換気扇の頑固な油汚れを重曹で落とす方法とポイントや注意点!

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換気扇掃除

毎日料理をする方は、キッチンの換気扇の油汚れが気になっているのではないでしょうか。

掃除しなきゃと思いつつも、頑固な油汚れをどうやって落としたらよいのかわからず、困っているかも知れませんね。

そこで今回は、換気扇の油汚れの落とし方を解説していきます。

使う洗剤は、自然由来の成分である重曹です。

重曹は人や環境に優しい成分のため、「汚れを落とす効果はあまりなさそう」に感じてしまう方も多いようですが、実は油汚れに強い特徴があります。

重曹が油汚れに効果的な理由なども、合わせてご紹介します。

換気扇の頑固な油汚れを重曹で落とす方法!

準備するもの

・ゴム手袋

・重曹

・歯ブラシ

やり方

・ゴム手袋をしてから、換気扇のフィルターやシロッコファン、その他の部品を本体から外します。

・シンクに栓をしてお湯を溜め、シロッコファンと重曹を入れて下さい。

・30分放置します。取り外しができない換気扇の本体部分の掃除は、重曹に水を加えた重曹水を作り、スプレーボトルに入れて吹きかけ、ふきんなどで拭き掃除を行って下さい。

・30分後、シロッコファンの隙間についた汚れを歯ブラシで擦って落とします。

・水でよく洗い流した後、水気をしっかり拭き、部品を元に戻して終了です。

ポイント

残った重曹の使い道が特にないという場合は、冷蔵庫の臭い取り用のケースに入れて冷蔵庫に置くと、気になる臭いを取り除くことができます。

換気扇の油汚れを落とすときの注意点は?

電源を切る

換気扇の掃除を行う時は、必ず電源を切りましょう。

電源が入ったままで作業を行うと、いきなりファンが回ったり、電気が通じていることで思わぬ事故の原因になります。

電源を切るだけではなく、念には念を入れてブレーカーを落とすとなおよいでしょう。

素材によっては使えないものがある

重曹やセスキ炭酸ソーダなど、アルカリ性の洗剤は油汚れを落とす効果が期待できますが、アルミや大理石に使うと変色する恐れがあります。

特にアルミは換気扇のフィルターやレンジフードに使われていることがあるので注意しましょう。

足元は安定した状態で作業を行う

換気扇は天井に近い部分に設置されていることが多いため、掃除を行う場合は踏み台などの上に乗って作業をすることが多くなります。

その時、足場が悪いと転倒などの怪我の原因になるため、足場は安定させるようにして下さい。

特にお風呂の換気扇の掃除の時は、浴槽のヘリに上る方が多いですが、滑りやすいので必ず安定した足場を用意して下さい。

油汚れに重曹がオススメの理由


しつこい油汚れは、業務用の強力な洗剤を使わないと汚れを落とすことができない、と考えてしまいがちです。

そのため、自然由来の成分の重曹は本当に油汚れが落ちるの?と不安になる方も多いでしょう。

油汚れに重曹がお勧めの理由は、油汚れが酸性、重曹がアルカリ性だからです。

相反する性質を持っていることで、汚れが分解されやすくなるため、油汚れには重曹がお勧めになっています。

重曹を使ってもなかなか油汚れが落ちない時は?


重曹を振りかけたり、ペーストにして汚れに貼り付けても思うように落ちないという時は、重曹水(重曹と水を合わせたもの)を沸騰するまで熱くして下さい。

重曹はそのままだとph8.2ですが、沸騰させることで炭酸ソーダに変化し、ph11.2まで上がります。

アルカリ性がより強くなることで、しつこい油汚れを落としやすくなります。

一度沸騰させたものを触れる程度まで冷ましたら、ふきんなどに含ませて汚れを拭き取るようにして下さい。

フィルターやシロッコファンが入る大きな鍋が用意できるなら、その中に入れて直接煮てもよいでしょう。

ただし、phが上がる分アルカリ性が強くなるので、素手では触れずにゴム手袋を着用して下さい。

強いアルカリ性は、皮膚のたんぱく質を溶かすので肌荒れの原因になります。

換気扇の油汚れにオススメの重曹以外のアイテム!


