ドラム式の洗濯機は縦型と比べると掃除が難しいという声が多数あります。
そこで、今回はドラム式洗濯機の掃除のやり方やポイントを動画を紹介しつつ解説し、ドラム式洗濯機を掃除する時の注意点やドラム式洗濯機向けのおすすめの洗剤なども紹介していきましょう。
掃除頻度や汚れを防ぐ方法についても見ていきましょう。
ドラム式洗濯機の掃除のやり方やポイント!
ドラム式洗濯機は縦型の洗濯機とはケアの仕方が異なります。
ドラム式洗濯機ならではの掃除のやり方を覚えていきましょう。
準備するもの
・雑巾や使い捨てのペーパータオル
・ドラム式洗濯機向けの漂白剤
・ゴム手袋
・ライト
・ピンセット
・掃除用ブラシ
やり方
こちらの動画は「「閲覧注意」ドラム式洗濯、見えていないだけで実際は汚れているので清掃して欲しい場所」というタイトルで、ドラム式洗濯機を掃除するやり方を紹介しています。
こちらの動画を踏まえた上で、具体的に掃除をする方法を見ていきましょう。
外側の掃除から
①乾燥フィルターの掃除をする、本体側の埃も除去するために掃除用ブラシや濡らした雑巾を使って乾燥フィルター装着部も綺麗にすること
②排水フィルターや洗剤・柔軟剤投入ケースを取り外して掃除する、外したパーツはぬるま湯につけて歯ブラシで優しく擦れば綺麗になる、汚れがひどい場合は洗剤も使う
③可能であれば排水ホースも外して中も外も掃除する、ホースに水を入れて何回か振れば十分綺麗になる
④濡らしたパーツを換装させる
⑤パーツを戻したら外観を綺麗にするために拭く
ドラム式洗濯機の内部の掃除
①開けた蓋の裏をまずは綺麗にする
②パッキンの裏を掃除する、タオルを手に巻き付けて拭き取り手が届かない部分はピンセットや歯ブラシを使って掃除する
③塗れても良い場所は60℃くらいのお湯をかけて洗剤や柔軟剤の残りカスを溶かす
洗濯槽の掃除について
①ドラム式洗濯機に使える漂白剤を投入する
②槽洗浄コースを洗濯する、槽洗浄コースが無い場合は洗濯槽にバケツ1杯分ほどの40℃から60℃のお湯を入れて漂白剤を適量加え、1時間に5分程度ドラムを回して残り時間は放置する、終わったら衣類を入れずに「洗い」→「すすぎ」→「脱水」で運転させる
ポイント
ドラム式洗濯機で綺麗にするポイントは乾燥フィルターや排水フィルター、洗剤や柔軟剤の投入ケースといった外側から取り外せるパーツをどれだけ綺麗にできるかでしょう。
特に乾燥フィルターはドラム式洗濯機を使うたびにゴミ取りをすることが推奨されているので、確実に綺麗にしてください。
しかし、乾燥フィルターの外せる部分は掃除をするという人でも外したことで掃除できるようになる本体側を掃除する人は少ないので、特に意識してもらいたいです。
また、洗濯槽を掃除する場合は漂白剤を使うのですが、ドラム式と縦型では使える漂白剤が異なるということもよくありますので、浸け置きする予定があるという人でもまずは自分のドラム式洗濯機で使えるのかどうかのチェックをする必要があります。
ドラム式洗濯機を掃除する時の注意点
ドラム式洗濯機を掃除する時の一番の注意点は漂白剤の使い方です。
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤が家にあるという人は絶対に混ぜないようにしてください。
混ぜると有毒ガスが発生してしまうので、非常に危険です。
また、塩素系漂白剤も酸素系漂白剤も刺激がかなり強いので、使う場合は必ずゴム手袋を装着した状態にしてください。
他には泡立ちが良すぎる漂白剤を使うのはNGということです。
台所用の塩素系漂白剤は泡立ちがとっても良いのですが、一部の洗濯機は泡立ちを検知すると自動的に排水する機能がありますので放置ができないのです。
他には塩素系の洗剤は熱湯に触れると成分が分解されてしまうので掃除効果が下がってしまいますので要注意です。
掃除方法は縦型洗濯機と同じ?
