銅鍋についた焦げの簡単な落とし方!焦げの原因は?

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キッチン

優れた抗菌作用や調理で使いやすい熱伝導率の高さから愛用されている人も多い同鍋ですが、同鍋には変色しやすいとトラブルが発生しやすいという問題を抱えています。

そこで、今回は銅鍋についた焦げといった変色の簡単な落とし方について学んでいきましょう。

銅製の鍋を掃除する時の注意点やそもそも丈夫で長持ちするはずの銅鍋に焦げが発生してしまうのは何故なのかなど、銅の鍋の使い方も交えて色々と情報をまとめていきます。

銅鍋についた焦げの簡単な落とし方とポイント!

今回の掃除方法は気になる動画もセットでご紹介します。

動画のやり方がかなり独特なので、ネット上で記事としてアップされている他のやり方とは違う部分が多々ありますが、色々と調べた限りではボロボロになった銅製の鍋を元に戻すための方法としては一番だと思いましたので、そこまでボロボロになってしまったのならやる価値はあります。

準備するもの

・木製や竹製ヘラ
・金たわし
・スポンジ
・ペンチ
・お酢
・塩
・掃除用手袋
・雑巾
・マイクロファイバークロス

やり方

こちらの動画は『銅鍋磨き 玉子焼き鍋 掃除』というタイトルで、玉子焼きをするためのよくあるあの銅製鍋を綺麗にするやり方を紹介している動画です。

銅製品のフライパンや鍋にも応用できますのであまりにも焦げなどの汚れがひどい場合は応用するといいでしょう。

銅鍋についた焦げの簡単な落とし方

①持ち手の部分などが木製ならば可能な限り分解する

②銅鍋をコンロの上に置いて焼く

③火がついたら鎮火するまで放置

④カーボンが焼けて表面が白くなったらペンチなどを使ってひっくり返す

⑤しばらく火で焼く

⑥ある程度焼いたら木製ヘラや竹製ヘラで汚れをある程度削り落とす

⑦ある程度削り落としたら流水で洗い流す

⑧流水で洗い流したら今度は金たわしで丁寧に全体を擦り洗いする

⑨綺麗な銅色が出るまで頑張って擦り洗いと流水で洗い流す行為を繰り返す

⑩ある程度綺麗にしたら酢と塩を同量混ぜ合わせたものを用意する

⑪その溶剤をスポンジに染みこませて銅鍋を丁寧に擦り洗いする

⑫擦り洗いが終わったら流水で洗い流す

⑬水で濡らして固く絞った雑巾で丁寧に拭く

⑭マイクロファイバークロスで水気を飛ばす

⑮分解していたのなら元に戻して終了

ポイント

・銅鍋を焼く工程があるがオール電化のIHでは無理なのでこのやり方は非推奨
・表面を焼くときに結構な火力で燃えるので火事に要注意
・火傷する可能性が高いので直接は絶対に触らないこと
・分解するときに元に戻せない可能性があるのなら焼きの作業は省くこと
・火がつくがこれは油分が燃え尽きるために重要なことなので焦らないこと
・位置の調整は持ち手を取り外している
・ヘラは金属製の物を使うと錫メッキが落ちてしまう可能性があるとのことなので、木製ヘラや竹製ヘラを使う事

銅鍋を掃除する時の注意点は?