換気扇の油汚れを落とすのにお勧めなのは、セスキ炭酸ソーダです。

セスキ炭酸ソーダは重曹と同じ弱アルカリ性で、人や環境に優しい自然由来の成分となっていますが、セスキ炭酸ソーダの方が重曹よりもアルカリ度が高いため、より頑固な油汚れを落とすのに効果が期待できます。

また、重曹は水に溶けにくいのに対し、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすい性質を持っているので、スプレーボトルに入れて汚れに吹きかけたり、浸け置きする場合にもセスキ炭酸ソーダの方が汚れに馴染みやすいと言えます。

換気扇の油汚れを放置していると?

カビや雑菌が繁殖する

キッチンの換気扇の主な汚れは、油とホコリが混じったものになります。

さらにキッチンでは火を使うため温度が高くなりやすいことから、カビや雑菌が繁殖しやすい環境にあると言えるでしょう。

カビが繁殖すると悪臭を放つので、異臭がしやすくなります。

故障の原因になる

汚れが付着した状態でファンを回すことで、ファンは重さの分余計な動力が必要となり、負荷がかかって異音が出たり、故障の原因になることがあります。

電気代が上がる

汚れがついたままで換気扇を使っていると、ファンに負担がかかってファンを回すために、余計な動力が必要となって電気代が高くなることがあります。

また、空気の吸い込む力が弱くなることで部屋に匂いがこもりやすくなるので、いつもよりも換気扇を回す時間が長くなることも電気代アップの一因となる場合もあります。

換気扇が汚れる原因


キッチンの換気扇が汚れる主な原因は、調理中の油の飛び跳ねや食材から出る水分の飛び跳ねです。

例え油が飛び散らないように調理をしても、油は熱せられることで一度気化した後、温度が下がると液体に戻るため、レンジフードやフィルターなどに付着して、汚れとして残ります。

そこに空気中のホコリが混じって酸化すると、俗に言う、ギトギト、ベトベトの油汚れになるのです。

これに対し、お風呂やトイレの汚れはホコリとなっています。

キッチンのように油が混じることはありませんが、お風呂の場合は湿度が高いため、溜まったホコリにカビが生えやすくなります。

また、トイレの換気扇はキッチンの換気扇のように目につくわけではないので、掃除が疎かになりやすく、長期間に渡りホコリが溜まりやすくなっています。

換気扇のオススメの掃除頻度


換気扇はついている場所によって汚れ具合が違うため、掃除の頻度もそれぞれ異なります。

最も汚れやすいキッチンの換気扇は、本来は週に一回の拭き掃除、月に一回の分解掃除がよいと言われています。

しかし、分解掃除は手間がかかり、月一で行うのは正直面倒に感じてしまう方が多いのが現実です。

そこで、3ヵ月に一回程度、季節の変わり目に合わせて分解掃除を行うことをお勧めします。

キッチンの換気扇よりも汚れがつきにくいお風呂の換気扇は3~4か月に一回程度、トイレの換気扇は一年に一回の分解掃除でよいと言われています。

ただし、空気の吸い込みが悪い、異音がする、異臭がするなどがある時は、頻度に関わらず掃除を行うようにして下さい。

また、分解掃除を楽にするには、毎日こまめに掃除をすることが大事です。

クロスやふきん、ティッシュなどで汚れが軽いうちに取り除いておくと、しつこい汚れを防ぐことができます。

クリーニング業者の料金相場は?


キッチンの換気扇の掃除をクリーニング業者に依頼する場合、換気扇のタイプによって値段が変わります。

キッチンの換気扇には主に、プロペラファンタイプとレンジフードタイプの2種類があり、プロペラファンタイプの方が料金が安く7,000円程度から受けつけている業者が多いです。

一方のレンジフードタイプは、9,000円程度の料金設定をしているところもあります。

掃除料金は業者によって異なり、掃除の内容や派遣するスタッフの数などによっても変わりますが、2つのタイプを合わせた相場は13,000~15,000円ほどと言われているので、それくらいの金額を目安に業者を探してみるのがよいでしょう。

なお、都心にお住まいの場合は、掃除料金の他に別途駐車場料金を負担する場合があります。

問い合わせの際には、その点も合わせて尋ねてみるのがよいでしょう。

まとめ

弱アルカリ性の重曹は酸性の油汚れに馴染みやすく、汚れを分解して、汚れ落ちをよくする働きが期待できます。

しつこい油汚れに悩んでいる時は、重曹を使って換気扇を掃除してみましょう。

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