濯をした時に衣類などに付着してしまいます。
「槽洗浄」コースがない場合のやり方!
① 洗濯槽の最上位までお湯(40~50℃)を張ります。
② そこにお湯10ℓあたり100gのオキシクリーンを入れます。
③ 洗いを選択し、3~5分撹拌させます。
④ 洗いが終わったら1~2時間ほど放置します。
⑤ 浮いてきた汚れをネットなどですくい取ります。
⑥ 再び洗いを選択して洗濯槽を撹拌させます。撹拌して汚れが浮き出る→汚れを取る、を繰り返すことで汚れをしっかりととることができます。
⑦ 脱水後、すすぎを行います。この時にまだ汚れが出てくるようなら、もう一度最初から行うか、すすぎを2~3回行って下さい。
オキシクリーンで汚れが落ちる仕組みは?
オキシクリーンは過炭酸ナトリウムが主成分となっている洗剤です。
過炭酸ナトリウムは水に溶かすと炭酸ソーダと酸素、水に分解されるため、赤ちゃんの衣類の洗濯にも安心して使うことができるもので、除菌や漂白作用に優れており、洗濯槽のカビ取り以外にも衣服のしみ抜きやコップの茶渋とりなどにも利用されています。
オキシクリーンは(過炭酸ナトリウム)に水を加えると大量の泡を発生させますが、この泡が脱水用の穴を通して洗濯槽の裏に入り込み、こびりついたカビを剥がして落としてくれます。
オキシクリーンは2種類ある?
日本で売っているオキシクリーンには、実は2種類あります。
1つはパッケージに日本語が表記されていて日本製となっているもの。
もう1つはパッケージの表記が英語のアメリカ製(コストコなど輸入品を取り扱うお店にあります)となっています。
この2つ、生産国が違うだけではなく、内容も少し違っています。
日本製のオキシクリーンは白い洗剤のみなのに対し、アメリカ製のオキシクリーンには白い洗剤(漂白剤)の他に青い粒(界面活性剤)と柔軟剤が入っているため、日本製に比べて泡立ちや香りがよくなります。
ただし、洗浄に違いはないので、できるだけ添加物を含んだ洗剤は避けたいという方は、日本製のオキシクリーンを選ぶとよいでしょう。
なお、日本製のオキシクリーンEXには界面活性剤と香料が含まれているので注意して下さい。
オキシクリーンを洗濯槽に使う頻度は?
オキシクリーンで洗濯槽を掃除する時は、2~3ヵ月に一回の頻度で行うとよいでしょう。
ただし、梅雨の時期など湿気が溜まりやすい時期や、夏場で汚れ物が多く出る時などは、1ヵ月に一回の頻度で構いません。
また、長期間掃除をしておらず、掃除をしても汚れが出てくる場合には月一回の掃除をしばらく続けるようにして下さい。
洗濯槽の汚れが頑固で落ちない場合は?
洗濯機は構造が難しいため、自分で分解掃除をするのはお勧めできません。
感電や怪我などの恐れがあることや、例え元通りに組み立てができても動作に不具合が生じることがあるからです。
自分で分解掃除をした場合、メーカーの保証外になるので注意しましょう。
洗濯槽を掃除しても汚れが出てくる時は、クリーニング業者に掃除を依頼するのがよいでしょう。
料金は12,000~25,000円程度となっていますが、分解してしっかりと細部まで掃除をしてもらえるので、洗濯機が新品同様に生まれ変わります。
洗濯槽の汚れを予防する方法!
汚れた衣服は洗濯かごに入れる
汚れた衣服を洗濯槽に入れて放置してしまうと、洗濯槽内の湿度が上がったり、衣服についた皮膚をエサにしてカビや雑菌が繁殖する原因になります。
月一回洗濯槽を掃除する
洗濯槽掃除用の洗剤を入れて洗濯を行うと、洗濯槽を綺麗にすることができます。
洗濯機の蓋は開けておく
洗濯機の蓋を閉めていると、洗濯槽に湿気がこもってカビや雑菌が繁殖しやすくなります。
特に洗濯をした後は、すぐに閉めずにしっかりと乾燥させるようにしましょう、
洗剤や柔軟剤は適量を使う
洗剤や柔軟剤を多く入れてしまうと、溶け切らなかった分がカスとなって残り、カビや雑菌のエサになってしまいます。
洗濯槽が汚れる原因
洗濯機は汚れた衣服などを綺麗にするのに、どうして洗濯機自体が汚れてしまうのか不思議に思う方も多いと思います。
洗濯機の中を覗いてみると、洗濯槽の内側(目に見える部分)は実は汚れが見えなくむしろ綺麗なのですが、問題なのは洗濯槽の裏側。
洗濯槽の内側には脱水用の穴がたくさん開いていますが、そこから入った洗剤の溶け残りや衣服に付着した皮膚(たんぱく質)が洗濯槽の裏側につき、それらをエサにカビや雑菌が繁殖してしまいます。
また、使用後の洗濯機は湿度が高い状態のため、洗濯機の蓋を閉めて放置していてもカビや雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
洗濯槽の汚れは、このカビや雑菌が原因です。
カビは最初から黒いわけではなく、時間が経過するにつれて黄色、茶褐色、黒色へと変化していくので、目立ちやすい黒っぽい汚れが衣服につく時は、洗濯槽の裏側でかなりカビが増えていると考えられます。
まとめ
オキシクリーンで洗濯槽を掃除すると、あまりの汚さに「今までこんなに汚い洗濯機で衣類を洗っていたのか・・」とショックを受けるかも知れません。
しかし、気付いた時に綺麗にできれば気持ちがいいですし、これからは気を付けようと思えますよね。
オキシクリーンを使った洗濯槽の掃除は、汚れをすくいとる以外は基本的に洗濯機にお任せできるので、ぜひ月一回を目安に行うようにしましょう。
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