縦型洗濯機とドラム式洗濯機では日頃のケアの仕方が異なるので掃除の仕方もことなります。
特に意識してもらいたいのが、構造上ドラム式洗濯機の方が重量が重くなりがちということです。
同じ洗濯容量でもドラム式が80kgで縦型が40kgというケースもあるのです。
持ち上げて掃除することも考えるとドラム式洗濯機はちょっと大変と言えるでしょう。
また、ドラム式洗濯機はフィルター関係の掃除メンテナンスを必ず行う必要がありますので、縦型とは違ったメンテナンスを日頃から意識しないといけません。
ドラム式洗濯機にオススメの洗剤や漂白剤はこちら!
ドラム式洗濯機で推奨されることが多い洗剤は以下のとおりです。
ここで紹介するのは洗濯物向けの洗剤ではなく、洗濯機そのものを綺麗にするための洗剤や漂白剤です。
・ジョンソン 洗濯槽カビキラー 塩素系液体タイプ
・純閃堂 洗濯槽用 カビ取り侍
・日立グローバルライフソリューションズ 洗濯槽クリーナー
・パナソニック 洗濯槽クリーナー ドラム式専用
・エステー 洗浄力 洗たく槽クリーナー
ドラム式洗濯機の汚れや臭いの原因は?
ドラム式洗濯機の汚れや臭いの原因はカビや雑菌の大量繁殖です。
カビや雑菌は洗濯物に付着していた汚れや溶け残った洗剤が蓄積してしまうことで増えていってしまいます。
カビや細菌が大量発生するとこのカビや細菌の老廃物も蓄積するようになってこれがかなりの異臭を放つようになります。
洗濯機周辺で発生する悪臭の原因はカビや細菌の老廃物なのです。
それ以外に排水口に汚れが蓄積してしまうとこの蓄積物からも悪臭が出るようになりますので、これも原因の一つとなるでしょう。
オススメの掃除の頻度は?
掃除頻度はどれだけ洗濯機を使っているのかで大きく変わってきます。
ひとり暮らしでたまにしか洗濯機を使っていないという人は3ヶ月に1回程度の掃除頻度でもOKでしょう。
ただし、大前提としてドラム式洗濯機を使う場合に必ず行う掃除フィルターなどの掃除は行うようにしてください。
家族暮らしで毎日使っているという人は1ヶ月に1回はしっかりとした洗濯機の掃除が必須となります。
特に洗濯槽をケアしないとカビと細菌だらけになってしまいますので、使用頻度が多い人は必ず漂白剤を使って洗濯槽を綺麗にしましょう。
洗濯機の汚れを防ぐ方法は?
洗濯機の汚れを防ぐためには日々のメンテナンスが不可欠です。
特にドラム式洗濯機は日々のメンテナンス項目が縦型洗濯機より多めなので、注意しましょう。
また、洗濯槽の汚れを減らしたいという場合はカビや細菌が発生しにくい状況を作る必要があります。
その方法が以下のとおりです。
・洗剤の量は守る
・1週間に1回は乾燥運転を行って湿気を取る、「槽乾燥」コースがある機種は「槽乾燥」コースを使う・洗濯機を使い終わった後は湿気をこもらせないようにするために蓋を開けておく
・洗濯が終わったら直ぐに取り出して放置しない
掃除業者に頼むのも一つの方法!
洗濯機を本格的に掃除する場合は状況次第で解体作業も必要になってしまいます。
大規模な解体が必要になってしまった場合はプロに依頼した方がいいでしょう。
洗濯機の掃除は掃除内容によって料金に差が出ますがだいたい1万2千円から2万5千円程度なので覚えておきましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はドラム式洗濯機の掃除について詳しく解説しました。
ドラム式洗濯機は日々のメンテナンスを意識しないといけません。
このメンテナンスを怠ると洗濯機の故障にも繋がってしまいますのでサボらないようにしてください。
また、洗濯槽の汚れが溜まってしまうと洗濯しても衣類が汚いという状況になってしまいますので、洗濯槽の掃除も忘れずに行いましょう。
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