冬を代表する果物として多くの方に愛されるみかんですが、このみかんの皮を有効活用する方法を各所で紹介されています。
今回はこのみかんの皮を使って電子レンジを綺麗に掃除する方法を紹介します。
そもそもみかんの皮を使う時にはどんな注意点があるのか、掃除効果はどのようなものなのかといったみかんの皮を掃除に使うさいの気になる点も抑えていきましょう。
みかんの皮を使った電子レンジの掃除のやり方とポイント!
みかんの皮をどのように使うと電子レンジの掃除に活かせるのでしょうか。
具体的に活用している動画を見ながら学んでいきましょう。
準備するもの
・みかんの皮
・雑巾
・耐熱皿
やり方
こちらの動画は『ミカンの皮で電子レンジを消臭&クリーニング!』といったタイトルで、みかんの皮を使った具体的な電子レンジ掃除方法を紹介している動画です。
動画の長さを見てもらうとわかるように1分40秒程度しかないので、非常にあっさりとした内容になっています。
この時間でまとめられるような簡単なやり方なので、今すぐにでも実戦できる方法となっているのです。
みかんの皮を使った電子レンジ掃除
①耐熱皿かターンテーブルにみかんの皮を載せる
②600Wで1分程度加熱する
③ゴム手袋を着用して取り出す
④温かくなったみかんの皮を油汚れがひどい部分に、色が濃い外側で擦っていく
⑤固く絞った布巾などを使って庫内を拭く
⑥汚れが残っているかどうかを確認して終了
ポイント
電子レンジの掃除にみかんの皮を使うときの注意点
電子レンジでみかんの皮を使ったときの注意点は、やはり加熱しすぎると焦げてしまうことでしょう。
1分の加熱と紹介されていることが多いこの方法ですが、それ以上に加熱すると一瞬で焦げてしまう可能性がありますので、1分という時間は守った方が良いです。
ただし、500Wだと加熱時間が変わるので2分程度の加熱に切り替えた方が良いでしょう。
また、レンジの大きさによって必要になるみかんの皮の量が変わりますので、大きめのレンジを使っている方はみかんの皮を多めに用意してください。
他の注意点としてはみかんの皮は油汚れなどに強いと言われていますが、その強さを発揮するのはみかんの皮の外側で汁気を出しながら擦ると落としやすくなるとのことです。
さらに、内側を使うと水垢を落としやすいと言われていますので、汚れの状態で内側と外側を使い分けする必要があるでしょう。
みかんの皮での掃除効果は?
みかんの皮の掃除効果は実は多彩なのです。
色々と栄養価があり食べることを推奨されるみかんですが、掃除のみの観点から見ても色々と効果的な果物となっています。
まずみかんには『クエン酸』という成分が含まれています。
これは日常的な掃除にも大活躍している成分であり、もはや必須と言えるでしょう。
掃除における特徴は水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れにとても強いことで、これらの汚れを中和して落とす作用があることです。
また、除菌や消臭作用もあるので、市販されているクエン酸を常備して日常的に使っている方も多いでしょう。
次に意識してもらいたい成分が『リモネン』です。
この成分は外皮に含まれている精油成分の一種で柑橘系特有のあの良い香りはこのリモネンによるところが大きいです。
そしてリモネンは油を分解する作用があるので、油汚れがたまりやすい電子レンジの掃除に活用できるのがポイントとなっています。
先ほど外側をつかって掃除すると油が落としやすいと解説したのは、外皮に含まれているリモネンの作用を狙ったものです。
最後に内側の白い筋などに含まれている『ペクチン』についても紹介します。
ペクチンはワックスのようなつや出し効果があるため、対象が金属だった場合の拭き掃除に効果的な成分となっています。
このようにみかんは油汚れにも強い成分が含まれていますし、水垢などのアルカリ性の汚れにも強い成分が含まれているので電子レンジのようにアルカリ性の汚れと酸性の汚れが両方発生してしまう場所での掃除にぴったりなのです。
みかんの皮を使っても汚れが落ちない時は?
みかんの皮は酸性とアルカリ性の両方の汚れに強いのですが、本格的な洗剤ではないので汚れを落とすために作られた洗剤よりは効果は落ちます。
たとえば、みかんにはクエン酸が含まれていますが市販されている掃除用の洗剤であるクエン酸と比べると成分や濃度が異なるのでそちらよりは効果が落ちるでしょう。
なので、みかんの皮を使っても汚れが落ちないならアルカリ電解水やクエン酸といった洗剤を使って掃除してください。
また、みかんの皮ではカビに対してそこまで効力を発揮しないので、カビが相手の場合は消毒用エタノールなどを使うしかないでしょう。
油汚れには強いと言われていますが、それなら油汚れに強いアルカリ性の洗剤を使うことでより効果を発揮してくれるようになります。
あくまでもみかんの皮を使った掃除はみかんを食べて余ったから有効活用したいという考え方の範疇で生み出されたものであり、本家の洗剤には及ばないと考えた方がいいです。
それでもある程度の汚れを落とすことができますので、有効活用はできます。
電子レンジの汚れを放置すると?
電子レンジの汚れを放置すると最終的に汚れが溜まって発火するリスクが出てきます。
汚れが蓄積して炭化すると煤になってしまうと、マイクロ波を吸収しやすくなるので火がついてしまう可能性が高まるのです。
こうなると発火してしまい火事に繋がってしまうでしょう。
ここまで悪化しなくても、汚れが蓄積することでレンジから嫌な匂いがするようになりますし、細菌やカビが発生して使うのを戸惑うレンジになってしまうでしょう。
嫌な匂いも細菌やカビも温めている食品に付着してしまうと考えると一気に使いたいという気持ちが失せます。
また、汚れが増えることでそれらの汚れがマイクロ波を吸収するようになるのでレンジでの温め機能を使っても温めにくくなってしまうというデメリットもあるのです。
掃除頻度はどのくらいがオススメ?
掃除頻度は1週間に1回程度以上の人が多いので、その数字を目安にしてださい。
ただし、電子レンジの汚れるスピードは使用回数によって大きく異なりますので、一人暮らしでたま~にしか使っていない人は1週間に1回程度の掃除でも多いかもしれません。
逆に、家族が多く温める食品の数もとっても多い人は1週間に1回程度では少ないでしょう。
このように状況によりけりな部分があるので、汚れが気になったら掃除するというスタンスでいた方が良いと思います。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は電子レンジをみかんを使って掃除する方法についてまとめました。
このやり方はとても簡単なので、みかんを食べて皮が余っている方ならばすぐにでも取り入れてもらいたい方法です。
比較的簡単に落とせる汚れならばこれだけでも十分に落とせますし良い匂いも残りますので、かなりお勧めします。
ただし、あまりにも放置期間が長すぎてしつこい汚れが発生している場合はみかんではなくしっかりとした洗剤を使って対応した方が良いでしょう。
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