銅鍋を掃除する時の注意点はいくつかあります。

まず意識してもらいたいのが錫メッキが落ちたらアウトという点です。

この錫メッキが落ちると銅製品の鍋やフライパンは緑青の銅錆びが発生します。

アメリカの自由の女神は緑色をしていますが、あれも実は緑色が緑青によって発生しているとのことです。

あれが自宅の鍋にも発生するようになります。

そこでやってはいけないのはまず金属製のヘラを使って擦り洗いすることです。

これは錫メッキが落ちる原因となるとのことなので注意しましょう。

金たわしを使っての擦り洗いもやり過ぎると錫メッキが落ちる原因となるとのことですが、汚れがひどい時はある程度覚悟して使うしか無いと思います。

また、重曹は弱アルカリ性の性質がありこの弱アルカリ性の性質が銅製品との相性が最悪なので使わない方がいいです。

油汚れや焦げに対してかなりの効力があり使い勝手の重曹ですが、銅製品の掃除には使えません。

研磨作用もあるのでついつい使いたくなりますが、使ったらアウトと考えてください。

また、火をつけて油を飛ばした後はさっさと冷やしたいので冷水を浴びせたいところですが、急冷させてしまうと本体の変形に繋がってしまうので避けましょう。

銅鍋に焦げがつく原因は?


銅鍋に焦げが発生する原因は間違った使い方をすることです。

具体的にその間違った使い方についてまとめていきます。

NGの使い方は以下のとおりです。

・アルカリ性の洗剤を使う
・空焚きする
・急冷する
・フライパンなどを使わずに直接炒め物をする
・煎り物料理をする
・調理物を入れたまま放置する
・塩分や酸などが含まれた汚れを放置する
・別の金属に触れたまま放置する

こういった注意点がありこれらの行動を知ってか知らずかとり続けた場合長持ちすると言われていた銅製品であっても急激に劣化します。

間違った使い方をすると錫メッキが落ちやすくなるので、その結果焦げや錆びなどのトラブルが発生しやすくなるのでしょう。

真面目にお手入れしているはずなのに劣化が早いという方は、煎り物や炒め物に使っていたり調理物を入れたまま放置していたりしている可能性が高いので、普段どういった使い方をしているのかを今一度考えてください。

こういった行動の積み重ねによって焦げや変色が発生する確率が上がるのです。

オススメの掃除頻度は?


銅製品の鍋やフライパンは他の調理器具と一緒で使ったらそのたびに掃除するのが理想的です。

ただし、今回のような大掃除は鍋がボロボロになったタイミングで実行するものであり、一定の周期で行われるものではありません。

早い段階で焦げが発生してしまいこういった掃除をしなければいけない人もいれば、特にこういったトラブルに遭遇しなかったという人はやらなくても問題ない掃除となるのです。

銅鍋の焦げを防ぐ毎日のお手入れ方法!


銅鍋などの銅製品を日常的にお手入れする方法としてオススメなのが、食器用中性洗剤と柔らかいスポンジを使った擦り洗いです。

擦り洗いをした後はお湯で仕上げ洗いをして水気を拭き取って十分に乾かし、湿気の少ない場所に保管すれば完了となります。

多少の焦げ付きはお湯に浸して柔らかくしてから同じように柔らかいスポンジと食器用中性洗剤で擦り洗いして落としましょう。

銅鍋の焦げがどうしても落ちない時は?


銅の鍋の焦げがどうしても落とせないときは今回紹介した焼きを入れてから削るといった作業を実行するしかないでしょう。

このやり方が筆者が調べた限りでは最も焦げに対して効果があるやり方であり、これ以上を求めるのなら錫メッキを落としてしまうことを覚悟でクレンザーやヤスリなどを使うしか無いと思います。

銅製品のフライパンや鍋は他の素材の物よりも高めなので、そういった汚れが発生する前に綺麗にしておくことを強く求めます。

アルカリ性の洗剤も使えず、無理矢理削るのもアウトとなるとしつこい汚れに対して出来る事は非常に少ないので今回紹介したやり方でアウトなら無理と割り切った方がいいかもしれません。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は銅鍋についた焦げの簡単な落とし方について解説しました。

銅の鍋で焦げが発生する原因は間違った使い方によるところが大きいので、まずは使い方を理解するところからスタートしてください。

元々銅製品は長持ちするのが特徴ですので、正しい使い方をすれば多少の焦げがつくことはあってもそこまでボロボロになる事は稀です(レストランのように大量に調理するのなら別ですが)。

個人的に汚れがひどくなったときに出来る事がかなり少ないと感じたので、そうならないようにすることを強く意識する必要があると感じました。

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